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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

こんにちわ

主で〜す

私のアールの男の子バージョンです!

それでは

スタート

〇〇

ぼく、屋上で靴を

〇〇

脱ぎかけた時に

〇〇

ピンをつけた先客に

〇〇

思ってもないこと

〇〇

でも声をかけてしまった。

〇〇

「ねぇ、やめなよ」

〇〇

口をついて出ただけ。

〇〇

ホントはどうでもよかった。

〇〇

先を越されるのが、

〇〇

なんとなく癪だった。

〇〇

ピンをつけた子は、語る

〇〇

どっかで聞いたよなこと

〇〇

「運命の人だった。」

〇〇

「どうしても愛されたかった」

〇〇

ふざけんな!

〇〇

そんなことくらいで

〇〇

僕の先を越そうだなんて!

〇〇

欲しいものが手に入らないなんて

〇〇

奪われたことすらないくせに!

〇〇

「話したら楽になった」

〇〇

ってピンをつけた子は、消えてった。

〇〇

さぁ今日こそはと靴を脱ぎかけたらそこに

〇〇

背の低い男の子

〇〇

また声をかけてしまった。

〇〇

背の低い子は、語る。

〇〇

クラスでの孤独を

〇〇

「無視されて、奪われて、居場所がないんだ」

〇〇

って

〇〇

ふざけんな!

〇〇

そんなことくらいで

〇〇

僕の先を越そうだなんて!

〇〇

それでも、うちでは愛されて

〇〇

あたたかいごはんもあるんでしょ?

〇〇

「おなかがすいた」と泣いて

〇〇

背の低い子は、消えってた。

〇〇

そうやって、何人かに声をかけて

〇〇

追い返して

〇〇

ぼく自身の痛みは誰にも言えないまま

〇〇

初めて見つけたんだ。

〇〇

似たような悩みの子

〇〇

何人目かに会ったんだ

〇〇

黄色いカーディガンの子

〇〇

「うちに帰るたびに増え続ける痣を消し去ってしまうためここに来たの」

〇〇

と言った。

〇〇

口をついて出ただけ。

〇〇

ホントはどうでもよかった。

〇〇

思ってもいないこと

〇〇

でも、声をかけてしまった。

〇〇

「ねぇ、やめてよ」

〇〇

あぁ、どうしよう

〇〇

この子は止められない

〇〇

僕には止める資格が無い。

〇〇

それでも、ここからは消えてよ。

〇〇

君を見ていると苦しいんだ。

〇〇

「じゃあ今日はやめておくよ」

〇〇

って目を伏せたまま消えてった。

〇〇

今日こそは、誰もいない

〇〇

ぼくひとりだけ

〇〇

誰にも邪魔されない

〇〇

邪魔してはくれない。

〇〇

ピンはとって

〇〇

カーディガンは脱いで

〇〇

背の低いぼくは

〇〇

今から飛びます。

終わりです。

どうでしたか?

読んでくれてありがとうございます

それではバイバイ

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