まず初めにタイトルにもありますようにこの話は実話です。 あれはもう4年も前のこと、、、
俺
お前もそう思わん?
とってぃー
俺
俺だけかよ笑
当時俺は私立高校に入学し スキー部員の一人として一年目の冬を迎えていた。 そして、このとってぃーという子は俺の一つ下の後輩で話しやすくとても仲が良い子だった。
とってぃー
先輩たちの荷物下ろしましょか
俺
大会前日
俺
先輩ら終わるまでに風呂済ませて
そのあとチューンナップせえへん?
とってぃー
じゃ、風呂行きましょ!
チューンナップというのはスキー板の手入れをする事で、 俺の所属してたスキー部では 先輩→後輩の順でチューンナップ室を借りることができた
午後10時過ぎ 俺はとってぃーともう一人同期の ゆうきと3人でチューンナップをしていた
俺
ほんまここのチューンナップ室不便よな
ゆうき
ホテルからめっちゃ離れてるし
めっちゃ狭いし
ほんで寒いし
とってぃー
でもこんな時間にやめましょ
もっと明るい話でもしましょ
このチューンナップ室 ホテルの敷地内にはあるのだが、 母屋からは遠く、おまけに前は道を 挟むと雑木林という気味の悪い所だった。
すると、急にとってぃーが
俺
とってぃー
ゆうき
そんなわけないやろ
俺らしかおらんのに
警備員か誰かやろ
とってぃー
そんなわけ、、、
とってぃーは今度は外に飛び出して辺りを見回した
俺
どうしたんや?
とってぃー
僕今見てしまいました
ゆうき
話のネタがないからってさ
そーゆーの
とってぃー
僕先輩らには言ってなかったんですけど、霊感があるんです。
俺
とってぃー
自分の祖父がそういうの見える人で
その祖父が亡くなった瞬間次は僕が見えるようになってしまったんです
とか言ってたけど、 正直俺とゆうきはそんな事信じるような人間ではなかった でも、今まで見せたことのない真剣な顔で何回も言ってた しまいには、泣き出しそうにもなってた
俺
ゆうき
とってぃー
俺
とってぃー
髪の長い赤い服着た女の人やったんですけど
とってぃー
ほんまなんです!!
信じてください!
俺
なんか急に怖なってきたやんか
ゆうき
とってぃー
ゆうき
ほんなら俺らどう頑張っても見つかってしまうやんか
とってぃー
でも、彼女の目と合ってしまうと
見つかることよりももっと恐ろしいことが起こると思います
というか嫌な予感がするんです
俺
それやったらはよ逃げよ!!
とってぃー
ゆうき
ほんならはよ片付けよう!
そして、俺らは片付け終えた
とってぃー
絶対目は合わしたらダメです
何があっても後ろ向いたら終わりです!
俺
ゆうき
それから俺らは板を担いで荷物を手に持って 物音立てず急いで母屋に帰った 一回も振り返ることなく
母屋に帰ったが、 もちろん時間は12時を回っており 部員はみんな寝ていた
俺
早よ寝て備えんと
ゆうき
早よ寝るぞ
幸いなことにその時、俺らは3人とも同じ部屋だった
そして、この日とってぃーは何事もなく眠りについた
俺
ゆうき
でも気にせんほうがええよ
俺
ゆうき
お前までもうやめてくれよ
俺
あの窓の外から誰かに見られてる気がするねん
ゆうき
ついてきたんかよ、もしかして
俺
ゆうき
さっき母屋に帰る時、道具落としてもうて、それを拾う時一瞬後ろ見てもうたんよ
俺
お前それ早よ言えよ
てか、やばいやろ
ゆうき
だからアイツついてきたんちゃうかと思って
俺
寝よう
もうそれしか俺らに出来ることはない
ゆうき
だが、 2時過ぎ
ゆうき
起きてくれ、、、
俺
どないしたんや?
ゆうき
吐きそうや
トイレ一緒に行ってくれんか?
俺
分かった分かった!
立てるか?
俺らはトイレに直行 案の定、ゆうきは上から吐いた
俺
ゆうき
もう大丈夫や、吐ききった
俺
そして、俺らは部屋に戻り、寝た だが、
ゆうき
また吐きそう
俺
まじかよ、お前ほんまにやばいぞ
とりあえずトイレ行こう
ゆうき
ほんまにわるい、、、
そして、立ち上がろうとして ふと携帯を見た すると時刻は午前4時44分だった (視聴してる皆さん、これは本当なんです。信じてください)
俺
そして、ゆうきはトイレで吐き それが終わると一人ですぅーっと戻っていった 何事も発することなく
朝
俺
見ると、ゆうきは血を吐いてベットで倒れていた それから俺ら部員は大慌てで救急車の手配をしたり、なんだかんだして もう大会に出るとかそんな事は どうでもよかった
俺はゆうきの荷物を整理していた。 すると、急に体に何かがのしかかるような重さが襲ってきた 何故かそのあとの記憶が俺にはない
後日談に続く、、、