⚠️ここからオリジナルのキャラが登場しますが決して夢とかではございません。⚠️
本キャラクターはこの話の主要人物であり悪役で、かなりヘタキャラを傷つけることになります。地雷さんはせっかくここまで読んでくださったのに申し訳ない気もしますがブラウザバックをお願い致します。
こうでもしないと話が作れなかったんですごめんなさい🙏🏻
あと何より…
アメリカ
ついたぞ…って、暗っ

日本
暗雲が立ち込めているようですね。海の上で気候が変わりやすいからでしょうか。

中国
これが建物…なんか複雑そうな機械とかパイプとかがいっぱいあって怖いある

ロシア
ねぇ、見てよこれ

フランス
何でこんなものがここに?ここに子供でもいたの?

ドイツ
いや、状態がまだ良いからここの何処かにいる可能性が高い。海上の気候は1日のうちに何回も変化するからこれほど綺麗な道具たち、きっとさっき置かれたばかりに違いないぞ。

イギリス
そうだな、あるいは幽霊の仕業だったりな

イタリア
ちょっとそういう事言うの辞めてよ〜!!僕が幽霊嫌いなのを知っていて!!

アメリカ
もし本当に幽霊だったらお前のこと盾にするからな?
イギリス。(真顔)

イギリス
良いぜ?俺は幽霊と喋れるけど(煽)

フランス
うわ〜コイツ腹立つぅ~

ロシア
静かにして。

ロシア
足音がする。誰かがこっちに来る。

イタリア
(やだ…!!怖い…!!ドイツ〜ぅ助けてぇ〜)(ドイツにしがみつく

ドイツ
ペシッ(それを振り払う

イタリア
痛っ

アメリカ
誰だお前は!

???
あれ、お客さん?
最近はよく来るねぇ

7、8歳くらいの少年が立っていた。
雨具を羽織り傘を持っている。
髪色は随分派手で真っ赤な髪にオレンジ色のメッシュをしていた。
中国
お前あるか?ここにある玩具たちの持ち主は。

???
そうそう!それと、

日本
…は?

???
あ、名前名乗るの忘れてた。

サン
僕の名前はサンピラーって言うの。
サンって呼ばれてる。

サン
まぁまずはここの基地の作り紹介してあげる。
ここは地下の世界が広がっていて僕の先生が残していった実験物がいっぱいあるよ。まぁ先生は死んでしまって幽霊になった今でも僕と研究を続けているけどね。最下部の地下5階にある鉄の扉には触れないでね。あそこには色々な時空が歪んだ状態で閉じ込められてるの。もし扉を開けたら変な時代に飛ばされるかもしれないよ。

イタリア
ちょ…ちょっと待ってよ?どういう事?先生が残した実験物って何?そもそも先生って誰のこと?そもそも君は何者なの?

サン
説明足りなかったか〜。先生はこの世界をより良くする為に色んな研究をしていたの。そして先生は先生の意志から生み出された僕の事もとっても大事にしてくれた。研究してたら突然未来人が来たりして沢山の技術を教えてもらってね。先生は頭良いからそれで世界ではまだ知られていない発明をしていたの。でも闇の組織とかと勘違いされて怪しいって言われて。何処かの政府の裏が密かに殺せって指示をマフィアに頼んだらしくて先生は世に出ることが無いまま殺されて、抹消された。それで遺体がここに連れてこられたの。でも先生の世界を変えられず無念だと思う気持ちや僕一人取り残されて寂しいって思う気持ちが重なって先生は怨霊となった。それからも僕は死んだ先生や他の亡霊とかと一緒に研究を続けているんだよ。

フランス
急に重くなるじゃん…😩

サン
つまり先生は研究者って事。そして僕は先生の国を作りたいって気持ちから生まれた、ミクロネーションって事。

イギリス
ミクロネーション…?!

日本
(私達と同じ…やはりこの子はこの土地の化身なのか…!)

ロシア
でもここに来た自衛隊を攫ったのも君でしょ?それは流石に良くないと思うんだけれど。

サン
あの人たちの知り合い?でもあの人変な武器持ってずかずかと僕の土地に入ってくるんだもん。危険な人はしっかり捕まえなきゃ。でももうあの人は洗脳して僕の国民にしてあるよ。あいつらには僕の気が済むまでこの国で働いてもらう。

日本
(この餓鬼…!なんて酷いことを…!)

日本
あの!私の国民を本人の意志関係なく勝手に奪い取るのは辞めてください…!実は私達も国なんですよ。おんなじ存在同士ですから私の気持ち、どうか分かってください…!

サン
は?

ドイツ
…?

サン
あぁ、なーんだ。

アメリカ
どういう意味だ…!

サン
お前らも国だったんだ。じゃあちょうどいい。

サンの表情が豹変した。
さっきまであった瞳のハイライトは失われて死んだ目をしている。
日本と少し似た顔、と言ったら日本にとても失礼だが怖い。
サン
んでさ、お前が日本?

日本はターゲットにされているという事にとても焦っているように見えた。
日本
…だ、だから何です…?

その時、黒い何かがとんでもない速さでこっち____特に日本の方へ飛んでくるのが分かった。
アメリカ
…っ!!!!!

これ、銃弾だ。
俺は日本を守るために咄嗟に手を庇うようにして伸ばした。日本を守ることは出来たが肉を切り裂くようにして手の平に弾丸がめり込んだ。後ろにはなんと洗脳されたかつての俺達の国民が立っていて、俺に向けて銃を撃っていたのだった。
日本
アメリカさん!!血が…!!

アメリカ
良いから…下がっててくれないか

アメリカ
お前…何で日本を襲ったんだ

サン
先生は生まれも育ちも日本人。でも先生は研究者になる前の社会人だったころに職場で酷いいじめにあって仕事を辞めざるを得なかった。日本はお互い色んな事隠してて堅苦しいが故に常に苦労しないといけない。暗いんだよ。

日本
……!

サン
だから俺はその国が大嫌いなんだよ。

イギリス
そこまで言わなくたって良いだろ!!日本も日本なりに努力して…

サン
いや、努力してたらこの国はもっと変わってたはずだ。実行できなきゃ口だけだと意味無いんだよ。だから俺は、この世界を変える。これからは俺がこの世界を支配する。そして日本、お前だけは完全に消してやる。

フランス
でも俺らだって国だ!いくら攻撃しても回復出来るから…

サン
いや?もうお前らは国なんかじゃない。

サン
そこの金髪碧目の…お前、手を見てみろ

はっとして手を見てみた。そういえばさっきから撃たれた傷口から溢れる血が止まらない。そして何よりも痺れるような痛みはとてもじゃないが耐え難かった。
しばらくして俺は回復機能が無くなっているという信じ難い事実に気付き恐怖を覚えた。
中国
おいおい、冗談は辞めるよろし!ほら早く回復するある、

アメリカ
駄目だ…これ、

イタリア
そんな…僕たち本当に国じゃなくなってるんだ…

サン
それにお前ら、自分の名前を言ってみろよ
それがお前らが国ではなくなった一番の証拠だ。
俺はこの世界に絶対に復讐する。穢れた人間を浄化してやるんだ。

イタリア
(ヴェー…。俺の名前〜?)
