⚠︎ この作品は実際の人物の名前を使用しております。ですが、完全なるフィクションでありますので、どうぞご理解のもとご覧ください、
国木田独歩
国木田のやけに静かな声が車内に響く。
江戸川乱歩
ずっと口を閉ざしていた江戸川が語気を強めて言う。
江戸川乱歩
江戸川乱歩
江戸川の声には少しの圧があった。
まだ、言うべきではない。
乱歩さんが“兄弟”のことに触れたら、
“ドストエフスキー家”の話をしよう。
江戸川乱歩
谷崎潤一郎
江戸川乱歩
谷崎潤一郎
谷崎潤一郎
谷崎潤一郎
谷崎潤一郎
谷崎潤一郎
谷崎潤一郎
江戸川乱歩
谷崎潤一郎
江戸川乱歩
江戸川乱歩
泉鏡花
江戸川乱歩
江戸川乱歩
泉鏡花
江戸川乱歩
江戸川乱歩
江戸川乱歩
国木田独歩
江戸川乱歩
あたりがざわっとざわつく。
国木田独歩
江戸川乱歩
江戸川乱歩
みなの顔が落胆に包まれる。
江戸川も切羽詰まっている様子だった。
江戸川乱歩
江戸川乱歩
国木田独歩
江戸川乱歩
江戸川乱歩
江戸川乱歩
触れられてしまったのなら、素直に話すしかない。
だが、つい言い過ぎてしまえば、すべてが水の泡となる。
慎重に、話すべきだ。
太宰治
太宰治
太宰治
ごくりと生唾をのむ音が聞こえた。
時は遡り、時は18世紀。ロシア帝国時代。
ロシアにドストエフスキー家という貴族がいた。
そのドストエフスキー家はロシア皇帝から爵位をもらった
由緒正しい公爵家であった。
そんなドストエフスキー家には二人の子供がいた。
それが太宰治、いや、津島修治とフョードルだった。
太宰とドストエフスキーは妾の子と正妻の子という関係であった。
ドストエフスキーが正妻の子であり、
太宰が妾の子である。
本来ならば、妾の子は正妻の子と共に過ごすことはできないが、
太宰の場合はそれが許された。
なぜなら、正妻の子であるフョードルは体が弱かったからである。
体が弱かったがゆえに、後継者にはなれぬと判断した公爵が
わざわざ鎖国中の日本からその子と母を無理やり連れてきたのである。
だが、外国から来た彼らを正妻は良く思わなかった。
だからよく、妾に嫌がらせをしたり、
妾の子をいじめたりしていた。
……とまあ、概要はその辺に。
今から、彼らの本当の姿を伝えようと思う。
コメント
2件
なんか本当にこの文ストの世界にいるみたいな感覚になれます……! そこらへん本当に凄いです!!!!!絶対作家になれます応援してます!!