花凪多
花凪多
花凪多
花凪多
❁⃘設定❁⃘
冴木 奏叶
瀬良 伊吹
花凪多
花凪多
花凪多
◤◢◤ ◢◤⚠️ATTENTION⚠️◢◤◢◤◢ ・体調不良要素があります(頭痛等) ・嘔吐表現余裕であるので苦手な方は御遠慮くださいm(_ _)m
花凪多
冴木 奏叶
しんどい。マジで無理…
そう心の中で連呼する俺は、冴木奏叶。
頭痛が酷くて、今日は保健室に来た… けど、こんな時に限って先生は不在で。
シャッ
冴木 奏叶
とりあえず適当なベッドに…と思い カーテンを開けると、 そこにはなんと人が。
スリッパの色からして、3年生だ。
そうだ、カーテン閉めてるんだから 居るに決まってる…
寝てるから良かったけど、 気づかれていたらどんなに 気まずかったか。
てか…
この人の色気、とんでもない。
熱があるのか、汗ばんだ肌。 それに張り付く髪の毛。 はだけた制服。
その人は本当に色気で溢れていて、 正直言って…タイプだった。
冴木 奏叶
思わず心の声が漏れてしまい 不安になったが、まだ起きなさそうだ。
そう思った途端。
瀬良 伊吹
冴木 奏叶
冴木 奏叶
あー、やってしまった。
最悪だ。
心做しか頭の痛みが増した気がした。
瀬良 伊吹
冴木 奏叶
瀬良 伊吹
俺がその場から離れようとすると、 その人は引き止めてきた。
瀬良 伊吹
冴木 奏叶
瀬良 伊吹
何を思ったのか、先輩はすぐ別れを 告げてくる。
冴木 奏叶
冴木 奏叶
俺がそう言うと、 何故か先輩は安堵の表情を浮かべた。
瀬良 伊吹
そっとカーテンを閉め、 隣のベッドへ。
冴木 奏叶
ほんとやばい、痛い。
頭が割れそうな痛みに、髪を握った。
口の中には生唾が込み上がってきて、 吐き気がする。
冴木 奏叶
なんかもう、頭の中ぐちゃぐちゃで。
今にも吐きそうなほどピンチなのに、 隣のこと考えると横の洗面器にだって 吐くにも吐けない。
どんどん呼吸も鼓動も早くなって、 もう限界だった。
とりあえずトイレ行かないと、
重い体をなんとか持ち上げ、 トイレへ駆け込む。
バタンッ!
勢いよくトイレのドアを閉めて、 便器に顔を近づけた。
冴木 奏叶
マジできっつ… このまま全部吐こうとして、 喉の奥に指を突っ込む。
冴木 奏叶
無理矢理吐いてしまえば、 喉が痛く燃えるような感覚がした。
もう、誰か助けて。
ほんとにしんどい。
コンコンッ
瀬良 伊吹
さっきの先輩の声だ。
冴木 奏叶
返事するのすら辛くて、 思わず言葉がたどたどしく なってしまう。
早く、出ないと…
瀬良 伊吹
瀬良 伊吹
そう言って先輩はトイレを出た。
先輩も気持ち悪かったってこと…?
…えずき声とか、俺に気遣ってわざわざトイレ来たのか、?
いや、な訳ないだろ。
初対面でエロいって言った奴に そんな優しくする訳ないから。
一旦吐き気が治まって、 ベッドに戻った頃。
ビタッ、パタパタッ…
隣のベッドから、えずき声と 液体が落ちる音が聞こえる。
冴木 奏叶
パーテーションの向こうに 話しかけてみる。
瀬良 伊吹
冴木 奏叶
瀬良 伊吹
先輩は止めてくるけど、 そんなの無視に決まってる。
俺はベッドから飛び起きて、 隣のベッドに向かった。
花凪多
花凪多
花凪多
花凪多
花凪多
花凪多
コメント
4件
…愛してます
え、、 好き