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👏👏👏(最高!)
休み明けの月曜日
起きて学校の準備をしていると
ふっと優しくドアが開いた
赤
黄
赤
黄
さすがに準備終わってない‥というか起きたばっかなので
仕方なく黄君を部屋の中にあげた
靴をきちんとそろえて入ってくる黄君をみて
意外な行動に目をまたがせる
黄
赤
なんだそんなこと‥と当然のように肩をすくめた
黄
赤
急いで目玉焼きを焼いていると
黄
その問いにキョトンとしながらうなずくと
黄君は瞳をキラキラさせた
黄
赤
まるでプロポーズみたいなその言葉を黄君が
簡単に言うから少し心がしずんだ
赤
黄
黄君はこちらをまっすぐみつめていて
その瞳に迷いがない
だからこそ勘違いしてしまいそうになる
赤
俺はしゃがみこんだまま少し顔を伏せて
唇を引き結んだ
なぜか苦しい胸が熱い
どうして俺はこんなに苦しいんだろう
黄君がプロポーズまがいのことをしたからだ
冗談だと分かって聞いていたはずなのになぜか苦しい
赤
黄
赤
ザっと床をこすれる音がなって黄君が隣に膝をつく
黄
その言葉ではじめてほおをつたうしずくの感触にきずく
赤
黄
黄君の腕が俺のほうに一直線に向かってくる
涙のあとを下から上に指でたどってまぶたまで到達すると
そこにたまったしずくをすくいとる
黄
赤
赤
改めていうと恥ずかしい
これじゃまるで‥まるで‥
ー俺が黄君のこと好きみたいじゃんか
そんなこと考えてあわてて首を横に振る
黄
赤
俺の手を持ち上げほおをすりよせた黄君にビクッとする
黄
黄
黄
黄
赤
主語のない問い
意味を読み取るのは難しい
はずなのに
黄君はすべて見透かしたような顔で微笑む
黄
床にべたりと座りこんだ俺に向かい合うように黄君は顔をのぞきこんできた
いつだって目の前の甘い瞳には俺しかうつってない
黄
ようやく手が離された
黄
赤
黄
赤
授業に遅れそうで小走りしていたら足をくじいてしまった
なるべく右足首に負担がかからないように工夫して
歩いているのにも関わらず響く激痛はそうとうなものだった
保健室にたどり着き。コンコンとひかえめにドアをノックする
けど応答なし
仕方がないので勝手に入らせてもらうことにした
赤
あの橙色の髪‥どこかでみたような…
赤
?
赤
赤
橙
赤
橙
赤
丸い椅子に座るようにうながされ大人しく座った
赤
橙
赤
橙
赤
靴下を脱ぐと赤く腫れていた
赤
橙
赤
橙
赤
橙
赤
橙
赤
そういうと橙君はうなずいた
橙
橙君は俺をベッドに座らせた
黄
俺のケガを聞いた黄君がものすごい走ってきたのはそれからの5分後である
結南
結南
結南
結南
結南