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冬のホテル(実話)

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冬のホテル(実話)

1 - 冬のホテル(実話)

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2020年04月26日

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まず初めにタイトルにもありますようにこの話は実話です。 あれはもう4年も前のこと、、、

あー、なんか緊張するわ
お前もそう思わん?

とってぃー

まだ5日前っていうのに何を緊張することがあるんですか?笑

そうかぁ、、
俺だけかよ笑

当時俺は私立高校に入学し スキー部員の一人として一年目の冬を迎えていた。 そして、このとってぃーという子は俺の一つ下の後輩で話しやすくとても仲が良い子だった。

とってぃー

あ、着きましたよ
先輩たちの荷物下ろしましょか

そやな

大会前日

そや、とってぃー!
先輩ら終わるまでに風呂済ませて
そのあとチューンナップせえへん?

とってぃー

了解です
じゃ、風呂行きましょ!

チューンナップというのはスキー板の手入れをする事で、 俺の所属してたスキー部では 先輩→後輩の順でチューンナップ室を借りることができた

午後10時過ぎ 俺はとってぃーともう一人同期の ゆうきと3人でチューンナップをしていた

そやけどさ
ほんまここのチューンナップ室不便よな

ゆうき

ほんまそれな
ホテルからめっちゃ離れてるし
めっちゃ狭いし
ほんで寒いし

とってぃー

確かに笑
でもこんな時間にやめましょ
もっと明るい話でもしましょ

このチューンナップ室 ホテルの敷地内にはあるのだが、 母屋からは遠く、おまけに前は道を 挟むと雑木林という気味の悪い所だった。

すると、急にとってぃーが

どないした?そんな外ばっかり見て笑

とってぃー

なんか気配がしたんですよ

ゆうき

おいおい、やめろって笑
そんなわけないやろ
俺らしかおらんのに
警備員か誰かやろ

とってぃー

そうですよね、
そんなわけ、、、

とってぃーは今度は外に飛び出して辺りを見回した

なんやねん笑
どうしたんや?

とってぃー

やっぱりいますよ!
僕今見てしまいました

ゆうき

ええて笑
話のネタがないからってさ
そーゆーの

とってぃー

いや、ほんまにいたんですよ
僕先輩らには言ってなかったんですけど、霊感があるんです。

ほんまかいな笑

とってぃー

僕もともとはなかったんですけど
自分の祖父がそういうの見える人で
その祖父が亡くなった瞬間次は僕が見えるようになってしまったんです

とか言ってたけど、 正直俺とゆうきはそんな事信じるような人間ではなかった でも、今まで見せたことのない真剣な顔で何回も言ってた しまいには、泣き出しそうにもなってた

わ、分かった

ゆうき

とりま話聞くから落ち着け

とってぃー

すいません

で、お前が見たやつってどんなんやったんや?

とってぃー

容姿はありきたりですけど
髪の長い赤い服着た女の人やったんですけど

とってぃー

僕らのいる所からゲレンデまでの大通りを高速で行き来してる悪霊が見えたんです、、、
ほんまなんです!!
信じてください!

や、やめてくれよ
なんか急に怖なってきたやんか

ゆうき

ほんで俺らどないしたらいいねん?

とってぃー

もうこれは逃げるしかないです

ゆうき

そやけど、そいつは高速なわけやろ
ほんなら俺らどう頑張っても見つかってしまうやんか

とってぃー

たしかにみつかってはしまいます
でも、彼女の目と合ってしまうと
見つかることよりももっと恐ろしいことが起こると思います
というか嫌な予感がするんです

そうか、
それやったらはよ逃げよ!!

とってぃー

それから、出来るだけ物音はたてないでおきましょう

ゆうき

よし!
ほんならはよ片付けよう!

そして、俺らは片付け終えた

とってぃー

いいですか?
絶対目は合わしたらダメです
何があっても後ろ向いたら終わりです!

了解!

ゆうき

了解

それから俺らは板を担いで荷物を手に持って 物音立てず急いで母屋に帰った 一回も振り返ることなく

母屋に帰ったが、 もちろん時間は12時を回っており 部員はみんな寝ていた

とりあえず、明日試合やし
早よ寝て備えんと

ゆうき

そやな、荷物置いて
早よ寝るぞ

幸いなことにその時、俺らは3人とも同じ部屋だった

そして、この日とってぃーは何事もなく眠りについた

なあ、なんかあの窓何で微妙に空いてんのか分からんけど、めっちゃ気になんねんけど

ゆうき

まぁたしかにさっきのことがあったからなぁ
でも気にせんほうがええよ

てか、俺霊感とかないのに気配感じんねんけど

ゆうき

おい!
お前までもうやめてくれよ

や、冗談抜きでさ
あの窓の外から誰かに見られてる気がするねん

ゆうき

嘘やろ、、、
ついてきたんかよ、もしかして

もしかしてなんやねん?

ゆうき

俺お前らには言ってなかってんけど
さっき母屋に帰る時、道具落としてもうて、それを拾う時一瞬後ろ見てもうたんよ

は?
お前それ早よ言えよ
てか、やばいやろ

ゆうき

ほんまにごめん
だからアイツついてきたんちゃうかと思って

とりあえず、布団にくるまって
寝よう
もうそれしか俺らに出来ることはない

ゆうき

分かった、おやすみ

だが、 2時過ぎ

ゆうき

おい、おい、
起きてくれ、、、

ん?
どないしたんや?

ゆうき

なぁ、なんか気持ち悪いねん
吐きそうや
トイレ一緒に行ってくれんか?

まじかよ!?
分かった分かった!
立てるか?

俺らはトイレに直行 案の定、ゆうきは上から吐いた

おい、大丈夫か?

ゆうき

うん、、、
もう大丈夫や、吐ききった

じゃあ帰ろうか

そして、俺らは部屋に戻り、寝た だが、

ゆうき

頼む、起きてくれ、、、
また吐きそう

嘘やろ?
まじかよ、お前ほんまにやばいぞ
とりあえずトイレ行こう

ゆうき

うん、、、
ほんまにわるい、、、

そして、立ち上がろうとして ふと携帯を見た すると時刻は午前4時44分だった (視聴してる皆さん、これは本当なんです。信じてください)

(なんか嫌な感じやなぁ)

そして、ゆうきはトイレで吐き それが終わると一人ですぅーっと戻っていった 何事も発することなく

おい!これどないしたんや!?

見ると、ゆうきは血を吐いてベットで倒れていた それから俺ら部員は大慌てで救急車の手配をしたり、なんだかんだして もう大会に出るとかそんな事は どうでもよかった

俺はゆうきの荷物を整理していた。 すると、急に体に何かがのしかかるような重さが襲ってきた 何故かそのあとの記憶が俺にはない

後日談に続く、、、

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