200%

今日は体育祭当日

と言いたいところだが

もうお昼休憩を迎えている

午前中に私は確かに借人競走に出た

だが

横にいる角名はケラケラと笑っている

そうして私は校舎裏のベンチに横たわった

やっぱり期待するもんじゃないね

あれは少女漫画マジックだ

出してくれたのはいちごミルクだった

そういうと笑ってから蒼はその場を去った

私はまたそのままベンチに横になった

空に手をかざすと

私の手に大きい手が重なった

まぁよくわかんないけど

いいか

そう思い私はいちごミルクを交換した

そういうと

角名は私を覗いてきた

私がそういうと角名は深いため息をついた

行っちゃった...

角名いい匂する

香水かな

今度聞いてみよ

私もそろそろ行かないと

もらったいちごミルクを飲みきり

私はベンチから立ち上がった

校庭に帰ると

沢山の生徒がトラックを囲っていた

そしてリレーが始まった

そして4人目

女子から男子にバトンが渡る時

そしてバトンが渡り

一斉に赤団と青団は走り出した

人気な2人ってこともあり

生徒の声援は半端じゃなかった

お...角名速い意外と

常にやる気ないのに

あー...なんかあれやな

うん

思わず出た言葉に

横の翠は素早く反応した

私は顔が赤くなるのが自分でも分かり

そのままタオルを被った

結果は赤団の勝ち

みんなより先に

私は教室に着いていた

不甲斐ない

自分が

角名を一瞬でも

かっこいいと思ってしまった

スマホを取り出そうとしたタイミングで

角名が教室に現れた

何余計なことを！！！

え、まじか

こいつにバレるなら

夕飯に人参丸々出される方がマシ

そのタイミングで

クラスメイトがザーッと入ってきた

良かった...人入ってきて

なんか...教室も暑いやん

あ...そういえは

なんでアンカー走らなかったのか

聞くの忘れてた

自販機に行く手前で

治は侑に捕まり

そのままひとりで自販機に向かった

水を買って1口飲むと

横に人が立っていた

うん

やっぱり

近くで見るとさらにイケメン

これは凄いわ

傑作

思わず角名は笑った

弟はニヤッとして俺に言った

それだけ言い放ち

○○の弟はどっかに言った