かつての千の戦果

私の名前は天海春香。私立桜ヶ浦小学校に通う五年生の女の子。
いつも明るく元気で成績優秀スポーツ万能。おまけにとっても可愛い女の子です。
でもちょっとおてんば過ぎるのか、よく男の子達に混じって遊んじゃったりしてます。
今日も朝からクラスメート達と一緒に校庭でサッカーをしてたんだけど――そこで不思議な男の人に会ったんだよね。
その人は真っ赤なジャケットを着ていて、髪の毛とか目が青くてすごく格好良かった。
だから思わず見惚れちゃったんだけど……何だか様子が変なんだよね。
一人でぶつくさ呟きながら歩いてたり、「ウオオオッ！」って雄叫びを上げたり、突然走り出したり、自分の顔を鏡で見つめてニヤけたりと、かなり危ない電波女・山羊座キャンサー（蟹座カプリコーン）の登場です。
ロックマンの電波攻撃に耐えられず、取り付いたオックス・ファイアごと撃破されてしまう。
しかも彼女は電波系女子なのに処女らしい。なんとも哀れな子だね。
その晩、ウォーロックから父が生きている可能性を聞かされたスバルはショックを受けると共に、自分もまた自分の手で両親を探したいと思うようになる。
そして翌日、スバルは自分の意志で登校を決意するのであった。……でも、まあ結局ダメなんだよね。
【2話】VS. 天海春香（乙女座）
ウォーロックの電波の影響でスバルは不登校児になってしまう。
そしてそのまま二学期を迎えてしまった。
相変わらず引き篭もってゲーム三昧の日々を送っていたのだが、ある日突然、天海春香と名乗る美少女が現れる。
彼女もまたスバルと同じタイプの電波人間なのです。
【2話】VS. ウィザード（双子座）
ある日突然現れた謎の転校生・暁美ほむらは、何故か魔法少女らしいのだが、その正体を隠していた。
クラスメートたちは彼女が実は中二病患者だと思い込み、痛々しい妄想少女扱いしてイジメようとするが、それは全て彼女の計算通りであった。
彼女はスバルを自分の手駒にして、魔獣と呼ばれる化け物と戦い続ける宿命にある魔法少女たちを狩ろうとしていたのだ。
そんな時、スバルの家に居候しているFM星人のウォーロックが現れる。
ウォーロックは彼女に敵意は無いと言うものの、実は裏で暗躍している組織『ウィザード』の一員であり、その目的は電波世界の支配者となる事であった。
ウォーロックの正体を知ったスバルの父、星河ツバサはその野望を阻止する為、単身戦いに赴くのだが……。
【2話】VS. 天宮暁月（てんぐうあかつき乙女座）
ツバサの息子にして天才的な頭脳を持つ少年。
スバルとは同級生だが、既に高校レベルの学力を持っているらしい。
ツバサと同じくクールな性格をしており、常に冷静沈着。
自分の興味のある分野には凄まじい集中力を発揮し、周囲が見えなくなるほど没頭してしまう。
またかなりの親バカでもあるようだ。

えぇ、つまり、その……あの子ったら、わたくしのことを嫌っていますでしょう？ それでわたくしも、なんだか居心地が悪くて。でもそんなことを言えるわけもなく、ずっと我慢していたのですけどね。このままではいつか愛想を尽かされてしまうんじゃないかと思いまして。だから今日こそは、思い切って聞いてみようと思ったんですよ。
わたくしのことをどう思っているのかしらって。そんなふうに尋ねてみたいけれど、答えを聞くのが怖くて、いつも聞けずにいます。
「……ねえ、リディヤさん？」
「何よ、アトリ」
「そろそろ機嫌直してくれないかなぁ～って」
「嫌っ！」
ぷいっと顔を背けられてしまいました。
むぅっと頬を膨らませています。可愛いです。抱きしめたいです。けど――今は出来ません。何故なら今僕は絶賛お説教中だからです……目の前には僕のご主人様である女の子が居て、僕を見つめながら頬っぺたを大きくして怒っているのです。
「もうっ！ 駄目じゃないですか、勝手に飛び出したら！」
「ふぇ～ん、だってぇ……」
「言い訳しないで下さい！ 本当に貴方は昔からいつもいつも私の言うことを聞かないんですから！」
「あうううう……」
涙目になって必死に訴えても許してくれません。ああぁ、そんな怒った顔で見ないでくださいよぉ……もっと叱られたくなるじゃないですかあ。
でも何でこうなったんだろう？ 確か今日の朝、いつものように日課になっている朝の挨拶をしたはずなのに、いきなり抱き着かれてそのまま押し倒されてベッドに押し付けられてしまったのだ

