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日向が高専に転校して、一週間ほどが経った
転校が決まったのが三月上旬だったため、
呪術高専の建物や生徒に慣れる間もなく
二年への進級の時期が迫っていた
日向
日向
日向
日向
日向
日向
日向
日向
今日この日は日曜日
授業は無いが、日向は理由もなく寮の廊下に出ていた
日向
日向
日向
日向
若干ふらついた足取りで、日向は未だ定着していない記憶を頼りに、飲み物を買いに歩いた
ガコンという音と共に、受け皿に落ちた水を日向が手に取る
それからすぐにペットボトルの蓋を開け、喉に流し込む
日向
日向は、少しだけ残った水を見つめる
それも一瞬のことで、その水は間もなく日向の喉を潤した
日向
日向
ペットボトルを無造作に握り潰し、ゴミ箱に投げ入れる
日向
日向
ただ単に、日向は焦っている
才能に対する理想が高すぎただけだった
「才能があれば成功する」
才能を持たなかった故に、
才能に何もかも押し付けていた
「才能があれば」「才能が全て」
そう考えて、自分のプライドに言い訳していただけ
不幸なことに、才能を持ってしまった時点で
日向創の言い訳という名の理論は、崩壊することが決まっていた
日向
日向
日向
日向
日向
日向
そして言い訳を失った弱い人間には
壊れていく道しか残されていない
日向
今の日向は、行きとはまた違い、苛立ちのせいか荒々しい歩きで、自らの部屋に向かっていた
日向
日向
思い出されるのは、七海の言葉
「才能を持つことがゴールじゃないよ」
日向
日向
日向
日向
日向
七海のことを思い出す内に、日向の心を満たすのは楽しい思い出
七海に劣等感を感じたことも少なくない
それでも、日向にとって心の一部を何度も救ってもらった相手には変わりない
日向にとって七海とは、友人であり、恩人だった
携帯のバイブレーションが、部屋に低く響く
日向
そう思って、諦めようと画面に手を伸ばした瞬間。
七海
日向
聞こえてくる電話越しの七海の声に、慌てて日向は画面を耳に当てる
日向
七海
七海
日向
七海
七海
七海
日向
七海
七海
日向
日向
日向
七海
七海
日向
七海
日向
日向
日向
日向
日向