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22歳、JKになる！！①

第1話 - 22歳、JKになる！！①

2019年10月05日

#学校

#JK

#SF

ねこ

菜々香

あー今月ピンチどうしよ。

菜々香

あ、お兄さん

菜々香

1時間2万円でわたしのこと買いません？？

男

は？

菜々香

どう？お買い得だと思うのですが

男

何歳ですか？

菜々香

22です。
でも未成年じゃないからまぁ…大丈夫でしょ？

男

契約しませんか？

菜々香

なんの？

男

今お仕事されてますか、？

菜々香

え、や…まぁ…フリーターですが

男

一人暮らしですか？

菜々香

は、はい

菜々香

え、なんか怖いんですけど

男

そっちの方が怖くないんですか？

菜々香

そっち？

男

手当り次第に声掛けてお金もらう行為です

菜々香

あぁ、まぁ…

男

1年、いや。
半年でいいので
アルバイトしてみませんか？

菜々香

半年？
なっがww

菜々香

わたし今までもって３ヶ月だったんですけど…バイトとか…

男

はぁ、まぁ。大丈夫でしょう

菜々香

ちなみにどんなバイトなんですか？

男

まぁ、少し

菜々香

？

男

ここではなんなので、どこかお店入りましょうか

菜々香

あ、や、大丈夫ですここで。

男

そうですか、では
ご説明させていただきます

菜々香

はい、お願いします

男

この仕事は、都内の某高校で行うものです。

男

あなたは、今22歳ですよね？
それにあなたの容姿を見た限り
17〜18歳と言われても納得します。

菜々香

は？

菜々香

それわたしが子供っぽいってことですか？バカにしてます？

男

いえ、…話を続けても？

菜々香

あ、すみません

菜々香

どうぞ

男

率直に言うと、
あなたにはその高校に通ってもらい
とあるクラスの生徒になってもらいます。

菜々香

ん？

男

そのクラスは、
その学校のいわゆる底辺の問題児の生徒たちが集まったクラスなのですが
そこの校長先生の話によると
そのクラスは問題行為ばかりを行っていて他クラスの生徒たちから恐れられ授業にも学校生活にも悪影響を及ぼしているとのことでして

男

校長先生はそのクラスの子達をなんとか無事に卒業させてあげたいと考えているのですがほかの先生たちや保護者の方々から猛反対されているらしく、

男

それでわたしにその生徒たちをひとつにまとめて欲しいとの依頼が来ました。

菜々香

………はぁ。

男

しかし私は別の仕事もあり、
その学校には期間限定の短期の教師として入ることは出来たのですが
授業を受け持つことが出来ませんでした。
そのクラスだけ、個別で担任の先生が全ての教科を教える仕組みになっているそうで
そのクラスの担任の先生は高校の全ての教科をマスターしてなければならないのです。
残念ながら私はその資格はありませんので、、

菜々香

…はぁ。

男

一応担任の先生はいるらしいのですがここ数日学校には来ていないそうで
いわゆる引きこもりというやつですかね？。
それで、ほかの先生たちと共におうちの方に伺ってみたのですが学校には行きたくないとおっしゃいまして…

