死に損ないのハッピーエンド
「いらっしゃい 死に場所ば間違えた かわいそうな迷い子さん」
そこは この世とあの世の狭間にある 444番地の奇妙なお店。 店主は 不吉な数字ば背負った14歳の少女。 彼女は 訪れる客の「脳みその記憶」ば材料にして オーダーメイドの来世ば検索してあげるんですわ。
復讐ば誓った被害者も 罪から逃げたい加害者も。 店主の少女にとっては ただの「商品」にすぎん。
あんたの地獄のような記憶 いくらで買い取ってあげようかしら? その代わり 手渡される新しい人生が ハッピーエンドか絶望かは……検索結果次第。
「さあ あんたにぴったりの人生ば 査定してあげますわ」