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根音(作者)
スマイル
根音(作者)
スマイル
根音(作者)
根音(作者)
スマイル
Nakamu
スマイル
昨日魔法訓練してたからな。 会議の事も電話で伝えられたし。
Broooock
スマイル
こいつらはスマホをいつも手に持ってると思ってるのか? 俺はいつも持ってられないよ。 だって、
俺が訓練してる魔法、雷魔法だから。スマホぶっ壊れる。
スマイル
Broooock
Broooock
!?まじかよ…。何とか誤魔化さないと。
スマイル
ふぅ…。上手くいったか? …もしかして。 俺は震えながら頭に触れる。
スマイル
まずい。人間の耳無いかも。
スマイル
Nakamu
大きな机の周りには6つの椅子が並べられており、そのうち3つには既にシャークん、きんとき、きりやんが座っていた。 3つの中の真ん中の椅子には、顔をしかめたきんときが座っている。 そしてきんときはこう言った。
きんとき
スマイル
焦って怪しくなってしまった。 これ、意外とすぐばれるかもな…。でも、ばれるまでは隠し通さなきゃ。
きんとき
スマイル
このまま行くと、ばれるのも時間の問題だろうな。 …もしばれたとして、からかわれるのも嫌だけど、嫌われるのはもっと嫌だ。 俺が人間じゃないって理由で、嫌われたらどうしよう。
シャークん
見ると俺以外の5人は全員座っている。空いているのは…、
スマイル
これは、もう今日ばれてもおかしくないな。 きんときが俺の耳が無い事に気付いたら…。
スマイル
俺は空いていた席に腰掛けた。 それと同時にNakamuが話し出す。
Nakamu
Broooock
きりやん
Broooock
Broooockの言った事は、自分にとって凄く都合の悪い事だった。だが…
Nakamu
きんとき
きりやん
シャークんと俺以外が皆賛成。 これってもう…、多数決したら確定なのか…?
でも、毎日会うという事は、目の数が増えるということ。 落ち着く事ができなくなるというのもあるが、一番まずいのは人といる時間が多く、気を抜いたことでばれてしまうことだ。
スマイル
だが、今シャークんは喋っていないだけ。賛成か反対かは分からない。もしかしたら5対1かもしれないかも…。
スマイル
スマイル
シャークん
なるほど、シャークんは賛成が多くて言い出せなかっただけなんだな。
Nakamu
シャークん
シャークんはただただ自分のプライベートに干渉されたくないだけだろうが、俺は違う。
俺は、狼なのがばれたくないだけ。どんな態度を取られるか、何されるか分かんないんだから。最悪死ぬかもしれないし。
きんとき
俺はきんときにそう言われてドキッとした。 どうしよう。何とかしないと。 …あ!
スマイル
それだと、俺の恥ずかしい趣味を5人の前で晒す事になってしまう。 なら…。
スマイル
本当はちょっとじゃない。 めっちゃ恥ずかしいよ。 でも、ぬいぐるみをぎゅってして寝ると落ち着くんだよね…。 あのもふもふしてる感じが俺の仲間の狼を思わせる。
スマイル
きんとき
違う。俺が隠したい事はそれだけじゃないんだよ。
スマイル
スマイル
こう言えば俺だけはルームシェアを回避して、自分の家で過ごせると思ったのだが、そう上手くはいかないみたいだ。
Nakamu
きりやん
Broooock
きんとき
…そうか。 皆、仲間と一緒に仲良く過ごしたいだけ。 俺が人間じゃない事だって、ばれなければ済む話だし、皆が俺の部屋に入らないよう配慮してくれれば、俺も普通に過ごせるんじゃないか?
あと、皆が俺の事を"仲間"だって認識してくれているのなら、ばれてもきっとからかわれるだけ。…そう信じたい。 からかわれるのも本当は嫌だけど、皆で過ごすならこれも仕方のない事だから。
シャークん
Broooock
喧嘩になれば俺らの仲が良くなくなる。そんな事になったら俺の仲間はいなくなってしまう。 だって、俺の仲間の狼は皆、400年前に絶滅したのだから。 もう、残りは俺だけなんだ。 孤独になるなんて絶対に嫌だ。俺はまだ…この人達と一緒にいたいから…。
スマイル
Broooock
Broooockは多数決を取る事にしたらしい。 俺は…、
Broooock
Broooock
…
Nakamu
あっぶね〜。流石にこの状況で一人反対するなんて無理だ…。 てかシャークんも途中で諦めたのか?
きんとき
スマイル
スマイル
シャークん
だって、多数決じゃ勝てないと分かったから。 本当はそうじゃないけど。
Nakamu
きんとき
きりやん
Broooock
スマイル
俺は楽しそうに笑っている4人を遠目で見ていた。 …ああ。仲間っていいな。 と思いながら。
5.o
根音(作者)
スマイル
根音(作者)
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根音(作者)
根音(作者)
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