世話焼き人狼と狂赤ずきん
人狼による連続殺人事件に怯える村。
すべての罪は、“人狼”である一人の男に着せられていた。
だが——彼は人を殺していない。
冤罪のまま追われる彼の前に現れたのは、
赤いフードを被った無邪気な少女——“赤ずきん”。
明るく笑い、無邪気に話すその少女は、
実は自らの家族を含む30人を手にかけた、真の殺人者だった。
「気にしない気にしない!」
そう笑う彼女に、恐怖も罪悪感もない。
怪物として恐れられる“人狼”と、
人の心を持たない“赤ずきん”。
本当の怪物はどちらなのか。
追う者と追われる者、
守る者と壊す者。
歪んだ関係の中で、二人の運命が交錯する——。
これは、
怪物と呼ばれた者と、怪物だった少女の物語。