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ただのおたく
⚠️注意⚠️ 死ネタ 初心者です ご本人様一切関係なし
ただのおたく
ただのおたく
ただのおたく
⚠️2人は付き合ってます
明那
湊
ドアが閉まる
いってきます、と屈託なく笑う明那を思い出し、胸がずきんと痛むのを感じた
俺は、世間一般的に“暗殺者“と呼ばれる仕事をしている
しかし、明那には言えていない
もしバレたとしても、今の自分には明那に嫌われる覚悟がないからだ
湊
湊
今までは、一般人の殺害依頼がほとんどだった
しかし最近は、暗殺者が暗殺者を殺す…
“暗殺者殺し“の依頼が増えてきた
湊
俺に暗殺者殺しの依頼が増えてきた……ということは、他の暗殺者にも当然そのような依頼が入っているということだ
今まで幸いな事に、同業者から命を狙われたことはない…が、
何が起こるかわからない、
暗殺者とはそういうものだ
湊
湊
湊
湊
今まで一緒に暮らしてきて分かってるだろ、
明那は俺の職業を知って引くような……そんな人間じゃない、
湊
きっと分かってくれる、でも直接言うのはやっぱり怖い
湊
なんか……、うまく伝えられる方法とかないかな
湊
湊
湊
よし、
湊
湊
湊
湊
湊
明那
今日は、ふわっちから何やら話があるらしい!!
明那
もしかして、プロポーズとか!?
思わずにまけてしまう口を精一杯抑えて家路を急ぐ
明那
ふと目に入った光景に一瞬息が止まった
信じられなかった、
信じたくなかった
大量の血の上に、
たしかにそこに、ふわっちがいた
明那
明那
慌ててふわっちにかけよる
明那
明那
湊
湊
明那
慌てて消防に電話している間、必死に考える
なんで?どうして?
なんでふわっちがさされてんの、?
電話をすぐに切り、ふわっちをみる
明那
刺されてから少し時間が経っているようで、血は地面のアスファルトに少し染み込んでいた
喋ろうとしても声があまり出せていないふわっちの様子からしても、残り時間はあまり残されていないようだ
湊
そう言われたかと思えば、ふわっちに体を抱きしめられる
湊
湊
明那
明那
湊
湊
今泣いている場合では無いことは分かっているが、どうしても涙が止まらない
湊
湊
湊
湊
湊
そういうふわっちの方からも、かすかな嗚咽が聞こえてくる
明那
俺は幸せだよ、そう伝えようと思うのに、なかなか言葉を発することが出来ない
明那
そう発した瞬間に、俺の体に添えられていたふわっちの手が離れる
明那
湊
湊
湊
湊
湊
湊
ふわっちの瞼が閉じていく
明那
明那
明那
明那
そこに残された、まだ生暖かいふわっちの“亡骸“に俺はそっとキスをした
ツンとした鉄の匂いが、頭をめぐっていた
コンビニ店員
コンビニを出る
もう、俺には何も残っていない
あの後救急車が来たが、遅かった
警察にも、犯人の証拠が残っていない、目撃者が居ないために、自害したという形でいいくるめられてしまったのだ
明那
俺は一体、何のために生きているのだろう
もはや、こんな世界
どうでもいいや
今日の空は
俺の気持ちと同じで、清々しい快晴だった
明那
明那
俺もふわっちのこと愛してる、
あの日言えなかった言葉を胸の中で発する
ああ、
今日はいい天気だ
自分の視界いっぱいにうつる空を見て、
風をうけながら、
そう思った
明那へ
話したい事があるなんて言われたかと思えば、急に手紙を渡されてびっくりしてるよね。
話しておきたいことがあって、俺の職業についてのことなんだけど、実は俺、実家が代々暗殺者をしていて、俺も暗殺者なんだ。
ずっと黙っててごめんね。
怖いって思うかもしれないけど、絶対に大切な人の命を奪うようなものではない。
それだけは、わかっていて欲しいな。
今実は、暗殺者が暗殺者を殺す“暗殺者殺し“と呼ばれるものが増えてきている。
もちろん俺も暗殺者だから、いつ命を失ってもおかしくない。
俺が明日も生きている保証なんてない。
でも、それでも俺は、明那と過ごす今この時を精一杯生きる。
きっと俺が死んだら、
明那は悲しんでくれると思う。
だけど、それで絶対に自分を見失わないで、
幸せに生きて欲しい。
それで、明那がしわしわのおじいちゃんになってから、「人生楽しかったよ」って言いに来て欲しいな。
この手紙をここまで読んでくれてありがとう。
明那、
愛してる!!
P.S今日一緒にお風呂入ろ〜
不破湊