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その大好きな君の声が
毎日聞けるのが当たり前だと思ってた
くだらない会話も
友達には言えない相談も
時には『好き』って言葉も
寝返りの音とか
寝言も
私だけのモノだと思った
私だけを好きだって
こんなに話した人は私が初めてだって
君がそう言ってくれたから
全部私だけへの気持ちで
君も私と一緒で
お互いが居なきゃダメだって思ってた
こんな恋愛が不器用な私に
「お前だけが好きだよ」って言って
自分に自信が持てない私に
「お前は可愛いよ」って
「離れないよ」って
「お前の声がいちばん安心する」
「ずっとお前のこと考えてた」
全部全部
その一言一言が初めてで
少しくすぐったくて
それ以上に嬉しかった
でも、好きって認めたら
絶対辛くなる
それは分かってた
分かってたのに
どんどん
どんどん
早く来ないかなって
いつ会えるのかなって
でもその気持ちは
「好き」なんかじゃないって
自分に何度も言い聞かせた
親に言われた
「会ったこともない人なんて、どんな人か分からないでしょ」
「会うのなんて危ない」
あの人の事を何も知らないくせに
危なくなんてないのに
何も分かってない
お互いに好きなんだから会いたいの
会って強く強く抱きしめて欲しい
こんなに好きで
話すだけで幸せなの
なのに
それが逆に辛くなっていった
「付き合っちゃえば?」
友達に言われて初めて気づいた
「付き合って」なんて
言われたこと無かった
それがずっと突っかかって
君の「大好き」を疑っちゃって
それでもやっぱり
好きなんだなあって
ほらまた今日も
君から電話をかけてくれる
そしてまた
うれしくて
つらくなって
あいたくなる
通話
02:06:08
応答なし
応答なし
通話
00:17