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ピンポーン

一歌

え?誰か来た?

ガチャ

お、少し付き合ってくれないか?

一歌

え?でももう夜時間だけど・・・?

だが夜時間に出歩いたらダメという校則は無いだろう!

という訳で中庭で待ってるからな!

一歌

えっ?あ、ちょっと!

一歌

こんな時間に中庭って・・・なんの用なんだろう?

一歌

もしかして・・・動機ビデオの事?でもどうやって私が持ってるって・・・

一歌

っていうか・・・行ってもいいの?もしかしたら・・・有り得るんじゃ・・・

お、来たな!

一歌

ど、どうしたの?急に・・・

いや・・・前まではショーとかで体を動かしてたんだが・・・

ここに来てからは全くしてないし、流石に体もなまってしまうからな!

という訳で付き合って貰うぞ!!

一歌

え?なんで私が?!

いいから始めるぞ!!

一歌

だからなんで私が─

まずはポーズの特訓を始めるぞ!!

一歌

え、えぇ・・・なんで私が・・・

今は頭を使う時間じゃないぞ!!

一歌

え、えぇ〜・・・

どうした!?元気が無いな!!

一歌

ちょっと・・・疲れたっていうか・・・

大丈夫だ!!疲れたって思うから疲れるんだ!

一歌

(((な、何・・・!?そのめちゃくちゃな理論・・・!!

一歌

えぇ・・・〜

一歌

はぁ・・・疲れた・・・

今日はこれくらいにするか!
続きは明日だな!

一歌

・・・明日もするの?

む?言わなかったか?トレーニングは日課だぞ?

一歌

で、でも・・・なんで私が司さんのトレーニングに付き合わされなきゃいけないの・・・?

・・・これがお前の修行でもあるからだ。

一歌

え?私の・・・修行?

最近のお前を見ているとなんと言うかな・・・

咲希が信じて認めたやつはこんなに弱いのかって。

一歌

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

お前はあれ以来・・・自分の意見をしまい込むようになったな。

自分の間違った推理のせいで咲希を殺したとか思ってるのか?

一歌

実際・・・そうだからね・・・咲希があんな事をしたきっかけを作ったのは・・・

何言ってるんだ!!全部自分のせいだろう!

咲希の罪も咲希の後悔も全部自分だけのものなんだ!

お前が勝手に背負い込んだ所で咲希にしたらいい迷惑だと思うぞ。

一歌

・・・・・・・・・・・・・・・

一歌

そ、そんなの・・・

一歌

そんなのわかってるよ!言われなくったって・・・分かってるよ!

一歌

・・・・・・・・・・・・・・・

一歌

でも・・・どうしても考えちゃうの・・・何とかなる方法は無かったのかって・・・考えちゃうの。

・・・・・・・・・・・・

一歌

私は・・・怖いの。どうしても怖いの。。

一歌

私が真実を暴いたせいでまた誰かが不幸になったらって思うと・・・

一歌

それが・・・怖いの・・・

なるほどな・・・分かったぞ!それがお前の敵だな!

一歌

・・・敵?

まぁ、お前の悩みもお前だけの物だしな。オレは何も答えられないが・・・

少なくとも・・・自分が弱いって事は分かってるみたいだな。

ならまだ大丈夫だ!これから修行して強くなればいいだけだ!!

一歌

・・・えっ?

一歌

で、でも・・・この場合の強くって筋トレとは関係ない気が・・・

頭と体は繋がってるだろう?結局どっちも同じだ!!

一歌

(((な、なにそれ・・・そのめちゃくちゃな理論・・・

一歌

(((でも、今の私に必要なのはそういうめちゃくちゃさなのかもね。

一歌

・・・・・・・・・・・・・・・

一歌

わかった、やってみるね。

一歌

ううん、やらせて欲しい。司さんと一緒にトレーニングさせて欲しい。

一歌

さっきの答えに・・・少しでも近付けるように。

よく行ったな!!一歌!だが、オレは厳しいぞ?