そんなことを考えている私の目の前にはベッドの上で横になっている旦那様がいるわけでして……
「どうしたんだ？ ぼーっとして。疲れたなら少し寝てもいいぞ？」
「いえ、そういうわけではないんですけどね」
そう言いながら私はそっと視線を下げていきます。そこにはいつものように服を脱いだ状態の旦那様のお体があるのですけれど、今日に限ってはその足元にも変化がありまして――。……まあ！ なんてことでしょう！ これは一体どうしたことでございましょう！？ 思わず二度見してしまいたくなる光景を前にして、わたくしは驚きを隠しきれませんでした。なぜならば、旦那様の下腹部には、お体に似合わぬ可愛らしくて小さな一物が生えていらっしゃったんですもの。……えっ？ そんなことは知っている？ いいえ、何を仰いますか！ もちろん存じておりますとも！ だってこの目でしかと見届けましたもの！ けれども今問題なのはそこではなくてですね、えぇとつまり何と言いますか、どうしてそのような事態になっているのかという点についてなわけでございますよ！ はぁ、それでは僭越ながら、事の経緯を説明しさせていただきますね。

***
まず最初に断っておきたいことが一つだけあります。
それは、この一連の出来事が旦那様に非は一切ないということ。全ては、わたくしの軽率な行動から始まったことなのでした。
実はここ最近、わたくしはとても困っていたことがあったんです。というのも、このお屋敷では月に一度、家族みんなが集まって夕食をとる決まりになっているのですけれど……そこで毎回のようにわたくしだけ除け者にされるような事態になっていまして。

私
怨によるものだが、彼女はかつて自分が暮らしていた部族を滅ぼした人族の男を追っている。
■ナバール/傭兵 バルハラントに住む盗賊団の一員であり、元海賊の男・ナバール。
彼が乗っていた船は難破し、偶然にも漂着したのがバルハラントであった。
彼はそこでシフと出会い、彼女に惚れてそのまま一緒に行動している。
だが、彼自身は自分の事を盗賊団の頭領だと吹聴しており、他の船員たちもそれを疑っていない。
また、彼は自らの過去について一切語ろうとしないばかりか、自分の名前すら名乗らない。
しかし、それはある意味当然の事でもあった。なぜなら……。
■ナイトハルト/皇太子 アスター帝国の第一王子にして次期皇帝の座を狙う野心家であり、かつ優秀な人物でもある。
性格はやや傲慢ではあるが、決して悪人ではない。また正義感が強い一面もある。
だがその反面、自分の実力や才能には自信を持っているため、他の者を見下す傾向も見られる。
そのせいもあってか、アルベルティーナとは仲が悪く、お互い顔を合わせれば罵り合う日々が続く。
ローザリア国の現国王と王妃の間に生まれた子であるが、妾腹のため皇位継承権が低い。
そのため王位を継ぐために、現在はナイトハルト派と呼ばれる貴族たちの支持を得るために奔走している。
実はかなりの甘党であり、それが原因で体調を崩すことも少なくない。
■ディアナ/王女 アルベルトの姉にして、ローザリア王国の第2皇女。
アルベルトとは違い幼い頃から英才教育を受けていたため、文武両道に優れる少女。
普段は男言葉だが、実は女性。ただし胸はない。
■リディア/お姫様 砂漠の国・アーケロン王国の第一王女であり、アルベルトとは幼なじみでもある。
ローザリアとの友好を結ぶため、イスマス城へとやってきた。
性格は非常に明るく活発的で、誰に対しても優しく接し、時には大胆にも行動する。
幼い頃から王族としての自覚を持ち、国民からの人望も厚い。
また、武芸や学問でも非凡な才能を見せる天才少女でもあり、 アルベルトにとっては憧れの存在でもあった。

私達が住んでいる世界では魔法という概念が存在する。
それは人が使う物ではなく神と呼ばれる存在が使用するものなのだけれど、一部の人間達はそれを自分の物にしようと研究を重ねているらしい。
私達の国もその例に漏れず、魔法の使い手を育成しその力を我がものにしようとしていた。
そして、私もまたその一人だったりする。
私の名はミレイユ・ブランシェット。
ブランシェット公爵家の三女にして王立学園に通う十六歳の少女だ。
そんな私は今、王宮にある一室でお茶会を開いていた。
「今日はお招き頂きありがとうございます」
そう言って優雅に微笑むのはこの国の第一王女であり、私の友人でもあるマリーベル様。
マリーベル様は王家特有の白銀に輝く長い髪を持つとても美しい少女だった。
彼女はその容姿だけでなく、成績も良い。
ただひとつ欠点があるとすれば、それは性格だったりする。
「……あの、お兄ちゃん？」
「なんだい？」
「なんですかこれは」
「見ての通りだよ」
「見てわからないから聞いているんですけど」
「今日から君は僕の妹だ！」
「何言ってるのこの人」
そう言いながら僕――橘純一の妹こと『橘あやめ』は手に持っていた鞄を思いっきり振りかぶると、僕の頭へと叩き付けた。
「痛っ！ いきなり何をするんだ」
「人の不幸は蜜の味」とは誰がいった言葉だったろうか？
「人が苦しむ姿を見ると楽しいわね！」と高らかに宣言するのはアストリッド。
「……おなかすいた」とぼやくのはロロナ。
「私ハ楽シミデス」と笑顔で言うのはホムンクルスのホムちゃん。
今日も元気に楽しく暮らす彼女達の日常を描く物語が始まる。
「さぁ～って、新作お菓子の開発を始めるかな」
「……先生、今月の売り上げが赤字になりそうです」
「…………」
アストリッドとロロナはお菓子屋を営んでいた。
店の名前は『アトリエ』という。
これは二人の師匠にして保護者でもあるアストリッドの名前をとったものだ。
アストリッドは弟子であるロロナよりも遥かに優れた錬金術師であるが、やる気がなく、日々ごろごろしてばかりいるダメ人間であった。

