TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

まぜ太

…………

まぜ太

はぁ…

まぜ太

どうすればいいかな…

 

まぜ太

長袖
直さなきゃ……

まぜ太

なんて言えば
辞めてくれるんだろう…

まぜ太

(俺には…)

まぜ太

(あっとが今…
どんな状態なのか
分からない…)

まぜ太

(だからこそ……)

まぜ太

(今日言わなきゃ…)

まぜ太

………

まぜ太

怖いな…

 

まぜ太

………はぁ…

まぜ太

……あっ…!

まぜ太

(今日ゴミの日…)

まぜ太

………

まぜ太

(あっと居ないうちに
やろっかな…?)

まぜ太

ゴミ袋どこだ…?

探し回る

まぜ太

あった

 

ゴミを集める・・・

まぜ太

あとは…

まぜ太

………

まぜ太

あっとの部屋…

まぜ太

……

まぜ太

(入ったら怒るかな…)

まぜ太

………

まぜ太

失礼しま〜す…

ガチャッ

まぜ太

(早めに出ないと…)

まぜ太

ゴミ箱…

まぜ太

あった

ゴミ箱に近づく

 

まぜ太

…えっ…?

血だらけの ティッシュや包帯…?が ぐちゃぐちゃにされて入ってる

まぜ太

なに…これ…?

まぜ太

(血……だよね…?)

まぜ太

(なに……?
この量………)

テーブルを見る

まぜ太

カッター……?

まぜ太

(これも血が…)

まぜ太

もしかして……

まぜ太

……リスカ…?

まぜ太

いや…それしか……

まぜ太

あっとが…?

まぜ太

……なんで…

まぜ太

(長袖だったのって…)

まぜ太

(もしかして…)

まぜ太

(隠すため…?)

まぜ太

(だとしたら
あの日からずっと…)

まぜ太

………

まぜ太

何してんだよ…

まぜ太

意味分かんねぇ…

まぜ太

(今日…
絶対言ってやる……)

まぜ太

(長袖を辞めること…)

まぜ太

(この……)

まぜ太

(リスカも
辞めること…)

まぜ太

………ははっ…

まぜ太

(あっと…)

まぜ太

(いつまでも…
寄り添えなくて
ごめんね…)

ぷりっつ

あっと

あっと

なに?

ぷりっつ

一人で帰れるか?

あっと

何歳だと
思ってんだよw

あっと

大丈夫w

ぷりっつ

そうか…

ぷりっつ

……

ぷりっつ

また…

ぷりっつ

絶対会おうな…?

あっと

なにそれw

あっと

もちろん

ぷりっつ

死ぬなよ?

あっと

……まさか…w

ぷりっつ

いつでも
相談してくれていいから

あっと

ありがと…w

ぷりっつ

それじゃあ…

ぷりっつ

ばいばい………(^^)

あっと

うん

あっと

ばいばい(^^)

そう言って 俺は背を向けて歩いていく

あっと

(今日で終わりにして…)

あっと

(傷跡も消えた頃に)

あっと

(笑顔でいれたら
良いな…w)

ぷりっつ

まぜ太には
注意しとかないと

ぷりっつ

危ないかもしれんな…

ガチャ

あっと

ただいま〜

あっと

(あれ…?)

あっと

(返事がない……?)

あっと

(どうしたんだ…?)

あっと

あ…まぜ……

まぜ太

………

あっと

(なんか変…?)

まぜが近づいてくる

あっと

(なんだろ…?)

まぜ太

あっと…

あっと

なに?

まぜ太

……っ

まぜ太

あのさぁ…!

あっと

ビクッ

あっと

(怒ってる…?)

まぜ太

あ…いや……
その…

あっと

……?

まぜ太

俺さぁ…

まぜ太

あっとの部屋……
勝手に入った

あっと

……え?

まぜ太

悪いのは分かってたけど
用事があって……

まぜ太

そしたらさ……

まぜ太

これ…

あっと

……っ!?

俺の部屋にあったはずの ごみ箱がまぜの手元にある

あっと

それ……っ!

まぜ太

ごめん
ちょっと失礼

まぜは俺の腕を掴んで 裾をめくった

あっと

あっ……

あっと

(完全バレた…)

まぜ太

リスカ…だよね……?

あっと

えと…

まぜの目に涙がうかぶ

まぜ太

なんで
こんなことしたの…?

あっと

まぜ……

あっと

(それを言ったら
まぜは…)

まぜ太

だから
長袖だったんでしょ?

あっと

……っ

あっと

(心配かけたくなくて…)

まぜ太

この量おかしいよね…?

まぜ太

そのぐらい
分かるでしょ…?

あっと

(そうだけど…)

まぜ太

[ 痛くなくても ]……
身体に負担はかかること

まぜ太

話聞いてたよね?