一歌

(((一歌・・・か。

一歌

ただ、司さんもちゃんとトレーニングした方がいいんじゃないの?

一歌

さっき、なんだかんだで教えてるだけでしてなかったですよね?

なっ!?

ま、まぁ・・・オレは教えてるだけでもトレーニングになるからな!(?)

一歌

(((ずるいなぁ・・・もう。

一歌

こうして、私と司さんは一緒にトレーニングをする事になった。

一歌

どうして司さんがこんなに私を気に掛けるのか分からないけど・・・

一歌

・・・私はもう一度、誰かを信じてみる事にした。

一歌

司さんを信じてみる事にした。

一歌

疲れた・・・

一歌

今日は・・・もう寝よう。

一歌

けど、この時の私はまだ知らなかった。

一歌

この才囚学園で人を信用するという事がどれだけ恐ろしいのかを・・・

モノクマ劇場

モノクマ

・・・・・・・・・・・・

モノクマ

何見てんだよ。オマエラ・・・誰だよ。

モノクマ

どうせ「まだコロシアイが起きないのー?」「早く誰か死ねよー」

モノクマ

とか思ってんだろ?全く、悪趣味だよね。

モノクマ

でも同感だよ。あー、早く誰か死なないかなー。

モノクマ

ほんと、人の生き死って見せ物としては最高だよねー。

モノクマ

命をなんだと思ってるって言うやつも居るけど別に命に価値なんて無いんだよ。

モノクマ

どうせ死んだらすぐに忘れられるし代わりなんていくらでもいるしね。

モノクマ

そういう意味だとデスゲームの死人は幸せだと思うの。死をネタにされるだけでも幸せなんだよ。

モノクマ

うぷぷ・・・次は誰にどんな幸せが訪れるのかな?ワックワクのドッキドキだよねー。

キーンコーンカーンコーン

モノクマーズ

おはっくまー。

モノファニー

むにゃむにゃ・・・才囚学園放送部からのお知らせよ・・・

モノタロウ

むしゃむしゃ・・・朝8時だよ。起床時間だよ・・・むしゃむしゃ。

モノスケ

何を食うてんねん!

モノダム

・・・イインダヨ。

モノスケ

何がや!

モノダム

朝8時ニナリマシタ。死ンデイル人以外ハ起床時間デスヨ。

モノダム

今日モ1日・・・張リ切ッテイコウネ。

モノクマーズ

ばーいくま!

一歌

う・・・体が痛い・・・

一歌

・・・なんだか久しぶりにぐっすり寝れた気がするな。

一歌

よし、朝食に行こう。

まふゆ

あ、星乃さん?

一歌

あ、朝比奈先輩・・・これから食堂に行く所ですか?

まふゆ

ん・・・今の私が行ったところで空気が悪くなるだけだよ。

一歌

・・・・・・・・・・・・・・・

一歌

あの、朝比奈先輩がどうして生きる理由が無いとか言うのはわからないですけど・・・

一歌

でも、生きるのを諦めないで欲しいっていうか・・・

一歌

きっと、生きていればいい事だってあると思うんです。

まふゆ

いい事・・・ね。

まふゆ

いい事って言うのは、願いや希望や夢が叶った時に感じるもの?

まふゆ

じゃあ願いも希望も夢も無い私には・・・無縁の話じゃないのかな。

一歌

で、でも──

まふゆ

そんな事より、貴方は何があったの?

一歌

え?

まふゆ

自分で気付いてないの?昨日までとは雰囲気が全然違うよ?

まふゆ

・・・今の方がずっといい顔してる。

一歌

・・・・・・・・・・・・・・・

うーん、今朝は少し集まりが悪いね。

一歌

そうだね・・・

他の連中は何してるんだ?

穂波

し、志歩ちゃんは・・・自分の研究教室に入り浸ってるみたいだよ・・・

穂波

何をしてるのかは分からないけど・・・あそこから離れようとしないの。

こはね

超高校級のベーシストだし練習でもしてるのかな・・・?

