・類司 ・多少のキャラ崩壊あり ・神代がやべぇ
ついに完結です
上記3点大丈夫な方どうぞ
天馬司
ハァ……ハァ………
(司が首輪を引っ張る)
天馬司
(中々に硬いな…さすが類だ……)
天馬司
(手が痛い……でも、もう少しで…)
バキッ (司の爪が割れる)
天馬司
痛っ!!
天馬司
(でも…今しか……)
ベリッ (首輪の一部分が剥がれる)
天馬司
!
天馬司
(ただ接着剤で固めただけみたいだ…)
天馬司
(よし……)
(司が首輪を引っ張る)
天馬司
(血が滲んできている…痛い…)
天馬司
(でも…ここさえ剥がれたら……!)
ベリッ (首輪が剥がれる)
天馬司
(よし!)
天馬司
(あとはベルトみたいに外せば……)
(司が首輪を外す)
カチャン (首輪が外れて落ちる)
天馬司
!
天馬司
(よし!逃げられる!)
(司が立ち上がる)
天馬司
(他にはどこもつながっていない)
天馬司
(やっと…やっと……)
(司がドアへ向かって歩く)
ドンッ (何かとぶつかる)
天馬司
へ……
神山高校
神代類
(司くん、何してるかなぁ…)
(類がスマホをひらく)
神代類
(寂しがってないかなあ…辛そうだったら早く帰ってあげなきゃ)
神代類
(この前助けを呼ばれたとき、結構危なかったからね。司くんの耳に小型カメラを埋め込んでおいたんだ)
神代類
(様子も確認できるし埋め込んでよかったよ)
神代類
(そういえば今日、手をほどいてあげたな…)
神代類
(フフ、あんなことやこんなこと、しちゃってるのかなぁ…)
(類が監視カメラの映像を確認する)
神代類
!!
神代類
(首輪を引っ張ってる?)
神代類
(逃げようとしてるのか…)
神代類
(いい子になったと思ったんだけれどねぇ)
神代類
(逃がさないよ)
(類が席を立つ)
先生
神代?どうかしたのか?
神代類
帰ります
先生
は……神代?
(類が教室を出る)
先生
神代ー?……はぁ
ドンッ (何かとぶつかる)
天馬司
へ……
神代類
司くん?
天馬司
ち、違うんだ……そ、その
神代類
分かってるよ。逃げようとしたんでしょ?
神代類
無駄だよ
天馬司
……
神代類
耳、気付かなかったの?
(司が耳を触る)
天馬司
え……
神代類
小型カメラ。この前埋め込んだんだ
神代類
それで全部見えてたよ
神代類
手も血まみれだね。無理やり剥がしてたもんね
神代類
僕はずっと君といたい
神代類
独り占めしたいんだ
神代類
なのになんで
神代類
なんで逃げようとしたの
神代類
ずっとそばにいるって言ったよね
神代類
なんで、なんで…
神代類
もう、許さない
天馬司
…っ!
神代類
別に司くんが嫌いになったわけじゃないんだ
神代類
今までもこれからもずっと大好き、愛してるよ
神代類
そして、これからもずっと僕だけのものだ
神代類
なのに、逃げちゃったら僕だけのものにならなくなる
神代類
だから……
神代類
もう、コレはいらないよね
神代類
逃げようとした足
神代類
逃げようとした手もいらないね
天馬司
…なっ……何する気だ…!
神代類
いらないものを捨てるだけだよ
(類が包丁とのこぎりを持ってくる)
天馬司
ひっ……
スーッ (類が司の太ももに包丁を滑らせる)
天馬司
いっ……
天馬司
やめ、やめて……
神代類
逃げようとしなきゃ、手も足も必要だから切り落としたりしないのに
神代類
司くんが悪いんだよ
天馬司
ひっ……や、や……
ザクッ
天馬司
いやだあああ!!!
神代類
司くん、僕のこと好き?
天馬司
うん
神代類
大好き?
天馬司
うん
神代類
愛してる?
天馬司
うん
神代類
僕が1番?
天馬司
うん
神代類
フフッ、ずーっと一緒だよ
天馬司
…うん