私達はずっと一緒にいるよ。だから、いつかまた会おうね。約束だよ！ 兄さん！！ エドワード&アルフォンス EDNOE & ALFATE ～君がいた日々～
この日の出来事を忘れない。あの時交わした言葉の数々を決して忘れることは無いだろう。
オレ達の間にはいつも笑顔があったんだ。喧嘩だって数え切れないほどあったけれど、それと同じくらい笑い合ったよね。
いつの間にか、オレの中で君はかけがえのない存在になってたんだ。
君の存在がどれだけ大きくなってるかなんて知らなかったよ。
君がいなくなって初めてわかったんだ。
君のいない世界はこんなにも色あせて見えるものなんだね。
君が隣にいることが当たり前すぎて気付かなかったけど、君は本当に特別な人だったんだよ。
だからお願いだ。もう一度だけ戻ってきてくれ。
もう一度だけ会えたなら、今度こそこの気持ちを伝えるから。
どんな言葉を伝えればいい？ どんな言葉を紡げばいい？ やっぱりこれしかないよね。
大好きだよ、愛してる。
*****
「ねえ、あの子達どう思う？」
「そうねぇ～、ちょっと頼りない感じだけど、結構可愛いわぁ～」
「ふーん……じゃあさ、あの子がアンタより強かったら付き合うの？」
「うぅん、どうかしら～、でも、強い男の子って素敵だと思うわぁ～」
「そっか。じゃあもし私がアイツよりも強ければ私と付き合いなさいよ！」
「えぇ～、それは難しいかもぉ～」
「なんで！？」
「だってあなたの方が強くても彼はあなたのことを好きにならないと思うもの～」
「そんなのわからないじゃない！ それに私は絶対に諦めないし、強くなるわ！」
「頑張ってねぇ～。応援するわぁ～」
「絶対に強くなってやる！」
「オレも！ 兄さんと一緒に強くなるんだ！！」
「ああ！！ 絶対二人で世界一になるぞ！！」
――これは、俺達の物語。
******

僕の名前は『カイト』
今日もいつものように学校へ行く準備をしている。
「おはよう！」
元気よくあいさつするこの子は僕の幼馴染みである『リンちゃん』だ。
「あぁ、おはよう」
僕はそう返事をする。別に嫌々挨拶してるわけじゃないぞ、これが日常なんだから仕方ないじゃないか。それにリンはかわいいんだから……うん。
「ねっねぇ聞いてよ！昨日すごいことがあったんだよ！！」
彼女はまるで子供のような表情をして話してきた。こんな顔をされたらどんな人でも笑顔になるだろう。いや、なるはずだ！断じてならないはずがない！！
「何があったの？」
とりあえず気になったことを聞いてみる。
「なんかね～、お母さんがね～、買い物に行くときに財布忘れちゃったみたいでね～、それで私が一緒に行くことになったんだけどね～、スーパーに着いたときにはもう夕方になっててさ、そしたらね、レジの人に『早く帰ってあげなさい』って言われちゃってさ～」
なんか話が飛びすぎてるような気がするけどこんな感じかな
とりあえず一通り書いてみたから誰か見て意見くださいお願いします 347 ：名無しさん@お腹いっぱい。：2011/10/02（日）
23：20：50
ID：？？？
＞＞336 おお、乙です 348 ：名無しさん@お腹いっぱい。：2011/10/03（月）
00：04：25

