prt
初めて友達の家に上がらせてもらった
aki
そう言ってakiは俺の肩を解してくれた
prt
aki
急にそう言われてドキリとする
aki
その通り俺は最近元気をなくしている
もちろん兄関係だ
at
あの日以来atさんとtgsくんが兄のお見舞いに来るようになった
3年生の3学期
卒業シーズンには来て欲しいと通い始めた
tgsくんは俺にとっての悪魔同然だった
いつか…
いつかtgsくんが俺に代わって兄の弟になってしまいそうだった
兄は俺の事なんかそっちのけでtgsくんの方に歩いて頭を撫でる
見ていられなくなり俺が部屋に一緒に入ることは無くなった
家のドアは開けといて勝手に入らせて勝手に帰らせる
俺の元気はtgsくんに吸い取られてしまった
prt
aki
prt
aki
スパァンッ
akiが勢いよくふすまを開ける
するとそこには鏡の前でダンスをしている少年がいた
kty
話す度に揺れる小さなポニテが可愛い
aki
kty
弟くんに言ってないんやな
弟くんは豚のプリントされたタオルで汗を拭き取る
aki
akiの声のトーンが下がり弟くんの顔が引き締まる
kty
aki
俺くんはそれを聞くなり顔を暗くした
kty
aki
驚いたように俺をまじまじと見てくる
aki
どうやらakiに記憶は無いらしい
なんでだろう
kty
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