冬弥

それと、暁山と鳳さんが一緒にコソコソしてるのを見たぞ。

一歌

あ、私はここに来る途中で朝比奈先輩に会ったけど今日は来ないって・・・

そうか・・・

そ、それはそうと・・・あの2人は何してるの?

みのり

・・・・・・・・・・・・・・・

寧々

・・・・・・・・・・・・・・・

愛莉

2人とも・・・さっきから何をしてるのかしら?

みのり

・・・遥ちゃんへのお祈りです。

寧々

き、桐谷さんのお祈りです・・・?

ええっ!?なんで草薙さんまで!?

寧々

いや・・・こうしてお祈りをしていれば余計な事は考えずに済むから・・・

・・・現実逃避って事?

みのり

ううんっ!現実は忘れて遥ちゃんと対話してるの!

私ならここにいるけど・・・

みのり

遥ちゃん!?!!?!?

絵名

ちょっと・・・いつの間に洗脳したの?

みのり

ううん、洗脳を解いてあげたの!

寧々

うん・・・桐谷さんの事をお祈りしなかった事が洗脳されてたんだよ。

どうやら・・・手遅れみたいだね。

草薙さん!目を覚まして!現実に立ち向かわないと!

草薙さんっ!草薙さん!!

寧々

や、やめて・・・邪魔しないで・・・

寧々

邪魔されたら・・・悪夢のような現実を思い出しちゃう・・・

みのり

雫ちゃんったら、お祈りの邪魔しちゃダメだよ!

みのり

大丈夫だよ!寧々ちゃん!

寧々

あ、全然怖くなくなった。

みのり

良かった〜!遥ちゃんのお陰だね!

こはね

ね、ねぇ・・・今何をしたの?

みのり

え?何をしたって?

みのり

あ、そうだ!遥ちゃんがいい案を出してるんだ〜!

え・・・?

みのり

遥ちゃんが言うには、外に出たいなんて欲を持つからダメなんだって!

みのり

だから、そんな欲とは決別して今の生活を大事に生きていこうよっ!

それってまさか・・・ずっとここで暮らそうって意味じゃないよね?

みのり

ううん、違うよ!

みのり

ただ暮らすだけじゃなくてもっとこの生活を良くするの!

みのり

この学園を、わたし達の楽園にするの!

一歌

え?

みのり

そしたら外に出たいって気持ちも無くなってコロシアイなんて起こらないよ?

愛莉

それは・・・本気で言ってるのかしら?

みのり

だって、ここには衣食住も揃ってるし友達もいるんだよ?

みのり

他に何を求めるの?そんなに欲張っちゃダメだよ?

絵名

な、なにそれ・・・!?

草薙さん!今の話聞いた!?そろそろ正気に戻ってよ!

寧々

・・・桐谷さんの忠告に違いないよ。

えっ!?

みのり

うん!遥ちゃんが言ったんだもん!仕方ないよ!

わ、私そんなこと言ってな─

みのり

それでね、わたしと寧々ちゃんで計画を考えたの!

みのり

ここでの生活を充実させる為の計画だよ!

・・・計画だと?

みのり

ズバリ、寧々ちゃんのマジカルショーが開催されるのです!

一歌

・・・え?

穂波

で、でも・・・こんな時にマジカルショーなんて・・・

みのり

遥ちゃんが言ってたんだよ?マジカルショーをした方がいいって!

言ってないけど?

寧々

ショーは明日の朝。朝のアナウンス後に体育館に来て。

みのり

じゃあわたしと寧々ちゃんは準備をするけど他の人にも手伝いは頼むと思うから・・・

みのり

その時はよろしくね!またね〜♪

寧々

ん・・・また。

く、草薙さん・・・どうしてあんな事に・・・

冬弥

だが、目的が動機ビデオじゃないなら大丈夫だろう。

その心配だけで大丈夫なのか・・・?