男

どうやらクラスの生徒からいじめを受けたそうで、恐怖心が生まれてしまったそうなのです。

男

一教員の私にはもうどうすることも出来ないので、
生徒としてそのクラスに編入してくれる人を探しています。

菜々香

え、待ってください

菜々香

もしかしてわたしがその…問題児のクラスに？わたしもう高校卒業してるんですよ？

男

大丈夫です。色々な手続きはこの私が全て行いますので

菜々香

いや、無理でしょ

男

可能です。

菜々香

それにわたし、

男

出身校はどちらですか？

菜々香

え、あー。
言っても分からないと思います

男

どちらですか？

菜々香

沖縄の…○○という高校です

男

ほう、沖縄？
沖縄の方ですか？

菜々香

まぁ、出身はそうですけど…
今はこっちに住んでいて…

男

それなら問題はありません。

菜々香

は？

男

大丈夫です、お任せ下さい

菜々香

ちょっと待ってください！

菜々香

わたし、人をまとめるのやったことないんですけど

男

大丈夫です。
アルバイトですのでそれはお金のために頑張っていただいて

菜々香

…そんな横暴な…

男

はい、では来月あたり迎えに行きますので

菜々香

どこに

男

今住んでる家は、どうされますか？
半年ほど家を空けることになりますが

男

お引越しされますか？
でしたらその手続きも私が致しますが

菜々香

ん？引越しって？
別に今の家でも通えますよね？

男

通えませんね

菜々香

それはなんでですか？

菜々香

だって電車で通えば

男

その高校は東京にありますので

菜々香

は？

男

私は先程都内で、と仰いましたが

菜々香

とない？

男

東京都内です

菜々香

…は、はぁ……まじか

男

分かってらっしゃられなかったのですか？
そうですか、それは失礼しました。

男

それで、お引越しはされますか？

菜々香

…その、半年はどこに住めばいいんですか？

男

それは心配なさらないでください

男

私とマンションに住んで頂きます

菜々香

は？

男

ご安心ください
お部屋は沢山ありますので好きに使っていただいて構いません

男

それに、私はたまにしか家には帰りませんのでほぼいないと思ってくださって結構です。好きに使っていただいて構いません。

菜々香

えぇ…

男

何かご質問などありますか？

菜々香

あの、高校生に本当になれるんですか？

男

なれます

男

私にお任せ下さい

菜々香

はぁ、、

男

給料は月一の振込みでよろしいですか？

菜々香

はい

菜々香

お給料の前借りって出来ますか？

男

可能ですよ

菜々香

わぁ、よかった

男

それでは、来月またお伺いします。

菜々香

あ、はい。よろしくお願いします

男

失礼します。

菜々香

はい、

菜々香

それにしても、、
わたしがもう一度高校に通える日が来るなんてな…

菜々香

高校生になりたくて

菜々香

定時制の高校に応募したら

菜々香

電話かかってきて男の人に
｢高校は卒業されてるんですよね？笑それは何かの冗談ですか？笑」って笑われた記憶が蘇ってしまったよ。

菜々香

恥ずかし

菜々香

恥ずかしい

菜々香

とりま、がんばろ。

菜々香

問題児ってどんなヤツらなんだろ

菜々香

今の高校生怖そうだな

菜々香

今年23の歳だから…ちょうど５歳差かな？

菜々香

あ、2番目にできた彼氏と同じだww

菜々香

うける〜

男

お久しぶりです

男

無事来れたみたいで何よりです

菜々香

あ、おひさ

男

それでは、お仕事の準備をしましょうか

菜々香

し…ぶりです。はい

男

制服に着替えてください

男

それと、これは定期券です

男

学生証、スマホ、これは私の連絡先がすでに入っています

菜々香

学生証、スマホ…ん？スマホ？

菜々香

わたし持ってますけど

男

それは菜々香さんのでしょう？

男

これからあなたは小鳥遊あやという名前で生活してもらいます

菜々香

たか、たかなしあや？

男

はい。

男

私は小鳥遊飛翔と申します

菜々香

たかなし…え、あ、同じ？

男

はい。あなたには私の従兄妹としてその学校に編入してもらいます

菜々香

はぁ、従兄妹…

男

従兄妹なら、苗字が同じでも
一緒に暮らしていても何も不審がられません

菜々香

なるほど

男

本当は兄妹として編入してもらおうと思ったのですが手続きがややこしくて、従兄妹ということになりました。
私のことは学校では先生、外ではお兄さんとお呼びください

菜々香

あ、はい

男

それでは準備が出来ましたら
学校へ向かいますので
下のエントランスにお越しください。
そちらの方で待ってますので、
では、失礼

菜々香

あ、はい

菜々香

あの、鍵は？

男

ああ、鍵は自動でロックされますのでいりません。
後でお渡しします

菜々香

はぁ、自動ロック…

男

それでは、失礼します

菜々香

はい…

菜々香

はぁー、、

菜々香

はぁ。

菜々香

よし、着替えるか。

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