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黒
俺はそろそろ人も居ないと思い、体を起き上がらせる
青
するとそこにはなおきりさんの姿があった
黒
俺は思わずびっくりしてしまい、うわぁと言ってしまった
青
優しい目で俺を見つめるなおきりさん。
黒
黒
俺は慣れない人と喋るせいか、目を見て話せなかった
青
満面の笑みでそう言うなおきりさんは、安心した様子で俺を見下ろす
青
何を言われるのだろうか
もしかしたら嫌な事を言われるかもしれない
本当は今すぐにでも逃げ出したい
だけど、
この人なら、なおきりさんなら…
俺を理解してくれるかもしれない
そんな事は有り得ない
でも、
期待してしまう
青
黒
仲間…?
黒
青
なおきりさんとは、ほぼ初対面だ
なのにどうして?
青
声のトーンがなおきりさんの表情と比例しているような気がした
切なくて、悲しい様な感じ…。
黒
青
青
なおきりさんは咄嗟に他の話題を出した
焦っている様にしか見えない
そんな事を思うと、
黒
思わず笑ってしまった
青
なおきりさんはぽかーんと俺の方を見つめている
いや、どっちかと言うと俺がなおきりさんの事を見つめていると言った方が正しいか
青
黒
そう言われて見ると確かに最近笑っていなかった様な気がする
青
黒
図星過ぎて何も言えない…。
黒
痺れを切らした俺は行こうとした
青
黒
青
こうして俺は徐々になおきりさんに心を開いていった
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