でも、ここに居ない人達はもう動機ビデオを見せあってるのかも・・・

瑞希とえむちゃんと朝比奈先輩で?

一歌

うーん、その可能性は低いんじゃないかな?

一歌

3人が集まった所でお互いの映像を持ち合ってる可能性は低いし・・・

なるほど・・・確かにそうだね。

やるじゃないか!流石だな!

穂波

じゃあとりあえずは様子見かな?えむちゃんと花里さんの事も含めて。

穂波

とりあえず朝食にしよっか。みんなの為に作って来たよ。

穂波

いない人の分は・・・後でわたしが届けに行くよ。

少し時は流れ・・・

一歌

暇だな・・・何しようかな。

ピンポーン

一歌

え?もうトレーニングに誘いに来たの?

一歌

トレーニングは夜じゃなかったっけ・・・?

ガチャ!

に、逃げろ・・・!

一歌

え!?何があったの!?

早くしないとあいつが来るぞ!!
早く逃げろ!!

一歌

あ、あいつ・・・?

・・・!?(廊下の奥の方を見ながら)

もう来たのか・・・!とにかく、お前も早く逃げろ!

一歌

え!?司さん!?

一歌

な、なに・・・?あいつって・・・?誰の事?

(ドアの隙間から顔を除く)

えむ

・・・・・・・・・・・・・・・

一歌

え?

一歌

あ、あれって・・・鳳さんだよね?

一歌

な、なんで・・・あんな事に・・・?

一歌

(((1つずつ部屋を回ってるみたい・・・このままだとこの部屋にも来そう・・・

一歌

よ、よく分からないけど・・・逃げた方が良さそう・・・

一歌

(((そ、そーっと・・・

一歌

(((今の・・・何?鳳さんは何を・・・?

まふゆ

星乃さんも鳳さんから逃げてきたの?

一歌

朝比奈先輩!

まふゆ

理由は分からないんだけど・・・鳳さんは私達を捕まえようとしてるみたいだね。

まふゆ

本気で飛び掛ってきたよ。

一歌

よ、よく逃げられたね・・・

まふゆ

それはそうと、ごめんね。

まふゆ

生きる理由がないって・・・言っちゃってさ。

一歌

え?いや、そんな事ないけど・・・

まふゆ

でも、勘違いされないように言っておくけど、私は自分の命を無駄に使うほど馬鹿じゃないよ。

まふゆ

私は・・・貴方が羨ましくて言っちゃっただけだから・・・

一歌

羨ましい?

まふゆ

私も、もう少し生きる事に執着が持てたら貴方達と一緒に頑張れ──

まふゆ

ん?

えむ

ねぇ、なんで逃げるの?

一歌

え?お、鳳・・・さん?

まふゆ

うーん、星乃さん、申し訳ないけど、また後でね。

えむ

これはみんなの為なんだよ?だから逃がさないよ?

ドンッ!!!!

一歌

私の意識が・・・無くなった。

一歌

衝撃を感じる暇もなく声を上げる暇もなく。

一歌

そして、その真っ暗闇の世界で私は思った。

一歌

これが・・・死なんだ・・・と。

一歌

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

???

大丈夫ー?死んじゃった?

一歌

・・・っ!?

瑞希

あ、起きたみたいだね〜。

一歌

・・・・・・・・・・・・・・・

一歌

え・・・?え・・・?

瑞希

あはは、ここはどこ?私は誰・・・ってやつ?

瑞希

もちろん、君は星乃一歌だよ。それで、ここは・・・

瑞希

・・・地獄かな。

一歌

じご・・・く・・・?

一歌

こ、ここは・・・

絵名

あ、気付いた?ここは超高校級のショーキャストの研究教室よ。

一歌

え?な、なんで・・・

一歌

あ、そっか・・・私鳳さんに襲われて・・・

こはね

ここに居るみんなそうだよ・・・えむちゃんに捕まってここに連れてこられたの・・・

みのり

気絶までさせられたのは一歌ちゃんだけだけど・・・

愛莉

それに関しては謝ってたわ・・・

愛莉

捕まえる時ブレーキが利かず突っ込んでしまって気を失わせてしまった・・・って。

一歌

っていうか・・・これって何?なんで鳳さんはあんな事を・・・?

