お兄さん
優
お兄さん
優
お兄さん
優
これは、僕とお兄さんが
本当の愛を学ぶ物語
1年前
母親
父親
母親
父親
母親
優
僕は小さい頃から何も出来ない子だった
勉強も
運動も
話も出来ない
のろまで鈍臭い子
そんな僕に、親もうんざりしていたんだろう
よく両親が僕の事で喧嘩しているのは知ってた
声が丸聞こえだから
僕が泣いて文句を言えば
傷ついたって正直に言えば何か変わったかもしれない
でも
母親
母親
あんな子、産まなければ良かった
優
親が部屋のドアをノックした
ご飯だと、言いに来た
僕は、食欲がないと部屋から出なかった
リビングからは、母親と
父親と、姉の笑い声が聞こえた
聞きたくなくて、僕は布団に潜った
泣き疲れたのか、僕は少し寝てしまった
1時間ぐらい経った後だろうか
リビングから、物音が聞こえた
僕は少し気になってリビングに行った
優
奥の方を見ると
母親と父親と姉が、倒れていた
優
みんなの周りには血が溜まっていて
息はして無かったと思う
僕は駆け寄った
母親の肩に触れると僕の手は血だらけになった
怖くて腰が抜けた
後ろから足音がして
振り向くと
そこには知らないお兄さんがいた
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