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せめて

せめて一言でも伝えられていたら_

ん…、パチッ

俺の目の前には

信じられない空間が広がっていた

広い教室にみんなの机

そして極めつけには

卒業式

と大きく書かれた黒板

…は?

…な、んで

俺はさっきまで部屋で寝てたはずなのに

失恋して泣いてたはず、なのに

なのになんで…、!?

『せめて一言でも伝えていれば…ボソッ』

…あれ、か、?

いや…もういいや

考えるのを辞めよう

…何してんの?赤

卒業式に1人でぼっち?

…桃、く、?

懐かしい桃くんの声

昔の桃くんの優しい声

…え、どしたよ

あ、俺に会いたかったとか?ww

あ、はは…っ、そんなわけ…、w

変わらない桃くんに少し安心した

あ、じゃ俺呼ばれてるから、!

じゃあな、赤!

…ぁ…っ、

俺の馬鹿

ここで桃くんが行っちゃったら意味ないじゃん

でも

…やっぱり…無理だよ、っポロポロ

俺は昔も今も弱虫で

好きな人に告白もできない臆病者

もう、嫌になる

忘れ、物…、って

赤…っ、?なんで泣いて、!?

桃く、っ

これは、夢なんだろうな

だってこの時、桃くんは戻ってこなかったもん

これは、都合のいい夢なんだ

…なら

…好き…っ、好きなの

どこにも行かないで…っ、ポロポロ

…っぇ、?

…、っ!

動揺、してる

困ってる…んだ、

…っごめ、

っ待て、よっ、!

っ、//

さすが桃くん

俺の体なんてすぐに持ち上げて壁においやる

ずるい

…逃げんなよ、

ずるい

なのに

逃げられるわけ、ないじゃん…っポロポロ

嫌いになれない

…俺、今は恋愛とかしないって決めてんだよ

…っじゃ、ぁ

だからさ

待ってろよ、ずっと

絶対、迎えに行くから

もう、本当にこの人は

…もう待つな、なんて言われても聞かないからね…っ、

どうしようもなくずるくて

…っ当たり前だろ

どうしようもなくかっこいい人

次回、終わります(はやい)

もしも時が戻るなら­­、

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