注意 中原中也(22)×太宰治(5)の幼児パロBL作品です。 中原が太宰にベタ惚れしてます
太宰 治
ガチャ、ドアの開く音が部屋中に響き渡る。
そういや、まだ会ったばかりの他人の家に上がるのに不安そうな素振りを全く見せていなかった
むしろ凄く喜んで居る様にも見えた。此方が危害を加える可能性は考えていないのか?
否、此処迄頭の良い子供なら考えない事は無いだろう。
中原 中也
太宰 治
太宰はリビングのソファに腰掛け乍云う
云われてみれば確かに今更だ。俺の血塗れた姿を見て何もかも見通しているように笑って来た此奴が、簡単に俺を怖がる筈は無い
太宰 治
太宰 治
中原 中也
殺されても善い、か
納得はいく。此奴は凄く大人びた思考パターンをしているが、所詮は子供だ。 性虐待されて、親に捨てられて、相当精神に来ているだろう。
そうか、此奴は死んでも善いと思っているのか
気に入らない。
子供の此奴が、生きる希望を与えられていないなんて 死に絶望を抱いていないなんて、むしろ、死に希望を抱いている様に見えるだなんて
此奴の情報が頭に入ってくる度に不快な気分になる 同時に此奴を幸せにしてやりたいと願って仕舞う。
俺にそんな事は出来ない。少なくとも普通の幸せを与える事は、俺には出来ないのだ
中原 中也
そう小さく呟いて、舌打ちした。
太宰 治
先程の声は聞こえない振りをして話を続けて来る。
太宰 治
太宰 治
太宰 治
其の時の此奴の表情にどんな感情が篭っていたか分からなかった。
期待?希望?欲求?羞恥?
どれも、その表情に篭っている気がしたが、どれも彼が此方に向ける感情とは思えない。
太宰 治
クスクスと笑う。揶揄うような、怒りを煽る表情。
中原 中也
自分が思って居たより低い声が出た。 俺は決して此奴にそんな下劣な感情は抱いていない、筈だ。
心の奥底にある感情がそれを否定した。 違う、お前は此奴に他と違った感情を抱いているだろう。お前は此奴に恋情を抱いているのだ。
「一目惚れ」
煩ェ。俺はそんなんじゃねェよ 恋情等俺が此奴に抱く資格は無い 必死に自分の心を騙そうとする。
太宰 治
中原 中也
中原 中也
勿論、嫌いなんて真っ赤な嘘だ。 其れを否定したかった、自分が抱いている感情をどうしても押さえ込みたかった
此奴への恋情が報われる訳が無いだろう 否、仮に報われる未来が有ったとしても、この感情は閉まっておくべきだ。 俺には此奴を幸せに出来ない
太宰 治
太宰 治
太宰 治
中原 中也
太宰 治
辞めろ
そんな、云い方
太宰 治
自惚れたくない
何なんだ此奴は
太宰 治
黙れ
期待して善いのか
善い訳が無いだろう
太宰 治
太宰
黙れよ
…俺は
黙れ
太宰 治
中原 中也
太宰 治
中原 中也
太宰 治
そう云って嘲笑う。 矢張り此奴にはお見通しな訳だ
此奴は何がしたいんだ 俺を弄びたいだけか?苛つくな
其の意を込めて太宰を睨む。 それを見て又此奴はクスクス笑いやがった。
太宰 治
中原 中也
何だかドッと疲れたが、飯を与えない訳にもいかない。落ち着け俺 そう自分に言い聞かせ乍キッチンに立つ。
中原 中也
太宰 治
中原 中也
太宰 治
蟹…前買ったやつ余ッてっかな。 つうか此奴案外高ぇモン好きなんだな、親金持ちだったのか?
中原 中也
太宰 治
太宰 治
中原 中也
食器棚から鍋を取り出して準備を始める。
中原 中也
太宰 治
太宰 治
中原 中也
太宰 治
中原 中也
太宰 治
中原 中也
太宰 治
鍋の準備をしながらくだらない会話を紡ぐ。
此奴から話題を振るという事はこの会話は此奴にとって必要なのだろう。
くだらない会話で少しでも此奴の心が安らげば善いな、なんて思って仕舞う。
ふと、首領に以前云われた事を思い出した。 「君は中々子供に弱い様だね」
子供に弱い、か 確かにこんな奴を拾ってましてや一目惚れなんて、子供に弱いにも程がある。 善処しなくては
太宰 治
中原 中也
太宰 治
そうは言っても、天才少年サマが喜ぶ様な暇つぶしは俺には考えられない。
中原 中也
太宰 治
太宰 治
何だか釈然としない云い方に顔を顰める
じゃあ一体何なら満足するんだ。
太宰 治
中原 中也
溜息を付き、料理に意識を集中させる。 此奴の味の好みは分からないから、万人受けしそうな味にしよう。
…良し、出来た。
太宰 治
中原 中也
何時の間にかこの餓鬼が手にしていた本を取り上げる。 …俺の本棚からこの少年は一体何を選んで読んでいたのだろう 少し気になり表紙を見つめると_
中原 中也
太宰 治
中原 中也
太宰 治
中原 中也
中原 中也
太宰 治
中原 中也
太宰 治
中原 中也
俺だって気配が消えたり増えたりする事には人一倍敏感だと思うのだが… 此奴は一体何なんだとつくづく思う。
…話が逸れて仕舞った
中原 中也
太宰 治
中原 中也
はァ、と分かり易く溜息を着けば、太宰の口元が楽しげに弧を描く。 何がそんなに楽しいんだか俺にはさっぱり分からない、分かりたくも無い…
太宰 治
は?
中原 中也
太宰 治
聞こうとすれば途中で遮られる 何々だ此奴、一体何を企んでいる…
太宰 治
中原 中也
太宰 治
中原 中也
太宰 治
太宰 治
中原 中也
太宰 治
中原 中也
あぁあぁあごめんなさい!!ブツ切り!!書けない!! 続きま……… …すん!!!! 書けたら書きます(
コメント
6件
流石、幼児パロでしか得られない栄養は質が違いますわ😇😇 ていうか、書き方がお上手で大変羨ましいですねぇ!?!✨
どっちですか!?ww 無理しないで頑張ってください!!