まぜ太side 係の仕事を終え、教室に向かおうとしたとき、 何かが落ちているのを見つけた。
まぜ太
たまたま近くにいたちぐさ看守に渡すことに。 その警察手帳の持ち主はここにはいない看守のものだった。 あとはちぐさ看守に任せることに。
中庭で自由時間を過ごしていると ○○看守が来た。
○○看守
あっと
あっきぃ
○○看守
まぜ太
○○看守
○○看守が手に持っていたのは さっき俺が拾った警察手帳だった。
まぜ太
見つけました、けど、
そう話した途端、○○看守が泣き始めてしまった。 俺らは何もできず、立ち尽くしていた。 次第に○○看守の呼吸が荒くなってきてしまった。
ぷり看守
あの二人に連絡してくれ、
ちぐさ看守
そこからのことはよく覚えていない。 気がついたら教室で、知らない看守が2人立っていた。
さとみ看守
代理で看守を務めるさとみです
ななもり看守
あっと
さとみ看守
まぜ太
さとみ看守
まぜ太
ななもり看守
あっきぃ
ななもり看守
事件があって、
けちゃ
まぜ太
さとみ看守
ななもり看守
話してくれると思うよ
事件、か、。 何があったんだろう、、
さとみ看守
ゆっくり休めよ
ななもり看守
けちゃ
看守が出ていったのを確認して話しかける
まぜ太
あっと
まぜ太
あっきぃ
あっと
けちゃ
まぜ太
あの警察手帳に入ってた写真、
さっき見かけたんだよね
あっきぃ
まぜ太
写真と花が手向けられてた
あっと
まぜ太
けちゃ
あっきぃ
その日はよく眠れなかった。
翌朝、ぷり看守の声で目を覚ます。
まぜ太
ぷり看守
あっきぃ
あっと
ななもり看守、
さとみ看守
ぷり看守
ありがとうございます
ななもり看守
ぷり看守
ちぐさ看守
まぜ太
けちゃ
あっきぃ
あっと
ぷり看守
やっぱ看守にはお見通しだ
ぷり看守
ぷり看守
俺らはとりあえず席につく。 教壇に立っているぷり看守。 俺たちと同じように座っているちぐさ看守。 さとみ看守とななもり看守はドアのところにたっている
ぷり看守
ここに来た時にも話したが、
○○看守は俺の先輩だ。
ぷり看守
色々教えてくれたのが
○○看守だった。
ぷり看守
さとみ看守とななもり看守は
○○看守の同期。
つまり2人も俺の先輩だ。
ぷり看守
割と大きな刑務所だった。
囚人は何十人もいて、
看守もそれなりに人がいた。
ぷり看守
看守長を務めていたのが
○○看守のお兄さん、
□□看守だった。
ぷり看守
でもその分、
優しさと愛をくれた。
ぷり看守
真夜中に脱獄しようと
壁を登ろうとした
囚人がいたんだ。
ぷり看守
囚人を捕まえようとした。
でもそれを○○看守は止めた。
”登って落ちたらお兄ちゃんが
死んじゃうよ”と。
でもそれに□□看守は怒った。
”甘ったれるな”と。
□□看守は責務を
全うしようとしたんだ。
ぷり看守
落ちて亡くなってしまったんだ。
ぷり看守
□□看守の物だ。
ぷり看守
手帳だけないと探していた。
まぜ太
写真と共に花が
手向けられているの、
ぷり看守
それでフラッシュバックを
起こすようになって
辞めざるを得なかったんだ。
さとみ看守
帰ってきたって連絡きたから
ななもり看守
○○看守
ぷり看守
○○看守
戻ってくれって頼まれたの
酷くない?(笑)
○○看守が笑った。 ふわっと優しくて可愛い笑顔。 全員突然のその笑顔に驚いている。
○○看守
さとみ看守
○○看守
ななもり看守
○○看守
○○看守のことを知れた日。 この日から少し、○○看守が優しくなったような、 そんな気がする。