コメント
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初コメ失礼します!もう一気見しちゃいました!めちゃおもしろいです!次回も楽しみにしてます!
宮くん優しい!!👏👏 最高じゃないですか!!😭😭 クッキーがその身を犠牲にして2人を繋いでくれたんですね!!クッキーはボロボロになっちゃったけど… 次回も楽しみに待ってます!!💕💕
あー、尊い、、次回のお話楽しみにしてます🫶🏻️︎❗
楠木秋巴
養護教諭
養護教諭
楠木秋巴
次に目を開いた時には、
外はすっかり夕日色に 染まっていた。
たぶん先生には仮病だって 気付かれているけど、
見逃してもらえたようだ。
私は先生にお礼を言い、 リュックを背負って校舎を出た。
宮治
楠木秋巴
と、校門を出たところで 後ろから足音と声が聞こえた。
振り向くとそこには すっかり見慣れた銀髪。
驚きと戸惑いで 思わず足を止めた。
楠木秋巴
宮治
楠木秋巴
私の顔を窺う宮くんに 目を逸らして俯く。
赤くなってるだろう目元に 気付かれたくなかったから。
宮治
宮治
楠木秋巴
楠木秋巴
そう返せば宮くんは 悲しそうに顔を歪める。
擁護したつもりだったけど、 何か言ってしまったかな。
楠木秋巴
宮治
楠木秋巴
少しの沈黙の末、半ば 逃げるように帰ろうとすると、
手首を掴まれた。
そして宮くんの手には 見覚えのある缶があった。
底が歪んでいてリボンも ぐちゃぐちゃになっている。
宮治
楠木秋巴
楠木秋巴
宮治
楠木秋巴
宮治
楠木秋巴
そんなことないとは 言えなかった。
だって作り直して 渡そうなんて。
もう宮くんとは 関わりたくないと思ってたから。
楠木秋巴
宮治
楠木秋巴
一向に引こうとしない 宮くんにそう返せば、
手首を掴む手がほどかれる。
かと思えば缶を 開け始めた。
楠木秋巴
そんな私の言葉も無視され、 パカッと缶が開かれる。
中にはほとんど砕けた 無惨なクッキー達が、
ぐちゃぐちゃになって 入っていた。