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AM.9:12

男女の声が交差する教室 笑い声や騒ぐ声が飛び交う

普段となんだ変わらない1日… そう思っていた

しかし今日に限って何かおかしい… そう1人の生徒が疑問を問いかける

柊凪朱華

なんか先生来るの
遅くない?

桃井春菜

え?
そうかな…言われて
みればそうかも?

愛河渚

いつもの寝坊
じゃないの?

柊凪朱華

ああ…
ウチの先生ならあり得る

椎名凛

スゥ…スゥ…

桃井春菜

あはは… 椎名さん…
もう寝てるし…

近藤十四

よぉハヤテ
今日も集会に行くだろ?

疾風字颯

え?…そうだな。
まぁ、おまえが行くなら
僕も行こうかな。

近藤十四

決まりだな
んじゃ…
授業は適当に抜けるべ

疾風字颯

ああ いいね

柊凪朱華

よくなーーーい!!

2人の会話に怒声で割って入る 赤毛の女子 親しげに説教を始める

疾風字颯

またおまえかよ…
しつこいよアスカ?

近藤十四

おまえも懲りないなぁ…
いい加減さ
ほっといてくれや?

柊凪朱華

そんな事
出来る訳ないでしょ!?
私は友人として…!

疾風字颯

はいはい…
説教乙ー
もうそういうのいいから
あっち行けって

近藤十四

そうだぜ?
男の問題に女が口を
出すもんじゃねぇよ?

柊凪朱華

……!!!

姫咲鈴

コラー!
アンタらまたアスカを
いじめてー!!

疾風字颯

げ… 姫咲…

近藤十四

ちッ
ウルセェのが増えたな…
そろそろ行くべ

疾風字颯

そうだね

柊凪朱華

あ!
ハヤテ!トシ!!!?

2人は席を立ち 教室から出ていくのを 彼女は見送る事しか出来なかった

柊凪朱華

………

姫咲鈴

アスカ…

スズはアスカの背中を優しく撫でる

姫咲鈴

きっといつか
わかってくれる日が
くるって!

柊凪朱華

だと…いいけど…

ガラッ

扉が開き 先生らしき人物が姿を表せる

桃井春菜

ようやく来たみたいだね

愛河渚

席に戻るよハルナー?

桃井春菜

あいよ〜

柊凪朱華

私も席に戻らないと

瀬戸川智美

はーい皆さーん
席に着いてくださいね〜?

人数が足りない事に気づくトモミ 眉間にシワが少しよった…

陸瀬戸川智美

また男子達ですか…
授業が始まる前に
抜け出すなんて…

瀬戸川智美

ハァ…

ふと彼女は溜め息が漏れてしまう いけないいけない! 生徒の前なんだから しっかりしなきゃ! そう自身に言い聞かせる

瀬戸川智美

さて 皆さん
今日からこのクラスで
共に学ぶ仲間!つまり…
転校生を紹介しますね

姫咲鈴

こんな半端な時期に
転校生?

柊凪朱華

誰だろ…
女子かな?男子かな?

瀬戸川智美

入って来ていいわよー?

トモミの声に合わせて 生徒が1人教室に踏み出す

式神秋斗

………

姫咲鈴

あら 男子じゃん

瀬戸川智美

式神君
自己紹介を
お願いしますね?

式神秋斗

あ、はい

オレは 白いチョークを手に取り 黒板へと向かう

カッカッカ…!

式神秋斗

自分の名前を黒板に書き込む

式神秋斗

式神秋斗です
神凪村から来ました
趣味は音楽鑑賞や
ゲームとかです。

式神秋斗

右も左もわからない事
ばかりですが…
仲良くしてください。

そう敵も味方も作らない 面白みのない挨拶をする 面倒事は避けなくてはね…

瀬戸川智美

うう…私のクラスにも
ついに常識ある
男子生徒が…

瀬戸川智美はホロリと 涙を流す その涙を拭うと笑顔で生徒を見据えた

瀬戸川智美

はい
それでは式神君の席は…
そうね椎名さんの隣とか
どうかしら?

椎名凛

………

物静かな銀髪の美人さんは 静かに頷いた

オレはトモミさん…いや ここでは先生か 先生に示された席へと移動する

式神秋斗

えっと
その…よろしくな?

椎名凛

ええ…

式神秋斗

………

挨拶は驚くほど早くに終わり オレはそのまま席に座る

式神秋斗

ふむ
(印象悪かったかな?)

