ホラー・ミステリー
70
語り手は薄闇に座す
1話から読むあなたは、偶然見つけた一軒の小さな店に足を止める。
看板もなく、明かりも弱い。
…けれど、なぜか気になって仕方がなかった。
あなたは好奇心に負け、扉を開けたその先には――
天井まで積み上げられた本、本、本。
ジャンルも時代もバラバラで、まるで“誰かの記憶の倉庫”みたいだった。
そして奥には、ひとりの男性がいた。
こちらに気づくと、まるであなたの来店を“知っていた”かのように彼は微笑んだ。
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ホラー・ミステリー
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