ジェイド・リーチ
フロイド。
ジェイド・リーチ
少し宜しいでしょうか。
何時に無く真剣な声色でフロイドに話し掛けるジェイド
フロイド・リーチ
うん。いいよぉ。どーしたの?
ジェイド・リーチ
…もし。僕が
ジェイド・リーチ
兄弟であるフロイドに恋愛感情を抱いていると言ったら。
どうしますか?
どうしますか?
フロイド・リーチ
…どーするも何も…うれしーよ?俺は。
明るくふわりとした声色でそう返答するフロイド
ジェイド・リーチ
…今から部屋へ行きます
フロイド・リーチ
んぇ?
フロイドからの了承の言も聞かず電話を切る。
ジェイド・リーチ
フロイド
息切れをし、フロイドに近寄る。
フロイド・リーチ
ほんとにきたんだぁ。
にへらっとフロイドが笑うとジェイドはフロイドを抱き締めた。
力一杯。抱き締めた
フロイド・リーチ
じぇ、ジェイド…っ?
ジェイド・リーチ
…フロイド。海へ行きましょう。
フロイド・リーチ
へ!?
フロイド・リーチ
わ、こんなとこあったんだぁ。
フロイド・リーチ
綺麗…
目を輝かせながら海を見詰めるフロイドは 宛ら恋する人魚の様に素敵で。
ジェイド・リーチ
…フロイドは愛らしいですね。
本音を零した後
フロイド・リーチ
……っは、ぇ、ジェイド…?
頬を赤らめ酷く照れ臭そうにするフロイドを見た時。
ジェイドは何ももう抑えられなかった。
ジェイド・リーチ
フロイド…っ
そのまま食むように、溶け入るようにキスを交わした後
そのまま海へ溶け込んだ__。