テラーノベル
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空は青く澄み、雲は揺れている。
8月の上旬。暑さが君を忘れさせてくれたら良いのに。
すち
すち
すち
すち
朝起きても、君は隣にいない。
すち
すち
すち
みこと
みこと
すち
みこと
みこと
すち
みこと
すち
すち
みこと
すち
すち
最近は、何も食べていない。
みこと
すち
すち
みこと
君がいるだけでご飯が美味しい。
音楽を聴きながら歩く道。
君がいたら、音楽なんて要らなかった。
音楽だって、気持ちを騙す為のもの。
君がいれば、この道だって楽しく通ることが出来たのに。
あの時俺が、歩道側を歩いていれば。
みこと
すち
みこと
すち
みこと
すち
キキーッ
すち
ドーンッ!
みこと
すち
みこと
すち
すち
すち
すち
すち
すち
思い出してしまった。
思い出したくもないのに。
すち
すち
音量を上げすぎて耳が痛い。
まぁでも…、この位の痛みがちょうどいい。
病院なんていつぶりだろうか。
すち
看護師
看護師
すち
コンコンッ
看護師
すち
看護師
すち
すち
嗚呼、こんなに傷付いてしまって
可哀想に…。
すち
すち
すち
すち
すち
すち
すち
すち
すち
みことちゃんが植物状態になってから、初めて涙を流した。
やっと、受け入れられたのだろう。
すち
すち
すち
すち
すち
すち
すち
すち
すち
すち
すち
すち
空は赤く染まり始め、涼しくなってきた時間帯。
みこちゃんは、俺がいる間結局起きなかった。
すち
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涙腺崩壊案件