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主
次の日俺はほとんど眠れなかった
まぜた
あの声が、何度も頭の中で繰り返される
あっきぃ
あっきぃ
あっきぃ
あっきぃ
リビングから音が聞こえた まぜちかもしれない
そう思った瞬間体が勝手に動いていた
あっきぃ
あっきぃ
まぜた
声をかけた瞬間、まぜちの肩が目に見えて強張った
その反応だけで胸が苦しくなる
あっきぃ
なるべく普通に言う
まぜた
あっきぃ
あっきぃ
反射的に腕を掴んでしまった
まぜた
まるで怖がるみたいに。
ゆっくり掴まれた手をみる
まぜた
あっきぃ
謝ろうとした瞬間まぜちの顔が歪む.
まぜた
まぜた
あっきぃ
まぜた
違う…ッそんなつもりじゃッ…
声が出ない
まぜた
まぜた
あっきぃ
まぜた
返せない。 本当に何だったんだろう。
仲直りしたかった。 いつも通りに戻りたかった
でも、それを壊したのはまぜちでもなくぷりちゃんでもちぐちゃんでもあと兄でもけちゃ兄でもない
俺自身だ
あっきぃ
まぜた
"もういい"か 許されたもういいじゃない 諦められたもういいだった
ぷりっつ
ぷりちゃんが後ろに立っていた
ぷりっつ
あっきぃ
ぷりっつ
あっきぃ
あっきぃ
ぷりっつ
あっきぃ
あっきぃ
あっきぃ
ぷりっつ
あっきぃ
ぷりっつ
あっきぃ
ぷりっつ
それだけ言ってぷりちゃんは去っていった
学校でも頭が回らなかった
先生の声が遠い
ノートを開いても文字が入ってこない
昼休み。机に突っ伏していると隣に誰かが座った
けちゃ
その声が優しすぎて逆にしんどい
あっきぃ
けちゃ
あっきぃ
あっきぃ
笑えてない 自分でもわかる
けちゃ
あっきぃ
けちゃ
あっきぃ
けちちは答えなかった それが何よりの答えだ
あっきぃ
あっきぃ
最低だ "まだ"確認しようとしてる。 "本当"に自分が悪いのか
けちゃ
けちゃ
あっきぃ
けちゃ
けちゃ
あっきぃ
けちゃ
喉が詰まる 一番信じてた相手 俺じゃないと思ってた
あっきぃ
あっきぃ
けちゃ
けちゃ
あっきぃ
けちゃ
図星だ。
あっきぃ
目の奥が熱い
けちゃ
あっきぃ
笑おうとした でも声がグチャグチャだった
あっきぃ
でも帰るしかない
あっきぃ
返事はない
あっきぃ
まぜた
まぜた
あっきぃ
あっきぃ
あっきぃ
何も返してくれない。 聞こえていないわけじゃない
あっきぃ
まぜた
あっきぃ
まるで俺が存在していないみたいにふるまうまぜちに
あっきぃ
そう言ってしまった
その瞬間
まぜた
まぜた
まぜた
あっきぃ
まぜた
その顔は怒っていると言うよりか、限界の顔だった
まぜた
違う。 そんなつもりない
すれ違う瞬間
まぜた
その声が、泣きそうなくらい弱くて
追いかけることができなかった
その日から家の空気は完全に変わった
静かだった
前までは誰かしら笑っていて、うるさいくらいだったのに
今は違う
リビングにいても、全員どこか気を遣っている
誰が悪いとか、もうそんな簡単な話じゃなくなっていた
一番変わったのはまぜちだった
部屋から出てくることが少なくなった ごはんも時間をずらす
俺がいると、露骨に裂ける
それが地味に。でも確実に刺さる
けちゃ
あっきぃ
けちゃ
あっきぃ
あっきぃ
理解した瞬間喉が詰まる
あっきぃ
ぷりっつ
その反応だけでわかってしまう
気を遣われている
食卓は静かだった
ちぐさ
あっと
でもけちちだけが、空気を繋ごうとしていた
けちゃ
ぷりっつ
ぷりっつ
あっと
ぷりっつ
ぷりちゃんはいらだったように髪をかきあげた
ぷりっつ
まぜた
ぷりっつ
まぜた
ぷりっつ
まぜた
ぷりっつ
ぷりっつ
まぜた
空気が鋭くなる
まぜちは疲れ切った顔をしていた
まぜた
ぷりっつ
まぜた
まぜた
あっきぃ
ぷりっつ
あっと
立ち上がったあっとの顔は珍しく、怒っていた
あっと
あっと
まぜた
ぷりっつ
あっと
あっとが俺を見てきた瞬間心臓が縮む
あっと
何を言われるのか、何となくわかった
あっと
あっきぃ
あっと
あっきぃ
あっと
その言葉で、呼吸が止まった
謝ることすら、もうダメなのか
あっきぃ
あっと
それから俺は話しかけなくなった
正確には話しかけれなくなった
謝るな。
距離をおけ
刺激するな
全部わかる。わかるけど
じゃあ自分はどうやってこの家にいればいいんだろう
リビングに行けば、まぜちがいないか確認してしまう
いるなら戻る
いないなら降りる
そんな生活になっていた
ちぐちゃんが最初に気づいた
ちぐさ
ちぐさ
あっきぃ
笑う。 ちゃんと笑えた気がした
ちぐさ
あっきぃ
反射みたいに答える
ちぐさ
胸が締まる 聞きたくない。 でも聞きたい
あっきぃ
ちぐさ
あっきぃ
ちぐさ
あっきぃ
自分のせいだ
あっきぃ
ちぐさ
あっきぃ
あっきぃ
笑わなきゃ。そう思った。 でも無理だった
ちぐさ
気を遣わせてる
わかってしまう
もう一回謝りたい
でも、
あっと
その言葉がよぎる
その瞬間
ぽた、とシーツに水が落ちた
あっきぃ
そこで初めて、自分が泣いていることに気づいた
俺は限界だった
家にいるだけで苦しい
何かしたらまぜたを追い込む
ならもう、どうしろって言うんだ
あっきぃ
あっきぃ
あっきぃ
まぜちだ
ぼんやり床を見てる
目が赤い。泣いた後みたいだ
戻ろう
そう思った
あっきぃ
呼んでしまった
まぜた
ませたの肩が強張る。 それだけで心が削れる
まぜた
あっきぃ
まぜた
あっきぃ
あっきぃ
まぜた
あっきぃ
あっきぃ
まぜた
その瞬間何かがぷつんと切れた
あっきぃ
まぜた
あっきぃ
まぜた
あっきぃ
あっきぃ
まぜた
あっきぃ
笑い声みたいな声が漏れた
壊れたみたいに
あっきぃ
まぜた
あっきぃ
あっきぃ
まぜた
あっきぃ
背中に視線を感じた
けど振り返らない。 振り返ったらまた期待してしまう気がした
主
主
主
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