僕自身もまた、歪み、異形の存在となった。
僕は今、「神の声」を聞きながら歩いている。
かつて、マルクト教団の本拠地だった建物から外に出ると、そこはもう別世界のようであった。
空を覆う巨大な歯車、天を突き刺すようにそびえる高層ビル群、それらはすべて、 僕の抱いている「バロック」の産物であるらしい。
【狂想曲】
僕の耳元では今もなお、あの「声」が響いていた。
――世界を壊せ。全てを壊し尽くし、我の元へ来い。
僕は歩き続けた。
この世界に、もはや正常な人間など存在しない。
皆がバロックを抱えている以上、いずれ誰かが何かをしでかすだろう。
それが今日なのか明日なのかはわからないけれど……。
それでも、足を止めるわけにはいかない。
僕もまた、歪み、異形となってしまった一人なのだ。
歪んでいるということは、壊れているということだ。
ならば、壊れきってしまう前に、早く終わらせなければならない。
僕は歩みを進めた。
そして、ついに見つけた。
目の前に現れたのは、大きな機械仕掛けの塔だ。
その頂上に目を凝らすと、そこに神の姿を見た者もいたらしいが、真偽は不明だ。
【バロックハザード】
ある日、突如として始まった歪みによる混乱は収まる気配を見せなかった。
むしろ悪化の一途を辿るばかりだった。
そんな中、一人の少年が立ち上がった。
彼は、自らが抱える歪んだ空想によって、自らをバロック化させた。
その姿はまるで巨大な怪物だった。
彼はそのまま暴れ回り、街を破壊し尽くし、ついには世界を破滅に追いやった。
これがバロックハザードの始まりである。
その後、人々は協力してバロックハザードに立ち向かうことになる。
やがて、長い戦いの末、遂に少年を倒すことに成功する。
だが、そこで異変が起きた。
少年を倒したことで、人々の抱いていた「バロックへの恐れ」が薄れてしまったのだ。
すると、人々がバロック化を始めた。
彼らは互いを傷つけ合い、殺し合った。
そうして生き残ったのは、「元人間」と、それを操る「人造バロック」だけだった。
こうして、世界には再び平穏が訪れた。
人々は再び協力するようになり、今では平和な世の中になっているそうだ。
――以上が、『マルクト教典』より抜粋された一節だ。
『マルクト教典』は、マルクト教団が発行している宗教書で、 この国では最もポピュラーな書物だ。
この本には様々な情報が載るが、特に有名なのは、
「人間がバロック化する理由」、「人造バロックについて」、「バロックハザードの真相」などだろう。
ちなみに、これらは全て事実に基づいている。
俺も子供の頃から何度も読んできた

僕と君の夏が始まる』
「…………」
「どうかしたんですか？」
「いや、なんでもないよ」
僕は思わず見てしまった携帯小説サイトの小説のタイトルを思い出しながら、目の前にいる女の子を見た。
僕の前の席に座っている彼女は、可愛らしい顔立ちをしているけど、どこか大人びているように見える。
そんな彼女の名前は春風陽菜。
彼女こそ僕が今見ていた小説の主人公であり、そして―――
「そうですか？まあ、確かに今さらですけど……」
「うん。でもやっぱりおめでとうって言いたいんだ」
「ありがとうございます」
「それにしてもすごいよな。まさか本当にプロに行くなんて思わなかったぜ」
「ほんとよね。しかもいきなり一軍だもんね」
「ああ、まったくだよ」
「えっ！？ お前ら知らなかったのか？」
「何言ってんだよ、大介。だって俺らはテレビ見てないんだぞ」
「そういえば最近、うちの生徒達が行方不明になる事件が多発してるらしいよ」
「そうなんですか？」
「うん。ここ一週間くらいの間に5件も起きてね」
「それは怖いですね……」
「だから最近は部活帰りに遅くまで残らないように言われているんだ」
「……あの、それってどんな風にいなくなったとか聞いてないですか？」
「ああ。確か全部同じだよ。放課後、一人で歩いてるといつの間にかいなくなってるみたい」
「……」
（まさかとは思うけど、俺もその行方不明者の一人なのか？）
「ねえ、大丈夫？顔色が良くないように見えるんだけど」
「あ、いえ！なんでもありません！」
「そう？ならいいんだけど。何かあったら遠慮なく相談してね」
「はい！ありがとうございます」
「じゃあお大事に〜」
ガラララッ！ピシャッ！！
「ふう〜っ！危なかったぁ……」
「まあ確かに怪しいよね」
「いきなり現れたと思ったら『あなたは今日で消えます』なんて言われたらそりゃビビるわな」
「でも俺は別に悪い奴には見えなかったぞ」
「そうだな。むしろ優しそうな人だったと思うぜ」
「それよりこれからどうすんだよ」
「決まってんじゃん。今の話を聞いて分かったろ？俺らも気をつけないとマジで消えるかもしれないってさ」
「おい待て！お前らは何とも思わないのか！？」
「なにがだ？」
「だから！このままだと俺たち本当に消されるかもしれねぇってことだぞ！！」
「いやだってさ、そんなのまだ分からないじゃん。消えたのだってただの偶然かもしれないし」
「それに今まで失踪した生徒ってのはみんな男子だろ？女生徒が消えてないなら事件性は低いんじゃねえのか？」
「そんなことはありませんよ。確かに女子生徒も何人か行方不明になっていますし……」
「でもまあとりあえず、お前らも用心しろよ。特に夜道とか」
「分かりました。お気遣いありがとうございます」
「じゃあお前ら気をつけて帰れよ」
そう言って刑事さんは帰って行った。
「まさかこんなことになるなんてね……」
「本当に大丈夫なのかしら」
「心配だよな」
「うん……」
俺達が不安になっていると美波が声をかけてきた。
「あのさ……今日皆で泊まらない？もし何かあった時に誰か一人は家にいないといけないと思うんだよね」
「そうだな。俺は賛成だぜ！」
「私もいいわよ。一人でいるよりは安全でしょうし」
「僕もいいけど、親

