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『影人間』
それは、架空の人種
誰もがそう思っていた
だが、
私達は
『影人間』だ
ちゃんと存在している
大昔
影人間は、金を稼げないため
盗みを繰り返した
気づいた時は、遅かった
村中が
影人間は「悪」
影人間はただの「獣」
影人間は「人間」じゃない
影人間を
影人間を
影人間を
殺せ
こんな話で
溢れていた
それからというもの
影人間狩り
というものが、始まった
影人間は、人間に化けた
影人間が、人間そっくりに
化けるものだから、
人間達は、何か見分ける方法を探した
そして、やっと見つけた
影人間の目元の化粧は
吹いても吹いても
取れやしない
ということ
影人間はその事実を
上手く隠しながら
その場を凌いだ
だが、
影人間は、殺されなくとも
自分の正体を知られると
3日以内に死に至る
影人間は
右目を隠して
自分の力を制御する
中には、隠さないものも居たが
そいつは、自分の力を制御できる
…程の力の持ち主
何100年かたち、
影人間狩りは、幕を閉じた
影人間は絶滅した
人間達は、そう思っていた
100年間ほど人間に化け
上手くその場を凌いだ
たった6匹の影人間
その6匹は
200年間以上生きていたわけだから
とてつもなく、強かった
影人間には、階級がある
6級 一般人と同等の強さ
ただの人間なみ
5級 バットがあれば、安心
ツノなし
4級 拳銃があれば、大丈夫
ツノ1本
3級 金属バット10人がかりで行けば
同等
小さなツノ2本
2級 戦車があれば、安心
ツノ2本
1級 戦車10で挑んでも不安
ツノ6本
このようなものだ
そして、生き延びた6匹の影人間は
3級から1級の影人間達だ
その1匹、
それが、
この物語の
主人公だ
恡(リン)
恡(リン)