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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

@すず【主】

どうも、@すずです。

@すず【主】

第二話です。

凛華

ねぇ主ちゃん、最近学校どうなの?

@すず【主】

写真部とバスケ部の掛け持ちしてるよ。

@すず【主】

写真部の活動が週に2回しかないから、自分の好きなバスケやろうかなぁって思ってさ。

凛華

今度私と勝負ね。

@すず【主】

負け試合じゃねぇか。

@すず【主】

ていうか、なんで急に出てきたの?

凛華

だって、前回の最後にシャオちゃん出てたから。

凛華

私も出てみようかなぁって思って。

@すず【主】

もっと出番が欲しいって事?

凛華

私この物語の主人公だから別に出番に困ってはないよ。

凛華

ただ出たかったってだけ。

@すず【主】

あぁ...出たがりって事ね?

凛華

ふふっ、後で覚悟しといてね。

@すず【主】

あ...は~い。

@すず【主】

それでは改めて、第二話です。

@すず【主】

途中で追加キャラも出てきます。

鬱先生

生徒会、興味ない?

【前回のあらすじ】 突然生徒会に誘われました。

凛華

この学校の...生徒会?

トントン

この学校の生徒会結構上下関係えぐいけどな...でも、まぁ凛ちゃんなら大丈夫か。

コネシマ

まぁいざとなったら俺らがおるからな!

ゾム

まぁ主に権力持ってるんは俺とトントンやな。

鬱先生

権力は権力でも、生徒会の中で自分がどれだけ成果を出してるかの力量によって権力の強さが関わってくるんやで。

凛華

えぇ...何、この学校そんなに上下関係凄いの...?

トントン

まぁそれなりに...ってか、結構あれやな。

トントン

なぁゾム...。

ゾム

...特にグル...いや、なんもない。

???

...今誰か、呼んだだろう?

ゾム

...げっ、グルッペン。

グルッペン

げっ、とはなんだゾム。

グルッペン

...おや、君は朝案内した転校生くんだね?

凛華

あ、はい。

グルッペン

これも何かの縁だ、挨拶だけでもしておこうじゃないか。

グルッペン

私は3年生のグルッペンだ、生徒会長を務めている。

凛華

...独裁主義ですか?

トントン

馬鹿ッ、そんな事言ったら...。

グルッペン

おや、君はもしかして政治に興味があるのかい?

グルッペン

私は独裁政治に興味があってね。

凛華

...○○(独自の知識)って人、分かります?

グルッペン

...生憎、知り得ないな。

凛華

単なる独裁者、ではないんですが...。

凛華

反対派のみを独裁した人なんですよ。

グルッペン

ほぉ...成程、また一つ知識が増えた。

グルッペン

君には感謝する。

凛華

あぁ...それはどうも。

グルッペン

...鬱、生徒会の件は話したか?

鬱先生

まだ興味までしか聞いてへん。

グルッペン

そうか...君、今までの成績は?

凛華

成績...ですか。

凛華

話すと少し長くなりますが...それでもいいですか?

グルッペン

あぁ、今日は授業がないからな。

鬱先生

え、今日授業ないん?

トントン

お前知らんのか、今日生徒会見学と部活見学だけやぞ?

鬱先生

...知らんかった。

コネシマ

お前って時々アホやな。

鬱先生

シッマにガチトーンで言われるなんて...泣くわ。

凛華

じゃあ話しますね...。

凛華

...私の過去も、交えて。

先生

寺崎さん、今回も学年一位ね。

凛華

はい...ありがとうございます。

私がいた深繰中学校には、 学年一位の人に賞状を渡す習慣があった。

先生

また全教科百点...本当に凄いわね。

凛華

...私なんて、全然凄くないですよ。

凛華

自分で努力しようとしてる人の方が、よっぽど...。

先生

...謙遜する癖も、社会に出る上で大事よね。

私は今までの人生の中で、 自分の弱音を伝えたことがなかった。

というよりは、ただ皆を 心配させたくなかったからかもしれない。

凛華

賞状...これで15枚か。

凛華

あははっ...全部獲っちゃったよ...。

凛華

こんなの獲っても、意味ないのに...。

そう言って私は携帯を持って、 屋上まで走って向かう。

凛華

...。

携帯の電源を点けて、 親からのメッセージ通知をタップする。

凛華

...う...ぐっ...。

こんな惨めな人生が、嫌だった。

投げ出したくなるくらいに、辛かった。

私は頑張ってるって、認められたい。

もっとちゃんと、可愛がられたい。

なのに私は、普通の人とは違う扱い。

凛華

っ...ふえぇぇん...。

屋上でただ一人、泣いていた。

中学校最後のテストで学年一位を取り、 15枚目の賞状を貰って。

膝から崩れて、泣いた。

何度も何度も、床に拳を叩きつけた。

手から血が出るほどに、叩きつけた。

私の望んだ人生は、こんなのじゃない。

もっとお母さんやお父さんに大切にされて、 強制される事なく自分で努力してやれて、 もっと人に甘えられるような人生。

そんな人生を、望んでいた。

でも、たかが望みだった。

望んでいても、結局無駄だった。

私は成績優秀で、運動もできる。

それだからこそ、辛い人生を歩む。

そういう運命だったのかもしれない。

凛華

もう...こんなの、嫌ぁっ...。

弱音を吐く時は、決まって一人の時だけだ。

そうでもしないと、他の人にばれてしまう。

いつも健気で元気な私が、 実は寂しがりで弱虫な子だって事が。

凛華

...ていう感じですかね。

グルッペン

...何から、言えばいいか...。

鬱先生

結構話重かったな...。

トントン

そんな...辛い事あったんか...。

凛華

まぁ、正直もう慣れたよ?

