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刺さりました
今回も最高です! 続き楽しみに待ってます! 管理人さんの作品全部好きです!
少しノックを躊躇して立ち止まっていた
するとドアは開いた
綾斗(アヤト)
五条
綾斗(アヤト)
そう言い あの人は 奥へ消えていってしまった
綾斗(アヤト)
五条
綾斗(アヤト)
綾斗(アヤト)
亮くん 君は放課後 残ってね
亮(リョウ)
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ねぇ私とお付き合いしましょう
女教師は小さい子供が抵抗できない ほどの力で亮を掴んでいた
その頃の亮は容姿も恵まれていて お金にも困らない大金持ちの当主だった
父親が早くに死んで亮は一気に 大金持ちになったんだ
それを狙う輩は沢山いた。 媚びを売る奴や子供のうちに 丸め込もうとする奴
だから当然 護衛だってついてる
その女教師は直ぐに捕まって 警察に引き渡されたよ
でも その時の亮は怖がりもせず 泣く訳でもなく何も言わなかった
顔色一つ変えずに女教師をジッと 眺めていた
そして何より父親を亡くした 母親の執着が強かった
ついには体の関係を持とうと せがんだ
その時でさえ亮は顔色一つ変えずに その母親に対して笑顔だった
綾斗(アヤト)
その話を聞いていて言葉を失った
綾斗(アヤト)
綾斗(アヤト)
綾斗(アヤト)
俺は心当たりがあった 数え切れないほどの薬を この前 見たから
綾斗(アヤト)
「知らないのも当然か」 とでも言いたげな顔をされた
綾斗(アヤト)
綾斗(アヤト)
綾斗(アヤト)
体の震えが止まらない 硝子が いつも夜には一緒にいる理由も 俺が寝るとき必ず あの人が寝る素振りも 見せなかった理由が これで全て明らかに なったから
五条
五条
こんな話は この子には 重すぎたのかも しれない
彼奴が偽りの姿だと知っても その偽りの姿の裏には こんな事実が 隠されていたのだから
綾斗(アヤト)
綾斗(アヤト)
彼奴の目が俺達をちゃんと 見つめていない理由も
綾斗(アヤト)
綾斗(アヤト)
綾斗(アヤト)
その子の手は震えていて息をするのも 苦しそうだった
綾斗(アヤト)
綾斗(アヤト)
五条
下を向いていた後輩くんは口を開いた
五条
綾斗(アヤト)
離れないよ
後輩くんは意味が分からなそうな 顔をした
それも そうだろう 忠告した本人は離れないのだから
綾斗(アヤト)
綾斗(アヤト)
綾斗(アヤト)
それが俺の彼奴に対する愛「依存」だ