瑞希さんの口車に乗せられたの。

瑞希

逃げても無駄だよ〜♪どうせまたえむちゃんに捕まるだけだしね!

一歌

これ・・・暁山さんのせいなの?

瑞希

あっはは!みんなえむちゃんの事が嫌で虫を使えば仲良くなれるって教えたら・・・

瑞希

泣きながら「え!?じゃあ虫をいっぱい用意するね!!!」って言ってさ・・・

瑞希

それで、全員強制参加の昆虫でなごもう会が開かれる事になったんだ〜

瑞希

あ、昆虫でなごもう会ってネーミングはえむちゃんだよ!昆虫でなごめるか!ってクレームはえむちゃんに言ってね〜

酷いわ、えむちゃんを騙したの?

瑞希

あっはは、おもしろ〜!

志歩

目的はなんなの?

瑞希

あー、ちょっと上映会をしようかなって。君達が持ってる例の映像を集めて・・・

瑞希

これだけの人数が集まれば動機の交換も成り立つしね!

瑞希

ついでに他のやつの映像も気になるしいっその事まとめて上映会しよっかなーって。

冬弥

そんな事をしてどうなるのかわかってるのか?

瑞希

んーと、みんなが動機を手に入れてコロシアイが起きやすくなるんでしょ?

瑞希

でもさ、ボクってゲームはHARDモードなんだよね!

瑞希

だからこのコロシアイも逃げるんじゃなくて乗り越えた上で勝ちたいんだ〜!

瑞希

その方がつまらなくないじゃん?

寧々

な、なにそれ・・・

瑞希

前にも言ったよね?ボクはみんなの為にみんなの協力を本気でぶっ壊すつもりだって。

瑞希

それに、やるからには嫌々じゃなくて積極的に楽しまないとね!

瑞希

きっと、今の状況に興奮するくらいのやつじゃないとこのデスゲームはクリア出来ないよ?

えむ

うん、これくらいかなーっ!

瑞希

全員まだ居ないけど?

えむ

うーん、穂波ちゃんと奏ちゃんは体育館の準備で忙しいんだって〜

瑞希

ん・・・?それで引き下がっちゃったの?

みのり

あ〜、カーテンの縫い合わせを依頼したんだ!奏ちゃんはずっと1人で仕事してて大変そうだから手伝うよって!

えむ

むー、流石に連れて来られないよ・・・

瑞希

ま、2人は仕方ないとして他の人は隠れてるの?

えむ

でもこれだけ揃ってたらいいよね!?じゃあ昆虫でなごもう会を始めるよ!

瑞希

ま、それもそうだね〜そろそろ本題に入ろっか!

こはね

えむちゃん!騙されちゃだめだよ!

こはね

私達を拉致する為だけに利用しただけなの!

えむ

ええっ!?そうなの!?!?

瑞希

ううん、昆虫でなごもう会の為だよ。ボクって虫大好きだし!

えむ

えっ!?そうなの!?

どうやら・・・何を言っても無駄みたいだね・・・

瑞希

じゃ、えむちゃんはみんなに虫さんの素晴らしさを教えてあげてよ!

瑞希

ボクはちょっと用事があって外出しちゃうけど絶対に途中退出させちゃダメだからね?

瑞希

途中退出するような虫さん嫌いなやつにはむしろ徹底的に虫さんの良さを教えてあげないとね!

えむ

うんっ!わかった!

一歌

外出って、もしかして暁山さんは──

瑞希

もちろん、君達の部屋に忍び込んで荷物を持ってくるんだよ。

瑞希

あっはは、ピッキングくらい余裕なんだよね〜。

愛莉

こ、こうなったらわたしの力で・・・!