瀬戸川智美

えっと…
数人程居ないですが…
出席簿をとりますね〜

瀬戸川智美

愛河さん

愛河渚

はい

「あ」の順から名前を呼ぶ先生 次第にオレの番まで呼ばれていた

瀬戸川智美

式神君

式神秋斗

はい

辺りをよく見ると 男子生徒がやたら少ないような? それどころか空き席が多く目立つ…

オレはここに来るまでの事を 思い返す事にした

瀬戸川智美

まさか私の生徒に
なるなんてね〜
本当にビックリしたわ

式神秋斗

オレの方こそですよ
まさかトモミさんが
ここの先生してるだ
なんてさ。

瀬戸川智美

べッ別に隠してた訳じゃ
ないのよ!?本当に!

式神秋斗

はははッ!
わかってますって!

ふとトモミさんの顔を見ると 浮かない顔をしているのに気がつく どうしたんだろうか?

式神秋斗

トモミさん?

陸瀬戸川智美

あ… うん

瀬戸川智美

私のクラスって実は
ちょこっとだけ問題が
あってね…

瀬戸川智美

君みたいな良い子には
悪いのだけど…

口籠もる瀬戸川智美 要は問題児が多いクラス… そう言いたいのだろうか?

瀬戸川智美

もっもちろん皆良い子
なのよ!それは本当!

必死に弁明するトモミさんを前に ニコリと笑ってしまう

瀬戸川智美

笑わないでよぉ〜

兄貴の弟と知っているせいか 親しげに話をしてくれる 正直心強い気持ちだ

式神秋斗

まぁまぁ
ガキの問題はガキで
なんとかしますって

瀬戸川智美

ガキって…
せめて学生って言って
欲しいな…
ちょっとオッサン臭いわよ?

式神秋斗

オレの居た黒曜高校は
野蛮人の集まりでしたし
多少は問題ありませんよ

瀬戸川智美

変わらないのね…
黒曜高校は。

式神秋斗

あ… そうか
姉さんの後輩って事は
黒曜高校出身か

瀬戸川智美

ええ…
忘れたい思い出しか
ないわね…

そう遠くを見て呟く瀬戸川智美である

彼女は黒曜高校出身… ということは 先生でもあり先輩でのあると いうことだ

瀬戸川智美

あ… それと
アキト君
ここではなるべく
先生って呼んでね?

式神秋斗

わかりました先生

瀬戸川智美

はい
大変よく出来ました

そう言うとオレの頭を 優しく撫でる

オレはとっさの事で ビックリしてしまい その場を離れた

式神秋斗

先生…
子供じゃないんだから
ナデナデとか
やめてくださいって…

瀬戸川智美

えー?
いいじゃない?

式神秋斗

次やったら
トモミちゃんって
兄貴みたいに
呼びますよ?

瀬戸川智美

ふぇぇっ!?

ふぇぇって… 可愛いかよ?

…………

………

……

一限目がようやく終わった… 勉強はしてきたつもりなので 置いてけぼりには ならなかったが ちょっとだけ疲れたかな…

柊凪朱華

やぁ!
式神…君だっけ?
私は柊凪朱華
(ヒイナギアスカ)

気がつけば周りに人が集まっていた 物珍しい気持ちというやつだろうか?

式神秋斗

式神秋斗だ
よろしくねヒイナギさん

柊凪朱華

もう他人行儀だなー
同じクラスメイトなんだし
アスカでいいよ〜?

式神秋斗

そうか?
ならオレの事はアキトで
いいぞ!改めて…
よろしくアスカさん!

柊凪朱華

うッうん
よろしくねアキト君

あらやだ可愛い 自分で言っておいて 照れてるようだ

桃井春菜

コミュ力!!
コミュ力高いね君!

式神秋斗

えっと…

桃井春菜

ああ
あっしは桃井春菜
ハルナでいいよ?

式神秋斗

よろしくハルナ
オレはアキトでいいよ

桃井春菜

おう
よろしくアキト!

愛河渚

おや?
もう自己紹介会?
私もまぜてよ!

姫咲鈴

面白そうな事してるね
アスカー?

柊凪朱華

スズ…
アキト君には早く
クラスに慣れて貰いたい
じゃん?

姫咲鈴

あらやだ…
気遣いが出来る娘で
お母さん嬉しいよ…

柊凪朱華

もっもう…!
からかわないでよ!

姫咲鈴

にょほほほー

愛河渚

出た出た
スズの愛情表現

姫咲鈴

ふふん
アスカは私の嫁さ!

式神秋斗

嫁…か、深いな

柊凪朱華

深いの!!?

