なかむ
朝起きると体が怠い。あぁまたか。 もうすぐ6月…梅雨の時期。この時期はいつも体が言うことを 聞かなくなる。
なかむ
きんとき
なかむ
無線機で呼ぶまでもなく、きんときが焦ったように部屋に入ってくる。 梅雨で体が怠けるのはいつものこと、察して朝早くに来てくれたんだろう。
なかむ
きんとき
きりやん
なかむ
どうやら他の仲間も色々忙しくさせてしまったようだ。 ……申し訳ないな。
なかむ
ありがとう、と一言伝えてから聞くと2人は少し気まずそうにする。
なかむ
きりやん
きんとき
なかむ
そりゃ良かったと笑う。俺が笑うと2人はやっと安心したように 肩を落とした。
なかむ
きりやん
きんとき
なかむ
きんとき
なかむ
体が少し揺れ、目がさめる。体は相変わらず怠い。
きんとき
そう言ってきんときはまだ少し曖昧で働いていない頭を撫でてくる。 揺れは、きんときが起きてベッドから起き上がったためだろう。
なかむ
きんとき
別に他に寝ている人も居ないのに小声で話しかけてくるきんときが 少し可笑しくてふふ、と笑う。
きんとき
なかむ
きんとき
一緒に行く?と言って手を差し出してくる。 勿論頷いてその手に左手を添える。
なかむ
きんとき
全く力の入らない体に鞭を打つも動きそうにない。 そう言えばきんときは足と背中をしっかり支え 赤ん坊を抱っこするように抱える。
なかむ
きんとき
優しく降ろされる…と思ったら、俺は仰向けに抱き抱えられる。 これが噂のお姫様抱っこか…。
なかむ
きんとき
なかむ
聞く耳を持たず、結局抱えられたまま広い廊下を歩いていた。
なかむ
きんとき
なかむ
やっと食堂についたはいいものの、降ろしてくれる様子はなく、 この情けない姿をきりやんに見せることになりそうだ…。
きんとき
なかむ
きりやん
きんとき
ぶるーく
しゃーくん
まぁきりやんに見られる分なら別に構わない、と思って入ったのに 中に入るとぶるーく達が帰ってきていた。
なかむ
すまいる
なかむ
ぶるーく
きんときから逃げるようにスマイルの横に行く。体は、 きんときが運んでくれたおかげで少し休めたので割と動くようになった。
きりやん
しゃーくん
なかむ
しゃーくん
食卓につき待っていると、台所の方で騒ぎ声が聞こえる。 楽しそうだなぁと聞き耳をたてると、 たまに俺の名前が聞こえてきた。
なかむ
すまいる
驚いて隣を見ると、優しく微笑むスマイルがいた。 あれ、ご飯運びに行ったのかと思ってた。
なかむ
すまいる
なかむ
すまいる
なかむ
ぶるーく
なかむ
きりやん
しゃーくん
なかむ
きんとき
ぶるーく
なかむ
今日もわちゃわちゃしながら、美味しいご飯をみんなで食べる。
この時代、いつ死ぬかも分からないし、俺なんていつまで経っても悪天候だと 悪くなる体調の所為でみんなには迷惑をかけてばかりだ。
それでも、優しく笑って許してくれるみんなが、 格好良くて、いつでも守ってくれるみんなと居れるこの時間が好きだと 毎度痛感する。
なかむ
きんとき
なかむ
きんとき
きりやん
なかむ
しゃーくん
ぶるーく
すまいる
なかむ
眠い中書いたから変でも許して…… ~fin~
コメント
2件
ありがとうございますぅぅぅぅぅ!!!! こういうのを想像してました!!!!!!