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異色な王道

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異色な王道

4 - 本当にあった本来は怖かった話

♥

470

2021年08月11日

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お前、何か怖い体験って
した事ある?

いや、特に無いかな···

お前は何かあるの?

·············

···あれは、
何年前の事だったか···

いや、あるのか無いのか
聞いてるんだよ

いや、
もう話し始めてるから

···あれは、
何年前の事だったか···

ある夏の日

心霊スポットに 肝試しに行こうってなって

俺と友達3人の計4人で ドライブに出掛けたんだ

場所はS県にある 霊が出る事で有名なトンネル

霊の存在なんて 信じていないメンバーだったから 面白がってワイワイ騒ぎながら トンネルに向かったんだけど

途中、 ある異変が起きたんだ──

え、何?

車のブレーキが
効かなくなった?

いや···

エンジンが止まった?

いや···

うめき声が
聞こえたとか?

ちゃんと話すから
当てにくるのやめて?

目的地のトンネルが 近付いてきた時

明らかに友達の一人の 様子がおかしくなった

寒い···寒い···

さっきまで一緒に騒いでいたのに

ガタガタ身体を震わせながら 何度も何度も繰り返した

夏の暑い日だっていうのに

え···

車の冷房はついてた?

冷房はついてた···けど

でも、そんなに温度は
低くしてない

その人の服装は?

シャツ一枚···だけど

4人とも
そんな感じだったから

それでも寒がってたのは
その1人だけなんだ

冷房の風の向きが
その人に直接当たって···

ちょっと
話を先に進めて良い?

最初は皆、 そいつの悪ふざけだと思って 気にしてなかったんだけど

目的地のトンネルに入る頃には 身体の震えは更に酷くなって

顔色も真っ青になってて

流石に何かおかしいと思って 俺は言ったんだよ

な、なぁ···

やっぱり今日は
もう帰らないか?

何か嫌な予感がする···

た、確かに···

こいつも様子が変だし···

う"ぅ"ぅ"········

でも、 車を運転している奴だけは 引き返そうとしなかった

なんだお前ら、
ビビってるのか?

ここまで来たんだ

中へ入るぞ

そして、車は俺達を乗せて トンネルの中へと入って行った

何だよその運転してる奴

勝手な奴だな

今思えば、その時に
引き返しておけばと
後悔してるよ

まさか、あの後
あんな事になるなんて···

俺なら車から降りて
勝手に帰るけどね

友達を残して帰るなんて
俺には出来なかったんだ

じゃあ友達に、
もっと強く引き返すよう
言えば良かったのに

友達が乗り気なのに
水を差す様な事は···

友達ってそういう事か?

相手が何か
間違った事をしている時

相手の事を思って
しっかりと注意が出来る

それが本当の
"友達”じゃないの?

俺、今怒られてるの?

じゃあ、何?

お前は友達に
「一緒に万引きしようぜ」
って誘われたら

一緒になって
万引きしちゃうのか?

え?

万引きするのか???

ちょっと
話を先に進めるわ

トンネルに入ってすぐ

突然、 車に異変が起きたんだ

え、何?

ブレーキが
効かなくなった?

いや···

エンジンが止まった?

········うん

うわ、マジか···

···············

お、おい···どうした?

分からない···

エンジンが
かからないんだ···!

なぁ、
やっぱり早く帰ろう!

絶対何か変だって···!

そんな話をしていた時、 突然 ──

バンッ!

──と、 何かが車の窓を叩いた

バンッ! バンッ! バンッ! バンッ!

窓を叩く音は どんどん激しさを増して

あまりの恐怖で パニックになった俺達は

車を飛び出して 全員で走って逃げたんだ

車置いてったの!?

あまりの恐怖で
それどころじゃなくて···

ちゃんと鍵は閉めた?

······閉めた

じゃあその時は
まだ冷静だったんだ?

うん、そうだね

···あれ?

車のライトは···

消した消した

冷静にライトを消して
しっかり鍵を閉めてから
慌てて逃げました

良かった···
バッテリーが
上がっちゃうもんね

うん、そうだね

まぁ、
ブースターケーブルを
持ってるなら一応···

もう続き話すよ?

その後、 話し合った俺達は──

次の日の明るい時間に 置いていった車を取りに 再び全員でトンネルへ向かった

車を見た時は 自分の目を疑ったよ···

車の窓ガラスには

真っ赤な手形が びっしりと付いていた

え···!?

最悪じゃん!!

最····まぁ、うん···

拭いても拭いても 手形は全く消えなくて

気持ち悪いと思いながら 仕方なく車に乗ったんだけど

そこで一人が ある事に気付いたんだ

···あれ?

な、なぁ···
この手形って···

え···?

そ、そんな···

嘘だろ···?

その真っ赤な手形は

車の内側から付けられていた、 つまり

車の窓ガラスを叩いていた "何者か”はあの時──

俺達と一緒に 車に乗っていたんだ

え···!?

何も盗られなかった!?

盗ら······れては

ない

あぁ···良かったね

·········おぉ

で、どうなったの?

····で

終わり

あぁ、終わりか

うん···

·············

···っていう話なんだけど

どう?
怖かった?

··············

怖かった

あ、怖かった?

うん

あぁ···

···え

怖かった???

うん、だってさ

何もいないはずなのに
車の内側から手形が
付けられたんでしょ?

それは怖いよね

·········うん

そうなんだよ

なるほどねぇ···

他にも何か
怖い体験した事あるの?

俺、
なんか今が一番怖いわ!

この作品はいかがでしたか?

470

コメント

3

ユーザー

友達のお陰で怖くなかったですにしても友達あれですね無人島に何持っていく?って聞いたら弁護士っ答えるタイプの人やんこれ

ユーザー

この友達と話すのクソつまらなすぎて面白かったです笑 心霊体験はしっかり怖いのも、また一段と「とっておきの話を台無しにされた感」が出ていて面白い…😂 車を置いていったという主人公に、友達が鍵をしめたか聞くところで変な声が出ました笑 コメディとしても、ホラーとしても、どちらも欲張りセットで楽しめました✨

ユーザー

いつも怖い話楽しみにしてます!次回も楽しみだぁ!☆─┓ ┏─┓ ┏─☆ │た┣─┫し┣━┫♬│ ┗─┫の┣┰┫み┣─┛ : ┗☆┛┃┗☆┛ : ★    ┃    ★    ♬ ★   ♬  ♪ ∩,,∩ ∩,,∩  ( *・ω・)(・ω・* ) ♪ ♬ (∩∩) (∩∩) ♬ ♬*゜.•*¨*•.¸¸♬♡゚*。♪

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