完結
ホラー・ミステリー
97,084
誘拐犯からの差し入れ
1話から読む「助けて 誘拐されたみたい」
目覚めると、優子は知らない部屋に監禁されていた。
すぐ外からは犯人と思わしき人間の気配がするが、言葉は無く、何をされるか分からない恐怖が優子を襲う。
かろうじて連絡が取れた友人の彩と共に、警察が助けに来るまでの間、優子はなんとかして脱出できないか部屋を調べ始める。
その時だった。
──犯人が、何か置いてった。
ドアの小窓から入れられたのは、誘拐犯からの差し入れだった。
そして、この差し入れが優子の運命を大きく左右する──