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いらっしゃいませ〜 足を運んでくださりありがとうございます
それでは本日のおすすめの本の 注意書きをご覧下さい
✿.•¨•.¸¸.•¨•.¸¸❀✿❀.•¨•.¸¸.•¨•.✿ irxs様とは関係ありません nmmn注意 年齢変更あります この物語は人外 主従 命令 敬語要素を含みます 白年下 桃年上 ペアは白桃(攻め受けごちゃごちゃ)です 苦手な人 地雷な方は自衛をお願いします またnmmnという言葉を知らない方は 調べてからの閲覧をおすすめします nmmnのルールは守りましょう。 ✿.•¨•.¸¸.•¨•.¸¸❀✿❀.•¨•.¸¸.•¨✿.•¨•.¸¸.•¨•.¸✿❀.•¨
それでは行ってらっしゃいませ
「…様」
同居人にはそう呼ばれている
何故様呼びなのかは一旦置いて、 うちの同居人の紹介をしようか
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同居人に挨拶をし終えた、ソファに 座り髪を撫でる
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冷たく無機質な声で僕に近づき、衣服のボタンに手をかける
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同居人は未知の質問になるとこうやって黙って考え込む時がある
考えるのにあまり時間はかからないが 特にこれといった返事が返ってきた試しはない
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きっと説明しても理解しないだろうと 説明の代わりにソファを軽く叩いた
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状況を良く分かっておらず黙りきった同居人を無視し、膝の上に頭を乗せた
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先程まで落ち着いていた声音も 僕の一言で揺らいでしまう
怒られると思ったのか何か言う前に、 床に跪いていた
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自席に付き、食事の挨拶を終えてから、食事に橋を伸ばす
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涙目になりつつも彼の作った食事を口に運び、水を飲むを繰り返した
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僕を見て呆れたのか、向かい合わせに座っていた彼が隣に腰掛けた
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食事を飲み込み、雛のように口を開け 食べさせられた食事を咀嚼する
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お礼を言っても彼は、表情を変えずに 言葉を返す
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自分の容姿をもう少し見て欲しいけど 言葉を無理矢理飲み込んだ
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同居して数年経っても彼は、僕の目の前で着替えをする
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同じ服を着ているのに、彼の方が普段着ない系統なのに凄く似合っていた
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表情を変えずに「可愛い」と言われて 簡単に頬が赤く色付く
赤くなった顔を見られたくなくて 彼の腕を引いた
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綺麗で可愛い犬っぽい顔で迫られると 何度見ても照れてしまう
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ペットボトルに口を付け、水を一口飲んだ後、足音を鳴らさないように玄関に向かった
彼は足音を殺してこちらに近付き、 肩をトンっと優しく叩いた。
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モフモフと髪に触れ、悪戯っ子なりの 笑みを浮かべる。
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柔らかくない髪に触れて何が楽しいのだろうか。
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初兎様からのお古の靴を履き、玄関の扉を開けた
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腕を絡め、年下らしくはしゃぎながら 彼の腕を引っ張った
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慣れない電車に乗り、彼の腕を引きながら向かうべきホームを目指す
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頑なに座ることを嫌がりながらも隣に座り、ぼんやりと窓の外を眺めていた
顔を覗き込んでも彼は驚かずに こちらに視線を向ける
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こてんと彼に寄りかかり体重を預け、瞼を閉じる
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胸を張って張り切る彼を見てほっとしたのか瞼が自然と下がる
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降りる駅に着いた為主人の肩を揺すり、優しく起こした。
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何回か無言で肩を揺すっても起きる気配がない。
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涎を垂らし、大人しく眠っている主人を抱き上げた。
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ぶつぶつと寝言を零しながら眠る 主人は可愛らしい
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目を開け直ぐに綺麗に整った顔が見えると、反射的に名前を呼ぶ
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駅から近いこともあって他のフロアからは楽しそうな歌声が聞こえる
騒がしい中、彼は水や毛布を掛けて 起きるまでずっと待っていた
重たかっただろうと言っても 彼は重たくなかったと口にする
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曲リストから歌いたい曲を選択し、 歌えるか確認した
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流れるインストを良く聞き、パートを間違えないように曲に感情を乗せて歌う
歌詞の意味や人物の気持ちを考えながら 言葉を口ずさむ
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感情的に歌詞を考察し歌う僕とは 対処的に彼の歌い方は無機質だ
感情も、声音も地声と大差ない歌声 感情を乗せずに淡々と歌う姿
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表情を動かさずにこちらを煽る強気な歌い方も主人を煽る性格も
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挑発に簡単に乗り、声を張り上げる僕を見ると満足気にマイクをテーブルに置いた
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ラップバトルも仕掛けてみたがこてんぱんにやられました
ボカロ以外も歌えるとか、ずるくね? 普段音楽聴かへんとか言っとったやん
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濁した回答をした後、服を手に取り 試着してくださいと背中を押された
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カーテンを開け、試着した服を彼に見せサイズやデザインを確認する
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無機質な手が肩に触れ、耳に唇がそっと当たる
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踏み込んで欲しくなさそうに拒絶の意味を込め、言葉を紡ぐ
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従者の服を主人が見繕うのが異例。
上手く交わして主人の服だけを選べば良いと思ったが、主人は選びたそうに瞳を向けられ断られなかった。
結局選ばせるだけ選ばせれば良いかと思い主人を待つことに。
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手を振りながら嬉しそうに駆け寄る姿は可愛らしい。
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麻生地に服の袖 裾にフリルの着いた ドレスワンピースを見せてきた。
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次に見せてきたのは生地に光沢があるシルクのトップスとエンボス加工が綺麗なズボン。
先程の服よりも落ち着きがあって イメージにはあっている。
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聞かなくても分かることを心配で何度も聞いてくる主人が愛おしい。
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服の支払いを済ませ、時計を気にしている主人に声をかけた。
