※UNDERTALEの二次創作です
※ケーキバース(独自の設定あり)です
※フリサンの腐です
※全て主の捏造と妄想です
※見る際は自己責任でお願いします
この世界には、ニンゲン・モンスターに 関わらず、「ケーキ」と呼ばれる者と 「フォーク」と呼ばれる者がいる。
「ケーキ」とは、先天的に生まれる 「美味しい」者のことである。
ごく稀に、後天性の者がいることがある。
「フォーク」にとっては極上のケーキの ような存在であり、「ケーキ」の血肉や 涙など、全てがその対象である。
このため、「ケーキ」である者は 反抗できない幼い時期に監禁、誘拐 されたりと半数が捕食されてしまう。
「フォーク」とは、「ケーキ」のみを 美味しいと感じる者のことである。
殆どが後天性であり、何らかの理由で 味覚を失っている。
「フォーク」である者は 「ケーキ」と出会ったときに、 本能的に『ケーキを食べたい』という 欲求を覚える。
しかし、世界を構成しているのは 「その他」の者であり、 「ケーキ」と「フォーク」は かなり少数である。
──近年の研究では、 「ケーキ」である者のDNAには 共通する遺伝子部分があることが 分かっている。
つまり「ケーキ」は遺伝によって生まれる ということである。
一方「フォーク」である者には 一般の者とも共通するDNAがあることが 分かっている。
「フォーク」になるきっかけは未だに 分かっていないが、これらの研究結果は 大きな発見とされている。
そして────
夜の街にネオンが煌々と光を放ち、 独特な色で周囲を埋め尽くしている。
冷たい夜風を背に、 人の間を抜けて駆け足で進む。
フリスク
その名を呼ぶと、光の中に立っている 1匹のモンスターが、くるりとこちらに 振り向いた。
サンズ
フリスク
直球に投げられた言葉がグサリと刺さり 素直に謝るが、それくらいは 許してくれたっていいだろうと 目線で訴えかける。
サンズ
サンズ
フリスク
外に出るのが面倒だという理由で 今までは家で過ごして来た…が、全く 運動もせずに引きこもっているのもどうか と思ったので、今日は外に来ている。
実際サンズに説明する際は長々と 説明するのも大変なので、ちょっと (というか肝心な理由部分を大幅に) 省いて説明した。
サンズ
フリスク
そう、今日はただ楽しむために ここに来ている。
たまには歩いて色んな店を回ってみるというのも悪くないと思う。
街を歩きはじめてからどのくらい時間が経っただろうか。
行き交う人々を横目に、辺りのざわめく空気に身を任せる。 …ふと、隣で呻き声がした。
サンズ
横を見ると、いつになく苦しそうに口元を抑えているフリスクがいた。
え、なん…急に… 何も…飲んでない、し… 変なものも…食べて……な………い……
サンズ
フリスク
嘘だ。絶対に大丈夫じゃないはずなのに… 俺は…なにも…出来ない……
背中をさすっているだけだった。 それしか出来なかった。
フリスク
フリスク
無理をした笑顔をするのはやめてくれ… もう…お前は苦しい思いなんて… しなくていい、のに…… して欲しくないのに………!
サンズ
くっそ、最悪だ…
まさかあんなところで…運悪くケーキに 会うなんて、思わなかった。
不注意だった。 もっと周到に、考えて行くべきだった。
今日はリビングのソファで、一人で寝る。
今日は一人で冷静にならなくちゃいけない。
サンズ
フリスク
サンズ
フリスク
サンズ
サンズ
フリスク
フリスク
サンズ
サンズ
サンズ
サンズ
サンズ
サンズ
サンズ
サンズ
フリスク
フリスク
フリスク
ガバッと飛び起きたところで、机の上に 一枚の紙が置いてあることに気がついた。
フリスク
不思議に思いながらも、 伏せられている紙をペラっとめくった。
フリスク
フリスク
なんだ、これは。どういうこと…? 誰から………
フリスク
全力で家中を探し回った。
いない。いない。いない。
フリスク
なんで急にいなくなるんだ…!
フリスク
フリスク
────そして、 昔に生まれているモンスターは、 DNAを受け継いでいないため、 これらになることは確実に無い。
コメント
1件
なんか... すごい... 良い...!(語彙力どこ行った?)