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あの日から、
学校に行くと、
いつも話しかけてくれた2人も、
ミラノと目を合わせることも
なくなった。
ミラノ
ミラノ
何も知らないクラスメイトからの視線が
ミラノにとって痛かった。
ミラノ
ミラノ
ミラノ
ミラノ
ミラノ
まだ学校が始まって2ヶ月。
あの頃は
『もう2ヶ月』と思っていたのが
『まだ2ヶ月』と思うように
なっていた。
ユア
ユア
カナン
ユア
カナン
ユア
ユア
2人の笑顔は、
ミラノが見た中で
いちばん楽しそうだった。
ミラノ
ミラノ
ミラノ
ミラノ
ミラノ
ミラノの瞳に輝きは無く、
いつの間にか乾いた笑い声が
口から漏れていた。
2人の視線に気づくことなく──。