SPRUNKI ―カゼニキエナイデ―
⚠この小説は二次創作です。Incredibox公式様、制作者のNyankobfLol氏とは一切関係ありません。
虹色に輝く素敵な瞬間だから
風に吹かれている君を見ていたい―――L'Arc~en ~Ciel「風にきえないで」
かつて一世を風靡した知育ゲーム「スプランキー」は、開発陣の間で立て続けに起こった不幸により、いつしか記憶の闇に沈み、“ロストメディア”と化していた。
しかし近年、ネットの片隅で「残酷版スプランキー」と呼ばれる謎の改造ゲームが話題になっていた。
瞬く間にそれは原作を知らぬ子供たちの間でも広がり、今では海賊版まがいのグッズが雑貨屋の棚に並ぶ光景すらも見られた。
だが、この改造ゲームにはただの悪意では片づけられない“何か”が潜んでいた。
「これは事件を解き明かす手がかりなのでは?」――ロストメディアファンダムの一部では、そう囁かれ始めていた。
かつての「スプランキー」の開発に携わり、今なおその魂を信じる女性・ディアナは、勇気を振り絞り“残酷版”に向き合い、事件の告発動画を投稿する。
そして、残酷版スプランキーの謎を追っていたロストメディアオタクのアクリア・サリヴァンは、そんな彼女と対面し…