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通り過ぎる部屋から 卑猥な音が聞こえてくる。

自分自身で行く、と言ったが こんな場面に直面しそうで、 足取りが重くなる。

だからといって、 「やっぱお願いします、」 なんて言えるわけない。

紅鷹

こちらの部屋になります。

lrn

…。

深く息を吸って引き戸に声を掛ける。

lrn

…もってきたよ、

ガラガラっと引き戸が開いて、 アイツがいる。

mod

お、サンキュー!

???

えー、誰〜?

そこには着物姿のアイツと、 綺麗な着物を着た花魁がいた。

片手には盃。

心配していたことは起こらなかった。

mod

知り合い。

mod

届けてもらったんだ、荷物。

???

えー、やさし〜

lrn

mod

この子「夢咲」って言うんだ、

mod

俺の本指名。

mod

可愛いだろ?

lrn

…あ、そうだな。

紅鷹 とは逆でギラギラした感じの子。

mod

ありがとな、じゃ!

mod

俺はこの後も楽しむからよ。

lrn

好きにしろ

そそくさと部屋を後にする。

中庭に目をやるが、 実際の、そんなにまだ暗くはない。

明るいうちから何やってんだが…

lrn

ありがとうござした。

紅鷹

いえ、届けられたのなら何よりです。

lrn

…その、服って着物なんですね、

紅鷹

…仕事着なので…

なんとも言えない時間が流れる。 正直気まずい。 もう帰ろうか、

???

あっ!おにいちゃんだ!

そんな沈黙を破るように 番台の奥からトテトテと走ってきた。

ゆり

おにいちゃん!

lrn

こないだの嬢ちゃんか、

lrn

こんにちは。

ゆり

こんにちは!

ゆり

あのね、あのね、わたし、

ゆり

おねがいごとあって、

そう言い、耳元でゴニョゴニョと言う。

ゆり

 あのね、
こんど べにだか ね、
おたんじょうびなの!

ゆり

 だからね、
こっそりぷれぜんとかいたいの。

ゆり

 けどね、 たかじい はね
みせばんあるの。

ゆり

 わたし、ほかにともだちいないの、

ゆり

 だからおにいちゃん、
いっしょにいってくれない?

なんとも可愛らしいお願いだった。

かがみ込み、 ゆり の耳元で言う。

lrn

 そうなんだ、

lrn

 わかった、いいよ。

lrn

今度の日曜日でいい?

ゆり はニッコリ笑って言った。

ゆり

うん!ありがとう!

その姿を不思議そうに見て言った。

紅鷹

…何話していたの?

ゆり

んふふ!ないしょ!

ゆり

ねー、おにいちゃん!

lrn

ねー!

すると、もっと不思議そうな顔をした。

紅鷹

お客様に失礼なこと
言ってなければいいのだけど…

そんな少し不安そうな瞳は綺麗だった。 …

√深裏

√深裏はホラー系無理なんですけども…

√深裏

なんか公式様(?)のおすすめで
ホラーばっか出てくるんですよ…

√深裏

あとR18とか…

√深裏

この作品はR18にはしない予定です、

√深裏

期待してた方ごめんなさい(_ _;)

√深裏

何ってそればかりは
書くのが苦手なもんで…

√深裏

お許しを!

花魁じゃない女に。

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