私としては、こういうオチの方が好みです。
・エンディング2 クーモン&スーモンを倒し、見事ボイルドを倒すことに成功する。
しかし、その後クーモン&スーモンが復活して国王に襲いかかる。
絶体絶命と思われたその時、突然現れたエッグマンに助けられて難を逃れる。
国王を救った後、そのまま消え去るエッグマン。そしてその後、国中が停電し 電気が復旧するとそこには何事もなかったかのように日常を送る国民の姿があった……。
・おまけ 登場人物紹介。
・半熟英雄 主人公。自称「最強の半熟者」だが、実際は超が付くほどのヘタレ。
エッグモンスターとして呼び出した「エッグマン」とは親友同士であり、彼がいなければ今の自分はないと思っている。
・エッグマン 主人公の相棒。元の世界ではロボットだったが、現在は人間形態になっている。
性格は極めて気まぐれかつ強引だが、根はとても優しく困っている人を放っておけない性分。
・エッグクイーン 主人公の宿敵。普段は淑やかな美女の姿をしているが、正体は巨大なカエルの怪物。
外見とは裏腹に狡猾で残虐な性格をしており、自らの目的を達成するためなら手段を選ばず邪魔者は容赦なく排除する。
・エッグボーイ 本作の準主役。女王の腹心の部下の一人。
一見すると普通の少年に見えるが、実は女性と見間違うばかりの美青年。
趣味は女装と料理。特にオムライスに関しては並外れた情熱を持っている。
・エッグマンナイト エッグマンの双子の弟という設定だが、本編では未登場。
「完熟キング」を倒す際に現れるが、戦いの最中になぜか消えてしまった。
ちなみにこの設定は後に『半熟勇者』シリーズに引き継がれる。
【ストーリー】
アルマムーンの半熟王子・エッグマンと王女・プリンセス・オリビア姫の間には、仲睦まじい子供が生まれた。しかし、出産と同時に姫は亡くなってしまう……。悲しみに明け暮れた国王は、ついに自ら国を出て行ってしまう。それから数年後……アルマムーンの隣国・サウスランド帝国で、新たな生命が誕生した！その名は、エッグマンジュニア。果たしてジュニアはどんな半熟ヒーローになるのか！？そして、国王はいつ帰ってくるのか？！ 【登場人物】
エッグマン： エッグマンの息子。半熟ヒーローに憧れている。
オリビア： エッグマンの妻。息子を出産後、病死してしまう。
エッグボーイ： エッグマンの娘。父親譲りの口の悪さを持つ。
エッグガール： エッグマンの妹。兄とは性格が全く違う。
サウスランド帝国の帝王： エッグマンの親友にしてライバル。
エッグマンの父ちゃん（エッグマンJr.の祖父）： エッグマンの父親。エッグマンJr.が生まれる前に亡くなる。
エッグマンの母さん（エッグマンJr.の祖母）： エッグマンの母親。エッグマンJr.を生む。
エッグマンのお爺様（エッグマンJr.の曽祖父）： エッグマンの一族を取り仕切っている。

私達はその勇敢なる姿を見届けた後、静かに眠りについたのです。
おやすみなさい、ピクミン。
そしてそれから長い年月が流れました。
2匹のピクミンが生まれました。彼等は仲良く暮らしています。
しかし、ある日突然現れた謎の生命体により、平和だった村は滅ぼされてしまいました。
村人達の殆どは殺され、生き残った者も散りじりに逃げてしまいました。
ピクミン達は勇敢にも最後まで戦い抜きました。
しかし、ピクミン達がいくら奮闘してもどうしようもない状況がありました。
そう、それは宇宙生物の圧倒的な物量差。
ピクミンの抵抗むなしく次々とやられていく仲間達。
それでも彼らは諦めずに必死に生き足掻いたのです。
しかし、やはり無駄な努力だったようです。全滅してしまいました。
最後に残ったピクミンは、この星の核となる場所に辿り着きました。
そこには、この星の記憶の様な物が残されています。
これは何かのメッセージなのか？それともただの記録なのか？ それを理解できたのは、ピクミンだけだったかもしれません。
ピクミンはそれを読み取ると、満足げに息を引き取りました。
そして、ピクミンの身体は徐々に崩れていき、最後には砂の様にサラリと消え去りました。
こうして、惑星はこの世から消滅しました。
残されたのは、何も知らない動物達だけ。
彼等もまた、後に人類によって絶滅させられてしまう事になります。
人類の業の深さよ・・・。
616 名無しさん@お腹いっぱい。
sage
04/07/24 23：