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主人に手を引かれ、普段通りに隣を歩く。
声音はいつもより低く、表情が暗い。
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雰囲気が違う主人がこちらを振り返り 手を強く握る。
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従者に荷物を預け、抹茶を購入し落とさない内に、従者に手渡した
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暖かい風が吹いている中、温度に弱い従者に器に手を添えて飲むことを伝え菓子を頬張る
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皿に乗った菓子を手に取り、不思議がる従者の口元に差し出す
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恥ずかしそうに目を細める、従者の珍しい表情に目を見張る
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恥ずかしがる従者を可愛いと思いつつ 食べさせるのを続ける
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何度かフォークを差し出すと、渋々食べる姿を従者には虐めがいがある
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和菓子の美味しさに頬が緩む
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頬に付いた菓子を手で取ろうとする従者の手首を掴んだ
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頬に従者の冷たい舌が触れると擽ったくて頬が緩む
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指に付いた砂糖を舐め、そろそろ終わりかなと思っても従者は指を離さない
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虐められて拗ねているのか指を咥え、苦しそうに悶える声音が鼓膜に響く
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肩を掴むと正気に戻ったのか瞳を何度か動かしピントを合わせる
指に付着した唾液をハンカチで拭い、 主人の前に跪く
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急に言われても罰のレパートリーは すぐには思いつかない
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呆れながらも従者は呆れずに僕の手を引き、肩を合わせて隣を歩く
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従者の髪を撫で手を離そうとすると従者が珍しく甘えてきた
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満足した従者は、ふらっとした足取りで寝室荷姿を消した
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食事を作り終えた後、就寝している 従者の様子を見る為に寝室に足を踏み入れた
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寝起き頭を撫で、従者の表情を見る為にベットに腰掛ける
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部屋の中では彼は、僕が居ないと駄目な従者になってしまう
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子が親を呼ぶように何度も何度も名前を呼び頬を擦り付ける
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隣に寝転がると彼は手を握り眠たそうにしながらも抱き着いてきた
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身長抑制剤を飲み、彼の身長を抜かさないように気をつけてはいるが伸びる可能性は十分にある
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頬に唇が当たる感覚も、彼に迫られるのも嬉しくて身を委ねる
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髪が乱れないように頭を撫で、髪に口付ける
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従者としては百点満点の回答をし、 ベットから抜け出そうとする
用が済んだら次の行動に移す、決まった行動をしてばかりの従者
従者が触るだけで幸せでも、主人は 触るだけでは満足しない
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自分から甘えるのは初めてで凄く恥ずかしい
彼の胸に顔を埋め、弱々しい声で言葉を紡ぐ
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火照った頬を心配そうに見つめる彼に唇を重ね、お互いの舌を絡める
こうでもしないと無知な彼は分からず どうしたら良いかと固まってしまう
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注意をしつつも目を逸らし、恥ずかしいそうに目を細める彼を見るのは初めてだった
声音から驚きが隠せず、彼の名前を呼ぼうとすると口元を手で覆われてしまった
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感情なんて全部抜け落ちてると思ってた
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怒った表情で頬に触れたかと思うと 軽く口付けられた
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冷たく固い体に触れ、満面の笑みを浮かべる
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たとえ彼と感情を共感出来なくても 僕はないちゃんを選ぶ
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選んだら後悔すると言いつつも 彼は僕の気持ちを拒絶しない
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言ってて悲しい
許されるやらずっと彼の傍に居りたいよ
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抱き着くと彼特有の芳しいスターチスの匂いが香る
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低く冷たい声音は、僕の名前を切なげに呼ぶ
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抱き着いて、彼の言葉を最後まで言わせずに遮った
最愛の従者から言われたくなかった
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珍しく声を荒らげる主人をどう宥めたら良いか分からず戸惑う彼
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貴方はまだ若いのに若い内に伴侶として従者を選ぶのは可笑しいと彼は拒絶する
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彼より素直で可愛らしく魅力的だと思う婚約相手も居た
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抱き着かれながらも彼は主人の事を思って恋愛を応援すると口にする
応援…か、…
大好きな彼に嫌だと言って引き留めて欲しかった…
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寝返りを打ち、彼と距離を取って 枕を抱き締める
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服の裾を掴みながら彼は、背中越しに言葉を紡ぐ
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敬愛の視線で大きく冷たい手が宥める意味を込めて僕の背中を撫でる
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頬に添えた手は彼の涙で濡れてしまう、 感情を持っていない癖に彼は涙を零す
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泣いて機械音を鳴らす彼の無機質な声
愛撫をすると恥ずかしがる彼の上擦った声音
彼が奏でる音は僕の耳に優しく入り込まま
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壊れかけで苦しく呻く声は、僕を捉えると嬉しそうに微笑む
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首筋に吸い付く彼の頭を撫で、 はぁと溜息を吐く
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主人と従者
人間とアンドロイド
壊れたら恋でも僕は彼だから好きになった
君はスターチスの花言葉を知っているかな?
知らない子に言っておくとスターチスの花言葉は、「永久不変」
永久不変ってことはね…
“自分“を“人間だと思い込んでいる “アンドロイドの気持ちも変わらないってこと
さっきの言葉の訂正だけど、 本当は、
アンドロイドと人間だと思い込んでいる哀れなアンドロイド
その事実は“永久不変“だ。
𝑒𝑛𝑑
最後まで見て下さりありがとうございました