運命な俺ら

ご本人様には関係ありません 青水 地雷の方はお引き取りください

尋常じゃない腰の痛みで最悪の朝を迎える

なんだかぼんやりする頭で何があったかを思い出す

あ、そっか

ヒートになったからいふくんに連絡して、

中々帰ってこなかったからいふくんの部屋で巣作りして、

それで………

…何があったんだっけ？

思い出した

思い出してしまった

ヒート中だから優しくしてくれるかもしれないっていう希望が崩れたんだった

ごちゃごちゃ考えていると突然後ろからぐっと引っ張られて腰の痛みの原因に抱きしめられる

素肌から熱が伝わってきてお互い服を着ていないことに気づいた

彼の方に向き直りほっぺをぎゅっと両手で包む

よくもまあ恥ずかしいことをつらつらと…

てかさっき思い出した時のいふくんドS全開じゃなかった？

スイッチ入ったときが怖いんだけど

優しい眼差しに射止められて一瞬たじろぐ

満たされたかと聞かれれば満たされたのが事実

自分の奥の奥まで彼でいっぱいになった感覚も残っている

だがそれを口に出せるかと言われれば答えはノーだし

だけど言わなかったら何かしらの仕打ちが待っていそうで怖いし

頭をフル回転させてコンマ2秒のうちに僕が導き出した答えがこれだった

彼の反応はというと……？

喋らずになんか感極まってる〜！

え、なんで？

僕からしたら意味わかんないんですけど！？(逆ギレ)

沈黙に耐えきれなくて口を開く

無理だって！！

数日前からヤられっぱなしなんですけど！？

腰痛いよぉ……

無理死ぬ、なんも準備してない…無理無理無理死ぬ

やばい無理、死んだわ。(いつかのないちゃん憑依)(伝われ)

かわいいことっていうか感想聞かれたから言っただけなんですけど！？(本日2度目の逆ギレ)

あーもういふくん僕のこと押し倒してるし……

しょーがないなぁ

ぼそりと呟けば聞き逃さなかった彼はにんまりと笑った

関西弁まじりの甘い言葉を囁かれてしまえば、あとは全て彼に委ねるしかなかった

次起きた時にはせめて服を着ていることを願って