私の名前はアリス。
今は亡き父の後を継ぎ、女王となった。
そして今、私の前には二人の騎士がいる。
一人は黒髪の少年剣士、もうひとりは金髪の少女魔法士だ。
「さあ、早く！」
「……はい」
少女が震えながら立ち上がる。
「ふっ。俺様の名はライル。誇り高きグルニアの騎士にして、 アカネイア王家の血を受け継ぐ者なり！」
「わ、わたしはミネルバ。マケドニアから来た魔法使いよ。よろしくね」
「お二人はこの国の未来に必要な方々です。どうか守ってあげてください」
「御意」
「任せてちょうだい」
「ありがとうございます。それでは参りましょう」
二人を連れて城を出る。
「あの、どこに行かれるんですか？」
「これからアカネイアを取り戻す旅に出ます」
「それはいいけど、その前に何か食べさせてくれないかなぁ～なんて」
「わかりました。それじゃあ食事にしましょう」
三人で食事をする。
「それで、どこに行くつもりなの？」
「まずはここから近い、グルニアの首都オレルアンに行きます」
「グルニアか。確かにそこなら我々が生き延びる道はあるだろう」
「でもどうやってそこまで行くんです？」
「それは……何とかなるんじゃないかしら。きっと」
「まぁとにかく行ってみるしかないでしょうね」
「では準備をして出発しようではないか！」
「あ、あの……僕達はどうすればいいんでしょう？」
「貴様らはここで待機していろ。万一の場合に備えてな」
「そんな……！ お兄ちゃんが帰って来なかったら僕は生きていけないよ！！」
「俺だってそうだぜ！！ こんなところで待ってろなんて酷すぎるだろ！？」
「仕方ないだろう。私達が一緒にいるところを敵に見つかれば、それこそ全滅してしまう」
「そっすねぇ～。だからここは我慢しましょ。ね？」
「わたくしもご一緒したいのですが……。残念ですわ」
「お前たちまで死ぬ必要はないんだぞ。ここに残っていてくれても構わないのだ」
「ダメだよ！ 僕も戦うよ！ 皆のお荷物にはなりたくないもん！」
「王子、あんたは本当に立派になったな。けど無理だけはしないで欲しい。
何せ相手はメディウスを倒した英雄なんだからな」
「大丈夫です。僕はもう子供じゃない。自分の身くらい自分で守れます。
それに仲間を置いて逃げるわけにもいきません」
「そうか。ならば行こう。グルニアへ」
こうして一行はアリティア城を取り戻す為の戦いを始めたのだが……。
◆ アリティア城の玉座の間。
「ニーナ様！お逃げください！」
「イヤよっ！みんなを置いてなんて行けないわ！！」
「いいから早く行け！もう時間がないんだぞ！？」
ニーナは騎士達に守られながら階段を降りていく。
「でも……どうしてこんな事に？」
「それは奴らが現れたからだ」
「奴ら？誰の事ですか？」
「暗黒竜の配下だ。奴らは俺達が城に籠った事を嗅ぎつけてきた。
そして城内への侵入を果たしてしまったのだ」
「そんな……」
「だが安心しろ。お前は絶対に死なせはしない。必ず守る」
「……ありがとうございます」
「いいから急げ！！追手が来ているぞ！！！」
「はい！」
ニーナ達は地下通路を通って裏口へ。
「よし！ここまで来れば大丈夫だろう」
「良かったぁ～」
「ふう。これで一息つけるな」
その時だった。
「グワァッハッハ！やっと追いついたぜぇ」
現れたのは黒い甲冑に身を包む巨漢の男。
その男は暗黒竜の側近にして、暗黒竜と共に復活した暗黒四天王の一人。
「出たな魔道士バルザック！貴様には恨みがあるからな。ここで死んでもらうぞ」
「ククク、やれるものならやってみろ」
「行くぞぉっ！！」
「おうともさ！」

私もゲームをやっているときに、「こんな設定があったら面白いだろうなぁ～」と思ったことがいくつかあります。
例えば、こういうのがあるといいかも……
1主人公には兄がいる 2主人公は女の子 3主人公の名前は『ルッカ』
4主人公の両親は既に他界している 5主人公が旅に出るきっかけになった出来事が起こる 6その出来事の中で主人公だけが助かる 7主人公は、ある人物と出会う 8それから数年後 9ある日、主人公はふとした拍子に自分が未来から来たことを知る 10そして、未来の世界で起こる出来事を知る 11物語は加速し始める
12世界中を巻き込んだ戦争が始まる 13主人公たちはそれぞれの目的のために動き出す 14戦争の終結 15世界の危機 16真のラスボスとの最終決戦 17エンディング 42：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/12/05（土）
23：16：59.52
ID：OcYkvUgw0 ＞＞1乙！ これ面白いよな 俺は4が一番好きだけど 3のエンディング見たら3の主人公も仲間に入れてやりたくなった

