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1945年のさようなら
1話から読むGHQの統治下に置かれた大日本帝国。
彼は敵国であるアメリカから、「軍が再び反乱を起こさないように」という名目のもと、意思も感情も外に出ない“植物状態”に置かれる。
言葉を投げかけても、命令を与えてもかつて世界を揺らしたその存在はもう何も返さない。
怒りも、誇りも、後悔すらも沈黙したまま。
それでもアメリカは、彼の前に立つことをやめなかった。
報告のため。監視のため。
あるいは、理由を言葉にできないまま_
変わらない時間の中で、アメリカは今日も「大日本帝国」に話しかける。
これは、終わったはずの国と、終わらせきれなかった者の、1945年のさようなら