などと他愛もない話をしている内に あっという間に 2時限目が始まる時間だ

桃井春菜

ほら おまえらー
席に戻るぞー?

柊凪朱華

そうだね
また後でねアキト君

そう言い残し席へと戻る 女子達 しかし本当に男子が少ないな…

アレやコレやと考えてる間に 数学の授業が始まっていた

授業の間 ふと前の学校の事を思い返す

大文字春輝(ダイモンジカズキ)

そっか…
月三河に行く事に
したんだな

式神秋斗

ああ
兄貴が心配だしな

大文字春輝(ダイモンジカズキ)

相変わらず
家族思いなのな

式神秋斗

バカ言うなよ
こんなの普通だろ?

大文字春輝(ダイモンジカズキ)

ああ…
まぁそうだな

歯切れが悪い言い方だな カズキの家の事情が複雑だと 言っていたっけ…

大文字春輝(ダイモンジカズキ)

まぁでも
気持ちはわかるぜ
ウチも兄貴が阿呆だから
心配だしな

式神秋斗

生姜焼き作るのに
生の生姜を焼いて
コレが本当の生姜焼き
とか言うヤバイ兄貴か

大文字春輝(ダイモンジカズキ)

そうそう
事あるごとに
ニャーだとウーだの
言う変態だよ

式神秋斗

ソレはイタイ!!

大文字春輝(ダイモンジカズキ)

そういや向こうには
俺のダチが居るんだ

大文字春輝(ダイモンジカズキ)

性格はともかく
根はいい奴なんだが

式神秋斗

……?

大文字春輝(ダイモンジカズキ)

最近なんかトラブルが
あったらしくてな…

大文字春輝(ダイモンジカズキ)

もし知り合ったなら
気にかけてくれよ

式神秋斗

ああ
任せておけ

式神秋斗

おまえは彼女を
泣かすような
事はすんなよ?

大文字春輝(ダイモンジカズキ)

言ってろバカ

他愛なくバカを言い合えるダチ… その友人が気にかける奴が この学校に居るらしいけど…

名前はなんだったかな…

…………

………

……

なんだかんだで いつの間にか下校時間になっていた

慣れない環境での勉強は正直疲れる そう考えてる内に 瀬戸川智美先生に呼び止められる

瀬戸川智美

式神君ちょっといいかな?

式神秋斗

はい?

愛河渚

ほんじゃねー先生!
式神君ー!

姫咲鈴

また明日ー!
ほら行くよーアスカー

柊凪朱華

待ってよスズ〜!

柊凪朱華

あ、
瀬戸川先生サヨナラー!
アキト君またねー!

瀬戸川智美

はいサヨナラ
また明日ねみんな!

式神秋斗

またなアスカさん

挨拶を済ませてオレは 先生へと向き変える

式神秋斗

それで先生
どうしたんですか?
兄貴について
何か聞きたいとか?

瀬戸川智美

な…なんでそこで
お兄さんの話が
出てくるのよ!?

式神秋斗

おや違う?
ならオレに興味が
あるとか?

式神秋斗

しかしごめんなさい
オレと先生は
生徒と教師…
告白はちょっと…

瀬戸川智美

だからなんでそういう…
というか私がフラれる
前提なの!?

とりあえず 場を和ませてみる

式神秋斗

それで話ってなんです?
ここのクラスの事ですか?

そう… 授業からずっと違和感があった

瀬戸川智美

そうね…
とりあえず送るから
帰りましょうか

オレと先生は 学校を出て先生の車へと向かう

先生の愛車に乗り込み 式神家へと向かう道中

先生はクラスの事情と 学園で起きている問題について語る

瀬戸川智美

ビックリしたでしょ…
男子の数が少なくて…

式神秋斗

まぁ…ええ。

先生の顔が一瞬曇った気がした… なるほど… それなりに重い事情があるのかも しれないな…

瀬戸川智美

ウチの学園は
最先端の技術で構成された
学園なのは
知っているわよね?

式神秋斗

ええ
有名ですよ
ピィンを用いた授業や
特殊な訓練や試験が
あるって…

式神秋斗

だからか
偏差値がそれなりでも
受かりやすい学園とか

瀬戸川智美

そうね
デュナミス学園自体
設立されて浅い事から
これまでとは違う
教育を目指している
場所でもあるの。

瀬戸川智美

ただ… その為か
問題児もそれなりに多い
場所でもあるのよね…

瀬戸川智美

生徒数が1000人以上
居れば当然かもだけど…

式神秋斗

その中の男子生徒が
何か問題でも?