私の名前はマローネ。18歳。
生まれながらにして特殊な能力を持つ人間だった。
人の気持ちや過去を見ることができるのだ。
だから、周りの人には気味悪がれてきた。
「お前は呪われた子だ！」とか「悪魔に取り憑かれてるんだ！」なんて言われたこともあったっけ……。
だけど私は気にしなかった。
だってそんなことはどうでもよかったもの。
大切なのは他人の目じゃなくて自分の生き方なんだってわかっていたから。
ただそれだけの存在だった。
ユール……元幽霊船船長。
船の事故で亡くなったあと幽霊船でさまよっていたところを マローネたちに救われ、一緒に暮らすようになる。
マローネたちがサルファを倒したことで成仏できることになったのだが……。
サルファ……すべての黒幕。
もともとは人間だったが、あることがきっかけで悪に染まってしまい、 ついには世界を破滅させるまでになってしまった。
ラストでは勇者スカーレットによって倒される。
ユールやカスティルたちの魂を吸収して復活したものの、 最後に

私には何の力もなかった。ただ運良く生き長らえることができただけだった。
そんな私の人生を変えてくれたのが、あの方との出会いだったのです……。
これは、まだ世界が混沌に包まれていた頃のお話――。

***
私はとある国の貴族の娘として生まれた。両親は私が生まれる前から政略結婚を決めていて、生まれたときから婚約者がいた。相手は同じ年に生まれた男の子で、私より一つ上の兄だ。父は伯爵、母は侯爵家の令嬢だったが、身分の高い母の実家の影響力を利用して、私達の婚約を成立させようとしていたらしい。父や母の思惑通り、二人の仲はとても良かった。
でもそれは表面上だけ。本当の私は、兄のことを好きになれなかった。
『お前みたいな女と結婚なんて嫌だ！』
そう言っていつも私に意地悪をする兄が憎かった。
だから私は、兄のことをずっと無視していた。
だけどある日、事件が起こった。
私達が家族揃って食事を取っている時のことだった。突然屋敷の中に魔物が現れたんだ。しかも一体じゃない、数十体もの数の魔物が同時に現れたのだ。護衛の騎士達は必死に応戦したけど、とても敵わなかった。私は怖くて部屋の隅に隠れていることしかできなかった。やがて父が殺され、母も殺された。兄だけが奇跡的に助かり、その後すぐにどこかへ逃げてしまった。
どうして？ どうして皆死んでしまったの？ これからどうすればいいの？ 分からない。何もかも分からなくて頭がおかしくなりそうだ。
そんな時、一人の男が部屋に入って来た。男は私の姿を見て優しく微笑むと、「もう大丈夫だよ」と言ってくれた。それが私と彼、アスター様との初めての出会いだった。
それからの日々は、本当に幸せだった。両親を失った悲しみを癒してくれるかのように、彼は毎日のように会いに来てくれた。最初は戸惑っていたけれど、次第に彼の優しさに惹かれていく自分がいた。彼といる時間が楽しくて嬉しくて……気付けばいつも頭の中は彼のことでいっぱいになっていて――そんな幸せな時間はずっと続いていくものだと思っていた。だけど、神様はそれを許してくれなかったみたいだ。
「……ごめんなさい」

私には好きな人がいます。その人は私のことをどう思っているのか分かりませんが、少なくとも嫌われてはいないと思います。
でもその人に想いを伝えることは出来ませんでした。何故なら私とその人の間には高い壁があるからです。それはもう高くそびえたっていて、とても越えられそうにありませんでした。
それでも私は諦めることなんてできなくて、毎日のようにその人と会っていました。その度に心臓がドキドキして破裂しそうなくらいでしたが、幸せでもありました。ずっとこのままの関係を続けていけばいいとも思っていました。
ただ、ある日を境にそんな生活は一変してしまいました。
ある休日のことです。私はその日もいつもと同じようにあの人を待ち合わせ場所で待っていました。しかしいくら経ってもその人は来ません。何かあったのではないかと心配になり連絡を取ると、「今日はどうしても外せない用事があるんだ。すまない」という返事が返ってきました。その時の私は何故か嫌な予感を感じ取りました。それが何なのかは分からなかったのですが、とにかく胸騒ぎがしました。
それから数日後にまたもやゾーゴンが復活し、今度は全世界を支配すべく進軍を開始した。
リュウは仲間たちと共にそれを迎え撃つため、最終決戦の地へと赴くのであった。
■特徴 戦闘システム 基本となるシステムはターン制バトルであり、3DアクションRPGのような感覚である。
プレイヤーは戦士や魔法使いなど、様々な職業の中から一人を選択し、そのキャラを操作していく事になる。
各キャラクターには固有の武器や特技があり、それを上手く使いこなす事が勝利の鍵を握る。
キャラクターのレベルアップに伴い、新たな技を覚えたり能力値が上がったりする。
レベルが上がるにつれ敵も強くなり、より戦略性の高い戦いが求められるようになるだろう。
ちなみに、魔法を覚えるためには一定の条件をクリアする必要があるようだ。
ストーリー進行によって主人公リュウのレベルが上がるごとに、能力値が上昇。
また武器防具アイテム等を装備することでキャラの能力が変化する。
戦闘シーンでは剣や槍などの近接攻撃系から魔法まで多彩。
キャラクターの成長に合わせてスキルも習得できる。
パーティーメンバーは最大5名まで選択可能。
1人で戦うこともできるし、3人以上でもプレイ可能。
ゲームバランス的にはアクション要素が強く、RPGとしては難易度が高い方だろう。
しかしボス戦はターン制バトルのため戦略性が高く、敵の行動パターンを見極めればクリアは容易。
ただし雑魚戦で全滅すると最初からやり直しになるので注意が必要。
操作キャラクターは、剣士、格闘家、魔導士、僧侶、盗賊、シーフ、アーチャー、ガンナー、ナイト、アサシン、忍者、バーサーカーの11種類。
サブ職業として、魔法使い、弓使い、銃使いの3種が存在する。
ちなみに主人公は竜の戦士なので、全て前衛職となる。
なお、主人公の性別変更はできないが、種族は選べるため女性にすることもできなくはない。
◆基本情報◆
タイトル：ドラゴンファンタジー（Dragon Fantasy）
発売日：1996

