残酷の殺し屋

いや…な訳ないよな…？

じゃあ、死んだのは誰だったんだよって話だよ

俺は、ボスに口を押さえられた

初めて、緊張した

じゃあ、あの記憶はなんだったんだ？

じゃあ、うり…あいつは絶対俺に敬語なんか使わない…

じゃあ、あいつは誰なんだ…

俺は誰に従ってんだ…

考えるだけで、心が痛くなった

これも、初めての体験だ

冷や汗がとまらない

口を押さえながら言う

俺は昔から、嫌な思い出を思い出すと

吐き気がする体質だった

シヴァさんがそんなんになるってことは

相当なことが起きたんやろな…

そこには、紛れもない

うりがいた

シ………！

ヴァ…さ…

あそこにいたのは誰なのか…

きっと、これは本人にしかわからないだろうな…

いや…深く考えるのはやめよ。

気晴らしにカフェでも行くか

うり…

あいつは、俺の親友だった

小学生の頃から会って

高校までも一緒だった

一緒に過ごしてきたうりは

家に帰ってる途中に通り魔にあって病院で息を引き取ったはず…

なのに…

なんで、生きてるんだ…？

あいつは、嫌なことがあるとよく手をいじり…

恥ずかしい時は、鼻を触る癖がある…

緊張してる時は、よくズボンを触り…

機嫌が悪い時は、よく目を左右に動かす癖…

それがわかるぐらい、仲が良く一緒にいた

あいつは、絶対後輩や同学年のやつにはタメ語ではなし…

先輩には、「ーーーすね」「ーーーす」をつけることが多い

頭が痛くなってきた

今日は、久々にあいつの墓参りでも行ってやるか…

ｻﾞｸｯ…ｻﾞｸｯ

ここきてから、シヴァさんの表情が明るくなった気がする

親友ってことは結構長くおったんやろな…

なんでやろ…病気かなんかか？

……………………………………………………………………………………………

俺はーーーーーーー………

これからも元気で＿。

兄貴の言うことは信じるな たっつん＿。

確かに聞こえた。

兄貴の言うこと…？

信じるな…

兄貴って誰なんやろ…

付き合って欲しい