瑞希

えーと、今はちょうど夜9時だね。夜時間までには戻ってこれるかな。

瑞希

ま、それまでは虫さんと仲良く遊んでてよ!

どうしよう・・・このままだとほんとに上映会になっちゃうよ?

愛莉

大丈夫、まだチャンスはあるわ。次に瑞希が戻ってきた時よ。

愛莉

そこでわたしが何とかするからそれまでは堪えてて!

一歌

た、堪えてって──

えむ

じゃあ、そろそろはじめよっか!楽しい楽しい昆虫でなごもう会だよー!

一歌

(((さっき、暁山さんが「ここは地獄だ」って言ったけど・・・

一歌

(((それは嘘じゃなかったみたい。

一歌

(((そもそもこんな短期間で孵化するような虫は生命力の強いものばっかりで・・・

一歌

(((それで、生命力の強い虫は・・・なんて言うか・・・それ対応の見た目の虫ばっかりだった・・・

一歌

(((逃げ道を封鎖された私達はひたすら教室中を逃げ回るしか無かった。

みのり

きゃあああああああ!!!

寧々

む、むり、無理いい!!!!!

絵名

まってゴキブリいるんだけど!!!!!!?!?

こはね

こ、来ないでぇぇぇぇ!!!!

キーンコーンカーンコーン

一歌

(((夜時間のアナウンスが鳴ってもお構い無しに・・・

一歌

(((昆虫でなごもう会は続いた。

瑞希はどうしたんだい!?夜時間までには帰ってくるんじゃないのかい!?!?

た、助け・・・

し、雫が・・・昆虫で生き埋めになってる!!!

む、無理!!!助けたいけど触れない!!!!

絵名

喋ると口の中に・・・もごもごもご・・・

愛莉

いやああああああっ!?!?くっつい・・・取って!!!誰か!

一歌

(((そして、私達の体力も尽きて意識が遠くなって来た頃にようやく・・・

一歌

(((暁山さんが戻ってきた。

瑞希

うわっ!?虫だらけ・・・酷っ・・・いや、素敵な事になってるね!

えむ

あ、瑞希ちゃん!瑞希ちゃんも一緒になごもうよ!

瑞希

うん、ボクもそうしたいんだけど、今日はこれくらいにした方がいいんじゃないかな・・・

瑞希

ほら、虫さんも疲れたみたいだし・・・

えむ

あ、そっか・・・そうだね!

瑞希

で、えむちゃんが片付けてる間にボクはちょっとやる事があるからさ。

瑞希

やっほー、みんな大丈夫?死にかけのネズミみたいな顔になってるよ?

冬弥

暁山が・・・遅いせいだろう・・・

寧々

夜時間までには戻るって言ったのに・・・

寧々

もう11時だよ?

瑞希

ごめんごめん、予想外のトラブルに遭っちゃってさー。

瑞希

でも、これ見てよ!

瑞希

大量のモノクマーズパッド!もちろんここにいない人達のも含めてね!

瑞希

これでみんな確実に自分の動機を見られると思うよ〜

みのり

うーん、余計なお世話なんだよねー・・・

瑞希

じゃあ夜も遅くなって眠くなってきちゃったしさっさと始めよっか!

えむ

・・・何を始めるの?

瑞希

あ、大丈夫だよ。この人達が暴れないように見張ってさえくれれば──

愛莉

そこまでよ!!これ以上あんたの好きにはさせないわ!

瑞希

ん?

愛莉

出来ればこの技は使いたくなかったけど・・・わたし自身の電力消費が激しいから・・・

愛莉

でもそうも言ってられないわ!わたしがここで瑞希を止めてみせるわよ!

一歌

桃井先輩・・・?何をするつもり?

愛莉

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

愛莉

(耳にあるパーツを回す)

光った?まさか自爆?

キュル・・・キュルキュルキュルキュル・・・

この音は何かしら・・・?