あっと

……っ

あっと

(痛くないのが
怖くて…)

まぜ太

辞めてよ…もう……

あっと

(だから今日で…)

まぜ太

俺じゃあ…

まぜ太

頼りなかった…?

あっと

(そんなこと…っ)

まぜ太

……

まぜ太

何も言い返せないの…?

あっと

………っ…!

まぜの手を振り払う

あっと

俺だって…っ

あっと

理由…ぐらい……

あっと

……ぐらい…

あっと

(でも…)

あっと

(これを聞いた時
まぜは絶対……)

あっと

(責任を
感じちゃう…)

あっと

………

あっと

興味……あって…

まぜ太

…興味……?

あっと

気になってて…

あっと

それで…

まぜ太

駄目なことって
分かってたでしょ…

まぜ太

そんな…

まぜ太

興味って…

あっと

…まぜ……っ

まぜ太

おれ…帰る……

あっと

えっ……?

まぜ太

本気で…

まぜ太

心配してたのに…

まぜ太

そんなことが理由なの?…

あっと

(……そんな…こと…?)

確かに今まぜに伝えたのは 苦し紛れの嘘だ…

 

でも…

 

自分のことを…

全部否定されたみたいで…

 

すごく悲しくなった…

裏切られた気分だ…

まぜ太

聞いて損した…っ

まぜ太

帰る…

あっと

まって……っ

ガチャ・・・

あっと

………っ

あっと

なんなの…?

あっと

あんなに
言わなくても…っ

涙を堪える

あっと

酷い……っ

座り込む

あっと

なんで何も…
分かってくれないの…?

あっと

もうやだぁ…っ

あっと

ただいま〜

まぜ太

(帰ってきた…)

まぜ太

(聞かないと…)

目の前の扉が開き あっとが出てきた

あっと

あ…まぜ……

まぜ太

………

あっとに近づく

まぜ太

あっと…

あっと

なに?

まぜ太

……っ

まぜ太

あのさぁ…!

あっと

ビクッ

まぜ太

あ…いや……
その…

まぜ太

(怖がらせて
どうするんだよ…っ)

あっと

……?

まぜ太

俺さぁ…

まぜ太

あっとの部屋……
勝手に入った

あっと

……え?

まぜ太

悪いのは分かってたけど
用事があって……

まぜ太

そしたらさ……

まぜ太

これ…

そう言いながら あっとの部屋のごみ箱を見せる

あっと

……っ!?

あっと

それ……っ!

まぜ太

ごめん
ちょっと失礼

あっとの裾をめくる

あっと

あっ……

まぜ太

(やっぱ…)

まぜ太

リスカ…だよね……?

あっと

えと…

あっとの困ったような 後ろめたいような表情を見たら

あっとが死んでしまうんじゃないか という不安と

自分は信用されてないのかもしれない という悲しみで 泣きそうになった

まぜ太

なんで
こんなことしたの…?

あっと

まぜ……

まぜ太

だから
長袖だったんでしょ?

あっと

……っ

まぜ太

この量おかしいよね…?

まぜ太

そのぐらい
分かるでしょ…?

まぜ太

痛くなくても……
身体に負担はかかること

まぜ太

話聞いてたよね?

あっと

……っ

まぜ太

(黙り込んじゃった…)

まぜ太

辞めてよ…もう……

まぜ太

(やばい…)

まぜ太

(このままだと…)

まぜ太

(思ってもないこと
言いそう…)

まぜ太

俺じゃあ…

まぜ太

頼りなかった…?

あっと

……

まぜ太

何も言い返せないの…?

あっと

………っ…!

あっとが俺の手を振り払う

まぜ太

(あ……)

あっと

俺だって…っ

あっと

理由…ぐらい……

あっと

……ぐらい…

あっと

………

言葉が詰まるのが分かった

まぜ太

(今になって言い訳
考えてるのかな…?)

まぜ太

(………)

まぜ太

(気まず…)

 

あっと

興味……あって…

まぜ太

(………)

まぜ太

(………は?)

まぜ太

…興味……?

あっと

気になってて…

あっと

それで…

まぜ太

(適当過ぎる)

まぜ太

駄目なことって
分かってたでしょ…

まぜ太

そんな…

まぜ太

興味って…

あっと

…まぜ……っ

まぜ太

おれ…帰る……

あっと

えっ……?

まぜ太

本気で…

まぜ太

心配してたのに…

まぜ太

そんなことが理由なの?…

口にすると同時に

今…自分が 酷いことを言ったのが分かった

そんなこと… なんて言ってしまった

まぜ太

(あっとにとっては…)

まぜ太

(そんなことじゃ…)

まぜ太

聞いて損した…っ

まぜ太

(違う……こんなこと
言いたいんじゃ…)

まぜ太

帰る…

まぜ太

(これ以上はだめだ…っ)

あっと

まって……っ

ガチャ・・・

この作品はいかがでしたか?

54

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