不確かなゲーム

どうでる…？

鬼は体力は消耗しているのか？

相馬があんなになるまでやってくれたんだ……！

必ず弱ってる！！

動いたっ！！

鬼は1歩を踏み出すとこちらに突進してきた

俺はすぐに横に避ける

横ぶり！？

危ねぇ…

俺はなんとかしゃがんで避けることに成功した

下から蹴りを入れる

鬼は派手にコケた

これが足払いってやつ？

俺は回し蹴りを鬼に入れる

鬼はよろけた

動きすぎた…

俺文化部…

俺は上から話しかける

鬼ごっこ的に大丈夫なのか？

いやでも……逃走者側不利だよな…？

高橋は…

殺されたんだ

それはかけがえのない事実

相馬も

あんなにボロボロで

ならここで

俺が

俺は倒れた鬼にナイフを向ける

刃は折れているが殺せる

相馬から受け取ったナイフ

俺は全力で鬼の頭にナイフを振った

中学生の頃は相馬くんの右に出る人はいなかったな…

でもこの鬼ごっこで相馬くんはどこまで頑張れるんだろうか

心配する暇があったら走れ僕！

僕は全力で走り出した

笹宮さんは僕に指を指す

右手…？

そうだあの謎の生命体？

アイツからもらったメモ…

これ……

笹宮さんにさっきの事を説明しようとしていた

だがそんなことよりメモの内容が気になった

僕は息を吸う

俺はナイフを振った

その時だった

俺は誰かからタックルされた

反応出来ずそのまま地面に仰向けになる

いてて…

なんでこんなに必死なんだこいつは

それなりの理由が…？

くそっくそっ！！

チャンスだったのに！！

俺は手を振り払おうと抵抗した

だが俺も疲れていたのか

手を解くことは出来なかった

俺は掴まれているもう片方の手に何かを渡された

これは…？

おんぶ！？

そんなことされる趣味は…

だが走りすぎた疲れている…

集中しろ俺

あと少しだけ…

この後休めるからな…俺

わさああああああああ

という煙が散る音

だけじゃなかった

バチバチバチバチバチバチバチバチ

視界が真っ暗になった

眩しい

何がこんなに眩しいんだ…？

だからライトがあって眩しかったのか

嘘だろ…

じゃあ俺達が今までやってきたことは…全部…

無駄だったって言うのかよ…

しまった