愛莉

ちょっと待って、今テープを巻き戻してるから。

絵名

テープ?

愛莉

よし、ここね!

ガチャッ!!

録音

これ・・・暁山さんのせいなの?

一歌

え?今の・・・私の声?

録音

あっはは!みんなえむちゃんの事が嫌で虫を使えば仲良くなれるって教えたら・・・

録音

泣きながら「え!?じゃあ虫をいっぱい用意するね!!!」って言ってさ・・・

一歌

もしかして・・・これって・・・

愛莉

どうよ!?これがわたしの録音機能よ!!

こはね

と言うか・・・今時テープなんだね。

愛莉

でもメタルテープよ!?

いや音質の問題じゃなくて!

愛莉

こ、細かい事は置いときましょう・・・それより効果はてきめんよ!

えむ

どういう事?みんな・・・あたしの事が嫌いで・・・虫さんを使えば仲良くなれるんじゃ・・・

瑞希

あー・・・つまらない事になったなー。

えむ

虫さんを使えば仲良くなれるって、嘘だったの?

瑞希

あはは、嘘な訳無いじゃん!ボクは虫さんが好きだからみんなとも仲良くなれるかなって!

えむ

そっか・・・嘘じゃないんだね?良かった・・・一緒に朝まで楽しもうっか・・・

えむ

虫さんとの触れ合いをねっ!!

瑞希

・・・え?

愛莉

今のうちに逃げるわよ!!

冬弥

その前にモノクマーズパッドは返してもらうからな。

瑞希

あららら・・・

教室から飛び出す

一歌

(((直後、背後の教室から聞こえて来たのは大量の羽音と暁山さんの悲鳴だった・・・

みのり

明日の朝は死体かも・・・

寧々

なんか・・・冗談で済まないかも。

それで・・・このモノクマーズパッドはどうしたらいいのかしら?

モノクマーズに配ってもらったらいいんじゃないかな?

モノダム

・・・・・・・・・・・・・・・

一歌

あ、君だけ?

モノダム

ミンナ寝チャッタカラ・・・オラガ配ルヨ。

モノダム

ココ二居ル・・・キサマラノ分モ部屋二戻シテオクカラネ。

一歌

行っちゃった・・・随分あっさりだね。

こはね

でも・・・あの子なら比較的信用できそうじゃない?

とりあえず夜時間もとっくに過ぎてるし私達も帰ろっか。

みのり

そうだねっ!明日はマジカルショーもあるからね!

寧々

リハーサルは出来なかったけど・・・多分いいショーになるはずだと思う・・・

みのり

ご来場、お待ちしております!

一歌

(((あ、そう言えば・・・今日は司さんとトレーニング出来なかったな。

一歌

(((ま、しょうがないか、明日の夜すればいっか。

一歌

(((別に・・・今日で会えなくなるって訳じゃないしね。

一歌

もう・・・12時に近い・・・

一歌

もう寝よう・・・

モノクマ劇場

モノクマ

奇跡よ、起きろっ!

モノクマ

・・・って祈ったりするよね?日常生活でもギャンブルでも仕事でもさ。

モノクマ

でも、奇跡なんて毎日起きてるんだよ?

モノクマ

例えば地球が生まれる確率ってどれくらいか知ってる?

モノクマ

25mプールにバラバラの時計の部品を投げ込み水の流れだけで勝手に組み上がる確率と同じなんだって。

モノクマ

まさに奇跡だよね!

モノクマ

そう、僕らがこうして地球に生きている事自体が奇跡なんだよ!

モノクマ

他にも毎日奇跡は起き続けている。人生は奇跡の連続の上に成り立ってるんだ。

モノクマ

それなのに起きた奇跡に関しては全て必然で片付けてしまうだけとはね。

モノクマ

まだ起きてない奇跡ばかりを望んでないでもっと起きた奇跡に感謝すればいいのに。

モノクマ

その方が奇跡を楽しめるはずだよ?

ニューダンガンロンパV3×プロセカ(第2章)

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