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しかし、潔世一はただの「受け」ではない。 鎖に繋がれ、自由を奪われてなお、その瞳の奥にある「火」は消えていなかった。

潔世一

(……まだだ。
まだ終わってねぇ。)

潔世一

(俺は、こんなところで
腐る器じゃない……)

潔世一

なぁ、カイザー。

潔世一

……お前、

潔世一

俺を閉じ込めて満足
してんのか?

ミヒャエル・カイザー

あ? 何が言いたい。

潔は自ら、鎖の鳴る足を引きずり、カイザーの胸ぐらを掴み返した。 至近距離で、食い殺さんばかりの鋭い視線をぶつける。

潔世一

お前は俺に『愛』を語ってる
つもりかもしれないけど、

潔世一

結局は俺が怖くて
逃げただけだろ?

潔世一

フィールドで俺に
喰われるのが怖くて、

潔世一

ここに閉じ込めたんだ。
……そうだろ、クソ野郎。

ミヒャエル・カイザー

…………っ!

潔世一

いいぜ。この鎖も、
この部屋も、

潔世一

全部お前の『敗北宣言』
として受け取ってやる。

潔世一

……でもな、覚悟しとけよ。

潔世一

俺はここからでも、

潔世一

お前の人生をめちゃくちゃに
食い尽くしてやるからな。

潔の不敵な笑みに、カイザーの余裕が初めて崩れる。 愛する対象からの、宣戦布告。

ミヒャエル・カイザー

……ハハッ、
これだからお前は……!

ミヒャエル・カイザー

あぁ、いい。

ミヒャエル・カイザー

やっぱりお前は、俺に飼われるだけの小鳥じゃない。

ミヒャエル・カイザー

俺を破滅させる
『悪魔』だ……。

ミヒャエル・カイザー

いいだろう、世一。
どちらが先に壊れるか、

ミヒャエル・カイザー

この閉ざされた楽園で、

じっくりと証明しようじゃないか。

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