俺と横原先輩

俺と横原先輩

第3話

影山拓也

飛部高校1年生 サッカー部1年のリーダー 基先輩に誘われて生徒会に入った

横原悠毅

飛部高校2年生 野球部 基の友達で、 生徒会の仕事をよく手伝いにくる

基俊介

飛部高校2年生 生徒会長 影山は中学の後輩

椿泰我

飛部高校1年生 ダンス部 兼 写真同好会 影山の親友で、 生徒会の仕事を手伝ってくれる

最近はなんだかんだで 4人で集まることが多くなった

今日は比較的軽い作業だから みんなで雑談しながら進める

コンコン

その時扉を叩く音がした

そう言って横原先輩は行ってしまった

作業を終え、俺たちはそのまま家に帰った

時計は午前2時をさしていた

さっきから 目をつぶっては起きてを繰り返している

ふと頭に横原先輩の姿が浮かんだ

なぜかそんな事を考えてしまう

横原先輩のことを考えると余計に寝れなくなりそうだった

そう言い聞かせて俺は眠りについた

昨日の夜に先輩のことを考えてしまったからか、なんとなく気まづい……

無言の時間が続く

何モヤモヤしてんだ俺

昨日の夜考えてしまったことが ずっと心の中に残ってしまっていた

考えるよりも先に口が動いた

ここまで来たら聞いてしまえ！

俺は少しほっとした

数日後

送られてきたのは、旅行先で撮ったであろう写真たち

そこには横原先輩の姿もあって

かっこいい

そう思うと同時に またモヤモヤしてしまう……

写真を見ると 横原先輩が女子と2人っきりで映っていた

その写真にうつる横原先輩は すごく良い表情をしていた

俺のモヤモヤはどんどん募るばかりだった