瀬戸川智美

うん…
まぁコレは教員でもある
私達がどうにかする問題
なんだけどね…

瀬戸川智美

君には楽しい学園生活を
送って貰いたいのよ

クロコ姉さんの弟だからというのも あるんだろうが… 彼女自身の優しさでもあるのだろう

先生はオレが トラブルに巻き込まれないようにと 配慮してくれているようだ

式神秋斗

先生ともあろうお方が
一生徒を贔屓したら
駄目だと思いますよ?

瀬戸川智美

だから
ここだけの話って事で

ふふ… そうニヤリと笑う教師 その顔は悪い顔ですよ先生

式神秋斗

なるべく厄介ごとには
関わるつもりは
ないんで安心して
くださいって

瀬戸川智美

うん 信じるわ

面倒なのはゴメンだ 家族に迷惑をかけたくないからな

先生と雑談している内に 式神家へと着いていた

瀬戸川智美

それじゃあねアキト君
また明日ね

式神秋斗

はい
また明日です
トモミちゃん

瀬戸川智美

先生!先生だからね私!
皆の前ではやめてね!?
恥ずかしいから!

式神秋斗

わーかってますよ

瀬戸川智美

ほんとかな…

からかい甲斐のある女性だ 今ならシロネの気持ちが 少しだけ解る気がするな

そして 別れを済ましオレは 帰宅する事にした

…………

………

……

家に入り灯りを付ける

式神秋斗

兄貴は…
今日は夜勤だったか…

何気なくテーブルに視線を送る そこには弁当が置かれている事に 気がついた…

式神秋斗

シャケ弁…?

どうやらオレ宛に置かれているようだ 兄貴なりの気遣いなのだろう

式神秋斗

帰りは遅い…よな

食事を済ませて風呂に入る事にしよう 今日は何気に疲れたしな…

オレは 服を脱ぎながら風呂場へと向かう

…………

………

……

シャワーを軽く済ませたオレは 洗濯を済ませてたあと そのまま自室へと向かう

………

……

1人で食べる弁当はどこか味気ない… クロコ姉さんが戻ってからは ずっと1人で 食事をしいたのだろうか?

どこか申し訳ない気持ちになる…

式神秋斗

明日はご飯でも
作っておこうかな…

ピロリロリン

机に置いたピィンから 音が鳴る…

式神秋斗

……?

こんな時間に誰だろうか? まぁ 予想は出来るが…

オレはピィンを起動させ ビデオチャットのアイコンに 慣れた手つきでタッチした

式神白猫

ヤッホー!
秋兄〜!!

式神秋斗

てい

オレはビデオチャットを終了した

すると…

ピロリロリン!

式神秋斗

………

やれやれ…と、ため息を吐きながら 再びビデオチャットをONにする

そこにはプクゥーと頬を膨らませた 妹が居た… いきなりチャットをOFFにしたのは やり過ぎたようだ

式神秋斗

どうしたんだよ
シロネ?

式神白猫

秋兄…ヒドイ…

式神秋斗

悪い悪い…
つい可愛くて
やっちゃった♪

やはりやり過ぎたようだ てへぺろ【笑】をして 許しを乞うオレ

式神白猫

プイ!

いかんいかん 本当に怒らせてしまったようだ だがオレには秘策があるのだぞ妹よ

式神秋斗

月三河産の
秋刀魚の缶詰送るからさ
許してくれよ?
な!?

式神白猫

味噌煮がいい

式神秋斗

水煮もつけてやるよ

式神白猫

なら許す!

式神秋斗

交渉成立だな

どうやらシロネは オレの事を心配してくれていたようだ

式神秋斗

それで?
今日はどうしたんだよ?
お兄ちゃんが心配なのは
分かるが毎日チャット
するつもりかな?

式神白猫

違いますぅ〜
今日はただたんに
暇だから様子を
見に来ただけですぅ〜

式神秋斗

はっはっはー
おまえはいつも暇だねぇ

式神白猫

あっ
マナちゃんから
チャット来てるから
今日は終わるねー
忙しい忙しい!

プツン…

シロネはビデオチャットをOFFにした

式神秋斗

見栄を張るな…
妹よ…

ホロリと温かい何かが頬をつたう オレはそっと ピィンの電源をOFFにした

寝る支度をしたオレは ベットへと入る

明日も早い… 今日はもう寝る事にした…

つづけ!

ANUB iS 学園と青春と黒髪の少年

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