鈴。
こんばんは!鈴。です!
鈴。
いつも読んでくださりありがとうございます!💕
鈴。
今回は、ご都合異能にかかってしまった芥川くんのお話です!
鈴。
すでに付き合ってる太芥です!
鈴。
それでは!どうぞー!
其れを聞いたのは、或る日のお昼過ぎだった。
探偵社にて────
太宰
は!?!?
太宰
芥川君が異能力にかかった…!?
太宰
芥川君は無事なんですか!?
乱歩
うん。命に別状はないし、怪我もしてないよ。人を傷つける異能…は、ある意味でそうかもしれないけれど…
乱歩
君の恋人は無事だよ。安心しろ、太宰。今は別室にいるだろう
太宰
善かった……。有難う御座います、乱歩さん
太宰
それで、何の異能にかかったんですか?
乱歩
嗚呼、其れはね、
乱歩
「云おうとしたことと反対のことが口から発せられる異能」だよ
太宰
はあ………?何が目的でそんな…
乱歩
さあ?大方、意志疎通が困難になればポートマフィアも困ると思ったんじゃない?其の異能力をかけたのはポートマフィアに敵対している組織の一人だったからね
太宰
まあ、ちゃっちゃと無効化してきます
ガチャッ
太宰
芥川君
芥川
太宰さん…
太宰
嗚呼、本当に何処も怪我をしていなさそうだね、善かった
芥川
あ…、っ(パシッ
芥川
(サラサラ
芥川君が書いたのは、“迷惑をお掛けしてすみませぬ”という一文。
太宰
迷惑なんて掛けていないのに…。私は只、心配しているだけだよ芥川君
そう云い乍ら、私は芥川君の肩に手を置いた。
然し、光が包み込むこともなければ、異能力が無効化される気配もない。
太宰
……此れは、厄介だなあ…
太宰
…一寸、待ってて呉れるかい?
芥川
(コクリ
それから私は乱歩さんに異能力無効化が効かないことを話し、異能力の効果が何時まで続くかを尋ねた。
乱歩さんが云うには、此の異能力の効果は今日の夕方までしか続かないらしい。 未だ異能力が未熟なのだそうだ。
太宰
……だ、そうだよ
芥川
……
芥川君は困ったような、それでいて何処か嬉しそうな顔をしていた。
芥川
太宰さん、
太宰
ん?何かな?
芥川
太宰さん、嫌いです
恋人の口から「嫌いです」という言葉が出てきて一瞬驚いたが、そういえば逆になっていたんだったな、と思い出す。
芥川君は少し頬を染め乍ら、「嫌いです」と繰り返している。
太宰
(嗚呼、そうか、)
太宰
(普段は恥ずかしがって云えないけど、今は「好き」と聞こえないからあまり恥ずかしくないのか…)
────なんていじらしくて、可愛いのだろう。
それから暫くの間、ことあるごと──例えば、隣に座った時や、抱擁をした時等──に「嫌いです」と云うのが続いた。
そして、其の時は唐突に訪れた。
芥川
太宰さん、嫌いです
太宰
うふふ、はいはい
芥川
太宰さん、
太宰
なあに~
芥川
太宰さん、好きです、、へ?
太宰
…………あれ、戻っ……た?
芥川
は、~~~っっ////
芥川
忘れてください………//
太宰
ね、もう一回云ってよ芥川君
芥川
っ、いや、です//
太宰
……あくたがわくん、
太宰
ねえ、いいでしょう?
芥川
………其れは命令ですか?
太宰
ふふ、真逆。只のお願いだよ
芥川
……っ、好きです、太宰さん。大好きです
太宰
────────っ!!!
太宰
私も、っ!私も大好きだよ、芥川君!!
鈴。
最後まで読んでいただき、ありがとうございましたー!!!✨
鈴。
すっごいご都合異能ですね!!!!でも話すときめちゃくちゃめんどそう…笑
鈴。
私が言いたいのは一つ!!芥川君受け増えてくれーーっ!
鈴。
それでは、また次のお話でお会いしましょう!さようなら~!👋