コメント
1件
君が鯨になるのを僕は止めなくて本当によかった。
you .
nksm .
いつも窓を見つめる君がこぼした言葉
you .
nksm .
you .
you .
nksm .
だって、魔法はみんなが憧れるもの。
君にとっての魔法は鯨ってことか
言ってたね、鯨になりたいって。
プールサイド。
水葬。
nksm .
nksm .
君はやっと鯨になれるんだよ
魔法がかかるんだよ
って言いたかった。
you .
nksm .
駄目___!
声にはならなかった。でも叫んだ。
"やっぱ鯨になって会えなくなるのは寂しい"
そんな気持ちが渦を巻いた。
ただ、栓を抜きに走る。
nksm .
一つ、栓を抜いた。
時間がかかる。
僅かだけど水位が下がる。
僕はこんなに君を愛してたのに
何で世界は君を愛してくれなかったんだろう。
でも君を愛してたのは僕だけなんだ。
この世界は薄情…
nksm .
君を愛してるのは僕だけで十分
だと思ってたけど、
やっぱり君は僕の愛だけでは不十分だね。
だから君は壊れたんだ。
君が壊れ始めるまでの日々の思い出は
かけがえの無い存在だったんだ。
だけど、
君はいなくなる。魔法がかかって、鯨になる。
栓から流れ行く水。
僕はそれを見つめてた。
nksm .
水と一緒に思い出も流れ出ていってしまう
きっとそうなんだろうな…
真夜中の水葬から時間は経つ。
丑三つ時の頃。
nksm .
僕は君を愛すから。
笑ってくれるんだ。
でも、君を愛してるのは僕だけだ。
君は鯨になったんだ
nksm .
じゃあもう居ないの?
そっと目を閉じた。
なら僕も鯨になろう と。
プールサイド。
カルキの匂いがする。
nksm .
胸が痛い。
君が鯨になるためにこうしたでしょ。
だから僕も溺れるよ。
nksm .
今、プールの水面に浮かんだ。
なんで、僕は君のように鯨になれないんだ。
空が落ちてきたみたいだな…と思った。
僕は鯨になれなかった。
だから鯨になった君が飛沫をあげてよ。
君の存在。
nksm .
違う
違う、
違う。
魔法じゃない。
nksm .
そうなんだね。
nksm .
nksm .
このプールには、僕しか居なくなった。
君が全てだった。
君が居ない
空っぽな世界になった。
君は、一晩で鯨になったんだって。
nksm .