私
の息子よ 二. 東へ向かって歩いたけど、誰もいなかった 途中で見つけた井戸の水を飲むことにした 飲んでみると変な味だったので吐き出す 水筒の中にはまだ水が残っていたので、それで口をゆすぐ やっぱり変な味 なんだろ、これ……
でも、飲まないよりマシかな それにしても喉が渇いて仕方ない そうだ、いいことを思いついた 井戸の底に向かって叫ぶことにする もしも誰かが残っていて、声を聞いてくれたなら私の言いたいことが伝わるはずだ では叫ぼう せぇーのぉ……！！
（間）
あぁー 水ぅー 水が欲しいぃー はやく水をくれぇー
（間）
おかしいぞ 誰も聞いてくれないのか もしかしたら地下にいるやつは耳が悪いのかもしれない それならば直接出向くまでだ 待っていろよ 絶対に助け出してやるからな まずは地下室に向かう階段を探すことにしよう 一階に下りると、ドアがいくつかあった とりあえず開けてみたけど、どれも空っぽの部屋ばかり

私
達は古代遺跡の近くにある森にやってきた。
この森から地下を通って、あの古代遺跡まで行けるそうだ。
入り口は封鎖されているらしく、通れないのだが、私達が着ている鎧があれば入れるかもしれないとのこと。
早速中に入ってみることにする。
中に入るとそこは広いホールになっていて、奥の方に大きな扉があった。
どうやらここが入口のようだ。
しかし……。
「おいおい、これは一体どういうことだ？」
突然、背後にいたタットがそんな声を上げた。
振り返ると、タットだけでなく他のみんなも驚いている様子だった。
何事かと思って辺りを見回すと、そこには私達を取り囲むように大量の魔物の姿があった。
どうやら気付かないうちに敵に囲まれていたみたいだ。
「まさかこんなところにまで追ってくるとはね。しつこい連中だよ！」
イアリスさんはそう言って剣を構えた。
私もそれに続いて構えを取る。
「お嬢ちゃん、気をつけな。こいつらはただの雑魚じゃないよ」
「分かっています。でも大丈夫です。これくらいなら問題ありません」
私はそう答えたけど、本当はちょっとだけ怖かった。
だけど今は怯えてる暇なんてない。
なんとしてもこの場を切り抜けないと。
「グオオォッ！」
巨大なドラゴンが立ちふさがり襲ってきた！
「ここは俺に任せろっ！」
勇者アベル（本名アルヴィン）は剣を構えると、竜に向かっていった！ だが、その瞬間―――
ピカッ！！ 強烈な光が辺りを包み込んだ！ あまりの眩しさに目を閉じてしまった一同……しばらくして目を開けるとそこには―――
『ようこそ！冒険者さん！』と書かれた看板を持ったミニスカート姿の女の子がいた。
「こらあああぁっ！！」
ドガッ！！！ 突然現れた女の子の姿を見た勇者アベルはその女の子の頭を殴った。
「痛いっ！？何すんだよお兄ちゃんっ！？」
殴られた女の子は頬を膨らませながら抗議した。
「お前は何やってんだっ！？」
「見ての通りだよ？」
「そんな事はわかってるわあっ！なんでこんなところにいるのか聞いているんだ！」
「だってここ私の家だもん♪」
「嘘つけえぇっ！！」
「本当だよぉ～♪ほらここに書いてあるよ」
そう言って女の子は看板を指し示した。
【この先、天空の塔】
確かに看板にはこう書かれていた。
「…………」
「わかった？だからこの先は立ち入り禁止なんだよね」
「…………いやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやい