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バンッ!
今日も人を殴る音が嫌でも耳の中に入ってくる
栗花落カナミ
弟の善太はその痛さで思わず涙目になる
父
父
父
いきなり善太を殴ったくせに
8歳の子供をここまで殴る親は私の親以外いないだろう
父
お父さんは善太を蹴ったり殴ったりする
止めたい
今すぐ全力で止めたい
だけど体が動かないの
足も手も全部ボロボロで
栗花落カナミ
私には眺めることしかできない 色がない世界の中で
数ヶ月前に売られたカナヲは今元気に暮らしているのかな?
父
お父さんは私の方を向く
父
栗花落カナミ
父
栗花落カナミ
そして1発蹴られる
動かない足を必死に動かして少しづつ前に行く
父
父
お父さんは私を更に蹴り続ける
善太
善太
そこへ善太が割り込んで私を守る
栗花落カナミ
善太
父
父
そしてお父さんはカッターを持ってくる
栗花落カナミ
父
父
父
善太
人間は危機が迫っている時にエネルギーを最大限に活用できる
私は急いで酒を買いに行った
買いに行くといってもお金なんてあるわけがない
奪うのだ
物陰に隠れてお酒を盗む
そして急いで家に戻る
だけどその途中
私は躓いて転んでしまった
その衝動でお酒が入った瓶が割れ、中からお酒が出てくる
栗花落カナミ
やってしまった
絶望した私に誰かが声をかけてくれた
胡蝶カナエ
私は振り向く
そこには心優しそうな女性が立っていた
胡蝶カナエ
胡蝶カナエ
その女性はお酒を片付ける
栗花落カナミ
私は泣いてしまった
胡蝶カナエ
胡蝶カナエ
栗花落カナミ
栗花落カナミ
胡蝶カナエ
私は虐待という言葉が分からなかった 産まれてからずっと暴力ばっかの生活だったから
栗花落カナミ
胡蝶カナエ
栗花落カナミ
優しい瞳の女性は私と瓜二つの顔立ちをしていた
まるで生き別れの双子
そう感じたのは私だけじゃないはず
胡蝶カナエ
胡蝶カナエ
胡蝶カナエ
胡蝶カナエ
栗花落カナミ
栗花落カナミ
家に入って部屋に入るとそこには血だらけの善太が倒れていた
他の兄弟達はみんな消えていた
私の両親と共に....
栗花落カナミ
胡蝶カナエ
その女性は私が善太に駆け寄る前に善太のそばに移動していた
速..
胡蝶カナエ
女性は脈を測ったり心肺蘇生を行う
胡蝶カナエ
胡蝶カナエ
胡蝶カナエ
そして女性は消えた
栗花落カナミ
スピードが速すぎて私の目には見えなかった
善太
しばらくすると善太の目が動いているのが見えた
栗花落カナミ
善太
栗花落カナミ
栗花落カナミ
栗花落カナミ
善太
善太
栗花落カナミ
善太
栗花落カナミ
善太
善太
善太
栗花落カナミ
栗花落カナミ
私は必死になる
善太
栗花落カナミ
善太
善太
善太
善太
善太
そして次の瞬間善太は口から🩸を吐き出した また私は愛する兄弟を失った これで何回目だろうか?
そして30秒もしないうちに女性が戻ってくる
女性は善太を見て言葉を失っていた
すぐそばには医者であろう人物がいた
胡蝶しのぶ
栗花落カナミ
私は涙を堪えようとしたが堪えられず涙がたくさん出てくる
胡蝶カナエ
胡蝶カナエ
栗花落カナミ
胡蝶カナエ
私を見つめる女性の目は涙でいっぱいだった
なんで他人の死を自分の家族の死の時のように泣けるのか
私にはわからなかった
他人の死なんかどうでもいいはずなのに
そしてしばらくすると隣の女性が口を開いた
胡蝶しのぶ
栗花落カナミ
胡蝶カナエ
胡蝶カナエ
胡蝶カナエ
私は首を横に振る
胡蝶カナエ
胡蝶カナエ
胡蝶カナエ
栗花落カナミ
胡蝶しのぶ
私は後者を選んだ
彼女達は私に自己紹介をしてくれた 胡蝶カナエ 胡蝶しのぶ 姉妹だった そして今から私は今「蝶屋敷」に向かっている
帰り道しのぶお姉様は私達に問いかけてきた
胡蝶しのぶ
栗花落カナミ
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
しのぶお姉様はそういいポケットから金髪を取り出す
胡蝶カナエ
胡蝶しのぶ
胡蝶カナエ
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
胡蝶カナエ
栗花落カナミ
私は少し考えたあと
栗花落カナミ
胡蝶カナエ
栗花落カナミ
胡蝶しのぶ
胡蝶カナエ
胡蝶しのぶ
しのぶお姉様は得意げに喋る
栗花落カナミ
胡蝶カナエ
胡蝶カナエ
胡蝶カナエ
胡蝶カナエ
胡蝶しのぶ
私は2人の会話の内容があまり理解できなかった 太陽に焼かれる? そんな疑問ばかりが頭の周りを回っていた
胡蝶カナエ
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
胡蝶カナエ
胡蝶カナエ
カナエお姉様は私に話題をふる
栗花落カナミ
栗花落カナミ
栗花落カナミ
栗花落カナミ
胡蝶カナエ
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
胡蝶カナエ
胡蝶カナエ
胡蝶しのぶ
胡蝶カナエ
胡蝶カナエ
胡蝶カナエ
胡蝶カナエ
胡蝶しのぶ
胡蝶カナエ
胡蝶カナエ
胡蝶しのぶ
しのぶお姉様は少ししょんぼりした顔をしたがすぐに笑顔になった なんだか2人に申し訳ないような気がした
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30❤️
主
主
主
主
主
主
主