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アンプ刑務所

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アンプ刑務所

5 - 第4話

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2025年05月03日

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まぜ太side 係の仕事を終え、教室に向かおうとしたとき、 何かが落ちているのを見つけた。

まぜ太

、、警察手帳?

たまたま近くにいたちぐさ看守に渡すことに。 その警察手帳の持ち主はここにはいない看守のものだった。 あとはちぐさ看守に任せることに。

中庭で自由時間を過ごしていると ○○看守が来た。

○○看守

自由時間中、失礼

あっと

お疲れ様です

あっきぃ

お疲れ様です!

○○看守

まぜ太くん

まぜ太

はい

○○看守

これどこで拾った?

○○看守が手に持っていたのは さっき俺が拾った警察手帳だった。

まぜ太

焼却炉の横の通路で
見つけました、けど、

そう話した途端、○○看守が泣き始めてしまった。 俺らは何もできず、立ち尽くしていた。 次第に○○看守の呼吸が荒くなってきてしまった。

ぷり看守

ちぐ看守、
あの二人に連絡してくれ、

ちぐさ看守

はい!

そこからのことはよく覚えていない。 気がついたら教室で、知らない看守が2人立っていた。

さとみ看守

しばらくの間、
代理で看守を務めるさとみです

ななもり看守

ななもりです

あっと

よろしくお願いします、

さとみ看守

次は〜、ご飯の時間か

まぜ太

あ、あの、

さとみ看守

なんだ

まぜ太

○○看守は、、

ななもり看守

、、、フラッシュバックかな

あっきぃ

フラッシュバック、?

ななもり看守

うん、昔ちょっとした
事件があって、

けちゃ

事件、、

まぜ太

その、事件っていうのは、、

さとみ看守

それは俺らからは話せない

ななもり看守

多分帰ってきたら
話してくれると思うよ

事件、か、。 何があったんだろう、、

さとみ看守

さて、就寝の時間だ
ゆっくり休めよ

ななもり看守

おやすみ

けちゃ

おやすみなさい

看守が出ていったのを確認して話しかける

まぜ太

なぁ、

あっと

ん?どうした?

まぜ太

なんか俺、複雑な気持ち、

あっきぃ

うん、俺も、

あっと

分からなくもないな、

けちゃ

僕も、

まぜ太

俺さ、
あの警察手帳に入ってた写真、
さっき見かけたんだよね

あっきぃ

え、どこで?

まぜ太

体育館の裏の壁のとこ
写真と花が手向けられてた

あっと

亡くなったってこと、?

まぜ太

多分、

けちゃ

その事が関係あるのかな、

あっきぃ

かもね、、

その日はよく眠れなかった。

翌朝、ぷり看守の声で目を覚ます。

まぜ太

おはようございます、

ぷり看守

昨日はすまなかった

あっきぃ

全然

あっと

あれ、さとみ看守と
ななもり看守、

さとみ看守

俺たちもう少しいることにした

ぷり看守

すみません、
ありがとうございます

ななもり看守

困ったときはお互い様でしょ?

ぷり看守

はい、

ちぐさ看守

みんななんか元気ないね?

まぜ太

なんかあんま寝れなくて、

けちゃ

僕もです、

あっきぃ

俺も

あっと

俺もです

ぷり看守

、○○看守のことで、か?

やっぱ看守にはお見通しだ

ぷり看守

今日はとりあえず教室に向かう

ぷり看守

話が長くなるから座っていいぞ

俺らはとりあえず席につく。 教壇に立っているぷり看守。 俺たちと同じように座っているちぐさ看守。 さとみ看守とななもり看守はドアのところにたっている

ぷり看守

まぁ、○○看守が
ここに来た時にも話したが、
○○看守は俺の先輩だ。

ぷり看守

俺が新人のときに
色々教えてくれたのが
○○看守だった。

ぷり看守

そして、
さとみ看守とななもり看守は
○○看守の同期。
つまり2人も俺の先輩だ。

ぷり看守

俺が新人の時はこの刑務所は
割と大きな刑務所だった。
囚人は何十人もいて、
看守もそれなりに人がいた。

ぷり看守

当時のこの刑務所の
看守長を務めていたのが
○○看守のお兄さん、
□□看守だった。

ぷり看守

とても厳しい人だった。
でもその分、
優しさと愛をくれた。

ぷり看守

でもそんなある日、
真夜中に脱獄しようと
壁を登ろうとした
囚人がいたんだ。

ぷり看守

□□看守は登って
囚人を捕まえようとした。
でもそれを○○看守は止めた。
”登って落ちたらお兄ちゃんが
死んじゃうよ”と。
でもそれに□□看守は怒った。
”甘ったれるな”と。
□□看守は責務を
全うしようとしたんだ。

ぷり看守

でも□□看守は手を滑らせ、
落ちて亡くなってしまったんだ。

ぷり看守

まぜ太が拾った警察手帳は
□□看守の物だ。

ぷり看守

○○看守はずっと
手帳だけないと探していた。

まぜ太

俺、見たんです、
写真と共に花が
手向けられているの、

ぷり看守

そこで亡くなったんだ、
それでフラッシュバックを
起こすようになって
辞めざるを得なかったんだ。

さとみ看守

俺、びっくりした。
帰ってきたって連絡きたから

ななもり看守

俺も正直びっくりした

○○看守

頼まれたからね

ぷり看守

○○看守!

○○看守

辞めたのにさ、
戻ってくれって頼まれたの
酷くない?(笑)

○○看守が笑った。 ふわっと優しくて可愛い笑顔。 全員突然のその笑顔に驚いている。

○○看守

え、なに、?

さとみ看守

そんな顔で笑うんだな、

○○看守

、!!、、別に、、

ななもり看守

笑った方が可愛いじゃん

○○看守

うるさい、、

○○看守のことを知れた日。 この日から少し、○○看守が優しくなったような、 そんな気がする。

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