コネシマ

...いや、嘘やな。

凛華

...え?

コネシマ

俺は分かんねん、同じ立場やったからな。

シャオロン

お前、凛華の何知ってそんな事...。

コネシマ

まだ、怖いんやろ。

凛華

...。

コネシマ

愛される為に、普通の自分を隠してる。

コネシマ

本当のお前やったら、話してる途中に涙の一滴が流れてもおかしくないはずやで。

コネシマ

あの時見せてくれたお前の本性を、知っとるからな。

凛華

...あ...ぅ...。

コネシマ

...一応言うとくけど、俺はお前の敵になるつもりはないで。

コネシマ

俺はいつだって味方やし、ここにいる皆全員が味方や。

コネシマ

ここでは...本性出しても、ええんちゃうか?

凛華

...ううん、大丈夫だよ。

凛華

ありがとね、心配してくれて。

─────耐えろ。

凛華

とりあえず、生徒会に関しては入るよ。

トントン

お、おう...そっか。

グルッペン

...入会、感謝するぞ。

グルッペン

...その...なんだ。

トントン

...言葉見つからんのはよう分かる。

凛華

じゃ、部活見学行ってくるね。

鬱先生

ん...一人で行くん?

凛華

うん、まぁどうせ入るのはバスケ部だけどね。

ゾム

...うちのバスケ部、男女混合やで。

凛華

...大丈夫だよ、中学校のバスケ部も男女混合だったから。

ゾム

じゃあ大丈夫か...。

凛華

それじゃ、また後でね。

──────まだ、耐えろ。

コネシマ

...。

鬱先生

...シッマ、大丈夫か?

コネシマ

...。

鬱先生

...おい、シッマ?

コネシマ

...あぁ、ごめん悪い。

鬱先生

どないしてんお前、さっきからなんかおかしいで?

コネシマ

...いや、なんもないで。

凛華

...。

教室を出て、屋上まで歩く。

凛華

...。

感情が、一気に出る。

凛華

...ずるいよ、コネちゃん...。

凛華

そんなの言われたら私...耐えれないじゃんか...。

涙が、一滴ずつ流れてくる。

凛華

本当、馬鹿だなぁ...私。

凛華

いっつも素直になれなくて、意地っ張りだし...。

凛華

もう...私...駄目だな...。

涙が、止まらない。

凛華

うぐっ...うぅ...。

凛華

コネちゃん...ごめんね...。

携帯をぎゅっと握りしめて、泣く。

凛華

...!

後ろに振り向くと、コネちゃんがいた。

コネシマ

はぁ...お前ってやつは、本当に無理しかしねぇな。

コネシマ

そういうとこ、嫌いや。

凛華

...コネ、ちゃん...。

コネシマ

...はぁ、ここには俺とお前しかおらん。

コネシマ

好きなだけ泣けよ、凛。

凛華

...うぅっ...。

コネシマ

本当、俺と一緒におる時だけ素直なんやな。

コネシマ

俺からしたら普通に意味分からんのやけど...。

凛華

...だって、コネちゃんの事...。

・・・。

凛華

...ごめん、何でもない...。

コネシマ

何やねん、言わんのかい。

凛華

うん...まだ、言わない。

コネシマ

まだ、ねぇ...俺、今聞きたかってんけどなぁ。

凛華

え~...今、本当に聞きたいの...?

コネシマ

おん、聞きたい。

凛華

...じゃあさ、今日から一緒に住ませてよ。

コネシマ

...俺らのシェアハウスに?

凛華

そうしてくれたら、聞かせてあげる。

コネシマ

俺とか大先生、トントン、ゾム、シャオロンは別にええと思うけど...他の奴らがなんて言うか...。

凛華

まぁ無理だったら別にいいし...ね。

コネシマ

...分かった、説得してみるわ。

凛華

...ふふっ、元気出た。

凛華

コネちゃん、いつもありがとね。

コネシマ

?...お、おう。

凛華

...大好き。(小声)

コネシマ

...ん、今なんか言うた?

凛華

な、何も言ってないよ!

コネシマ

ん~?そうかぁ...。

凛華

じゃあ、放課後校門で待ってるね。

コネシマ

うい、わ~ったよ。

@すず【主】

今回はここまで。

トントン

ええセンスの終わり方やな。

@すず【主】

やったぁ、推しに褒められた。

トントン

ところで、グルさんの紹介した?

@すず【主】

あ、やってない。

@すず【主】

はい、プロフィールどん。

グルッペン

名前:グルッペン

グルッペン

年齢:18歳@高校三年生

グルッペン

性別:男 血液型:A型

グルッペン

愛称:グルさん、総統

グルッペン

趣味:長話、解説

@すず【主】

この作品に出てくるキャラ全員イケメン過ぎじゃね?

トントン

凛は可愛い路線に置いといてあげてや。

@すず【主】

凛ちゃんはかっこかわいいの。

@すず【主】

それではまた次回。

トントン

お疲れ様~。

我々学園に、転校しました。

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